【速報】宮崎市のぎょうざ支出額は2位に落ちるも購入頻度は日本一V4!


家計調査2023ぎょうざ消費タイトル

皆様、こんにちは。餃子は酢と胡椒派ですが、時にはラー油も欲しいDiceです。

さて、総務省統計局の2023年家計調査結果が本日(2024年2月6日)に発表されましたので、上位5市の結果と、焼き餃子協会小野寺代表のコメントをお伝えします。

目次

ぎょうざ購入額は日本一を逃す

ぎょうざ購入額の推移

ぎょうざの1世帯(2人以上)の年間購入額で、宮崎市は3,498円で2位となり、残念ながら3連覇を逃しました。
購入額1位には浜松市が前年3位から復活し、3位に宇都宮市と、順位の変動はあれども上位3市の顔ぶれは変わらず。
しかし4位と5位は、前年の鹿児島市と堺市が圏外に去り、代わって4位に京都市、5位に大津市がランクインしました。

餃子購入頻度ではV4!

ぎょうざ購入頻度の推移

同じ調査で、年間の購入頻度(100世帯当たり)は839回で、2位(購入額1位)の浜松市の808回を上回って、こちらは4年連続の1位となりました。
3位には大津市、4位に僅差で京都市、5位には大阪市と、近畿勢が入りました。

購入金額3位の宇都宮市はが6位以下なのは面白いところです。

一般社団法人焼き餃子協会・小野寺力代表のコメント

焼き餃子協会小野寺力代表

美味しい餃子を楽しむことができる社会を目指して日々活動し、宮崎餃子の認知度向上にも大きな役割を果たしていただいている、一般社団法人焼き餃子協会の小野寺力代表から、今回の結果についてコメントをいただきましたのでご紹介します。

2021年から2年連続で日本一だった宮崎市が2位となり、浜松市が日本一に返り咲きました。
浜松市民の皆様、おめでとうございます。なお、宇都宮市は3位です。

前年2022年と比べると、浜松市は前年並みですが、宮崎市と宇都宮市はだいぶ金額が落ちています。
つまり、浜松市が伸びたというより、浜松以外はぎょうざ支出金額が減ったから、浜松市が日本一になったという結果です。

宇都宮市は以前から餃子は外食や冷凍食品の方にシフトして、スーパーやお持ち帰り専門店から購入した調理済み餃子・生餃子のみを対象にした家計調査の「ぎょうざ」については金額が減って当然です。
宇都宮市は餃子を観光産業の要として確立しており、もはや家計調査は気にせず王道を進んでおります。

ぎょうざ購入頻度は、相変わらず宮崎市が強いです。
しかしながら、やはり前々年・前年から見ると減少しています。
2位の浜松市は購入頻度も前年より伸ばしていて、支出金額を上げているのにもつながっているように思います。

宮崎市の支出金額が落ちた理由は、コロナ禍が終わって餃子以外にお金を使い始めたからではないかと思います。
また、ここまで需要喚起のために宮崎市内で頻繁に開催されてきた餃子イベントは、餃子屋さんたちが県外からの需要に応えるために忙しくなり、イベント開催頻度が以前より減ってきたからというのも背景にあるように思います。

王者の浜松市民は、これまでどおり淡々と餃子を買う人は買い続けると思います。
浜松が日本一に返り咲きました、というニュースをきっかけに、浜松市民のぎょうざ消費は増える一年となるでしょう。
2024年の家計調査でも、ディフェンディングチャンピオンとしての風格を見せる結果となるでしょう。

一方でチャレンジャーとなった宮崎市民は、市内のイベントが増えるかどうかで結果が変わると思います。
日本一ではなくなったという結果を受けて、再び日本一を目指す姿勢になることを期待したいところです。

それ以外の都市でも、餃子を産業として盛り上げていこうという都市が増えていくことを個人的には期待しています。
一つは2021年の家計調査でぎょうざ支出金額4位と健闘した鹿児島市。鹿児島ぎょうざ協議会の皆様が奮起すれば、ジャイアントキリングも夢じゃないと思います。
また、日本で一番餃子を作っている群馬県、餃子の名産地として餃子愛好家から注目を集める北海道や沖縄も、これから動きがあるかもしれません。

今年も多くの方に餃子を楽しんでもらえるよう、私も頑張っていきたいと思います。

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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