JAL国際線機内食に選ばれた宮崎空港発カレー!!


宮崎和牛カレー

家族に会うために、ほぼ月1ペースで飛行機に乗っているDiceです。

今月も、台風21号の行方を気にしながら宮崎ブーゲンビリア空港にやってきて、とりあえず夕食を済まそうと、3階のレストラン街に上がりました。
「宮崎空港ではガンジスカレーを食すべし!」という記事もある私としては、最近はガンジスカレーを使った「黒豚カツカレー」一択なのですが、さすがに毎月同じものというのも芸がないので、たまには別のものも食べてみようと、店先を見て回ったのでした。

「夢かぐら」前の看板

「おもてなし 夢かぐら」の前には、「3連続宮崎牛日本一」と大書された看板が出ていて、「宮崎牛三味重」(税込み1,280円)とあります。
9月に行われた第11回全国和牛能力共進会宮城大会において、肉牛の部で最高位の内閣総理大臣賞を受賞してV3を達成した宮崎牛、かなりそそられます。

COSMOS前の看板

「レストラン コスモス」の前には、「空飛ぶ! 宮崎和牛カレー」の看板が出てます。
ほうほう、こちらも牛ですか。A5~A4ランク限定の宮崎牛とは流石に行きませんが、宮崎県産の黒毛和牛を使ったカレーですね。
よくよく看板を見てみると、JALの国際線の機内食にガンジスカレー「宮崎和牛カレー」が採用されたとのこと。

「レストラン コスモス」入口

ガンジスカレーと言えば、1962(昭和37)年に宮崎空港にターミナルビルが誕生したのと同時に空港のカレーとして生まれ、以来55年間も愛され続けて来た、宮崎空港オリジナルのカレーなのです。

宮崎牛三昧に未練は残りますが、今回はこれ行ってみましょう。
ピンクのネオンサインに誘われるように「レストラン コスモス」の入口に進むと、スタッフが空いている席に案内してくれます。

 

これが「宮崎和牛カレー」だ!!

宮崎和牛カレー

案内されたテーブルに着いて、ひととおりメニューを確認した上で、内心のどきどきを押し殺しながら、冷静を装って、おもむろに「宮崎和牛カレー」(790円)をオーダーしました。
いつもの「黒豚カツカレー」だとしばらく待たされるのですが、カツが無い分さすがに早くて、すぐに運ばれてきました。
心の準備ができていなかったので、ちょっと焦りましたが、流石にカレーメニュー、時間の余裕が無い時に頼むには最善の選択かもしれません。

白いご飯の大陸の前に広がる焦げ茶色のカレーの海。大陸の前に浮かぶ2つの茶色の島は、宮崎牛の塊でしょうか。
馥郁たるカレーの香りが鼻腔をくすぐります。

カレーアップ

右手に持ったスプーンで、手前からカレーを掬って口に入れると、まずは優しい甘みが感じられます。
この甘みは、丁寧に炒められた玉ネギから来るものでしょうか。全体をまとめるミルキーさも感じられます。

甘さに続いて、ブイヨンを中心とした濃厚な旨味とこくがそれを覆い、フィニッシュにピリッとしたスパイシーさが追いかけてきます。
辛味はマイルドで、子どもからお年寄りまで、幅広い世代に受け入れられる味です。
辛いもの好きには物足りない辛さかもしれませんが、この濃厚な旨味はそんな刺激を凌駕して、脳内に響いてきます。

香りは、クミンやクローブ、カルダモン、ナツメグなど、様々なスパイスが複雑にブレンドされた、定番のカレーの香り。
何かが突出している訳ではなく、バランスが取れて安心のできる香りに包まれて、スプーンが進んで行きます。

付け合わせ

付け合わせに、福神漬けとらっきょうの酢漬けが添えられますので、これで食感と味を変えながら、食べ進めて行きます。

満を持して牛肉の塊を口に入れると、歯で噛まずとも口蓋と舌だけで押し潰せるほどにトロトロに煮込まれた黒毛和牛がホロリと崩れ、脂の甘みと旨味が更に加わって、思わず笑みがこぼれそうになってしまいます。
たった2切れだけではなくて、もっと欲しい~!

 

2階でレトルト売ってます

2階のお土産売り場

食事終わって2階の土産物売り場に降りると、「レストラン コスモス」にあったのと同じポスターの下に、ガンジスカレーが山積みになって販売されていました。
宮崎空港の定番商品なので、いつも置いてはあるのですが、いつもより目立つ場所に変わっていて、数も増えたみたいです。

この場所とは別に、2階にもう一ヶ所、ガンジスカレーの棚が設けられていたので、やっぱり力入ってますね。

ガンジスカレー3種

ガンジスカレーのラインナップは3種類、上の写真の一番左が、挽き肉とピーナツバターのこくがやみつきになる定番の「ガンジスカレー」
その右隣が、今回の「宮崎和牛カレー」
そして右端が、「宮崎黒豚カレー」
いずれも1箱200g入りで550円です。

宮崎和牛カレーのパッケージ

「宮崎和牛カレー」のパッケージがこちら。

日本航空(JAL)の公募に対して全国から応募のあった16点のカレーを銘柄を隠してテストした結果、トップで採用されたのがこのカレーで、2017(平成29)年9月から1年間、国際線ファーストクラス及びビジネスクラスのアラカルトメニューとして機内で供されるたのだそうです。
いや~、そう聞いたら、実際に搭乗して食べてみたいですね。チャンスあるかな!?

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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