2024年も宮崎ブーゲンビリア空港に大根やぐらが建ったよ!


オアシス広場の大根やぐら

皆様、こんにちは。宮崎市にある実家のサポートのために、ときどき宮崎に戻っているDiceです。

3ヶ月ぶりに宮崎ブーゲンビリア空港に降り立ったら、空港ビル中央にあるオアシス広場に、漬け物用の大根を干す大根やぐらが設置されていました。

最初に設置されたのが、私が宮崎に単身赴任していた2019年1月で、その時も記事にしています。

それ以降、毎年1月になると、オアシス広場に大根やぐらが設置されるのが恒例になっており、2021(令和3)年2月には、晴れて宮崎県田野・清武地域の『宮崎の太陽と風が育む「干し野菜」と露地畑作の高度利用システム』が日本農業遺産に指定されたのでした。

目次

幅約10m×高さ約6mの実物大のやぐら

幅約10m×高さ約6m

今回設置されたやぐらは、田野・清武地域日本農業遺産推進協議会が主催する「田野・清武 冬の風物詩 大根やぐら展」の一環として、竹を使って組まれており、幅が約10m、高さ約6mと、高さはほぼ実物大。
長さの方は、実物は20m~150mほどありますが、これがずらりと横に伸びる形なのでイメージしやすいと思います。

大根が掛けられる桟も、7段設置されています。

本物の干し大根にも触れられます

本物の干し大根

7段のうち、上段には小さくて軽いレプリカの大根が掛けられていますが、下2段には本物の干し大根が掛けられています。
掛けられているのは、出荷できるくらいにほとんど干し上がっているものです。

この大根、スーパーの青果コーナーや八百屋の店先でみかける青首大根とは違い、首のところが白くて細くなっている白首大根の一種で、長さも長い、漬け物用に改良された「日向理想」という品種です。

宮崎県内では、この時期に大根やぐらを遠目にみかけることはあるのですが、実際の干し大根に触れる機会はなかなかないので、こういう場で実物に触れられるのは良いことだと思います。

物産展も同時開催

物産展も同時開催

オアシス広場の会場では、田野・清武エリアを中心とした企業が出店する物産展が行われており、干し大根を使った漬物やお茶、お菓子、せとかジュースなどが販売されています。

大根やぐらで天日干しされた大根には、GABA(γ-アミノ酪酸)が多く含まれていることがわかっています。
GABAは、人間の脳内にも存在し、緊張やストレスなどを和らげて脳の興奮を鎮める働きがあると言われており、睡眠の質を高めたり、血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。

宮崎産の干し大根を使ったたくあんなどの漬物は、美味しいだけでなく、体にも優しい食べ物ですので、この機会にオアシス広場で大根やぐらと実物の干し大根を見た後、是非お買い求めください!

【田野・清武 冬の風物詩 大根やぐら展】
会期:2024年1月6日(土)~14日(日)
時間:9:30~18:00
場所:宮崎ブーゲンビリア空港 オアシス広場
主催:田野・清武地域日本農業遺産推進協議会
協力:宮崎空港ビル株式会社

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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