【開店】スーパーをリノベした台湾料理店で味わう本場の料理 ー 台湾食堂Ten / 宮崎市


Ten外観

中華料理大好きで、愛用の中華鍋は、プロ仕様を大阪で購入して以来、もう40年近く使い込んでいるというDiceです。
台湾は何度か訪れていて、どこで料理を食べても美味しいので、またグルメ旅にいきたと思っているのですが、宮崎市の郊外に台湾料理の店が新規オープンしたというので、フードアナリスト仲間とランチをいただきに行ってきました。

場所は、宮崎市本郷北方。国道220号の旧道を宮崎空港の滑走路西端近くの本郷北方交差点を西に入った先の右手にあります。
もともと、「せわきストアー」というお店があったところなので、この看板を目印にすればすぐわかるでしょう。

台湾風デザインの入口

お店の名前は、「台湾食堂 Ten」
入口のデザインやカラーリングからして台湾風に改装されています。
入る前からテンションが上がりますね。

 

台湾雑貨がいろいろ

台湾雑貨いろいろ

扉を開けて中に入ると、右手には台湾雑貨のコーナーが。
ポップな色使いで、いかにも台湾的な小物がいろいろあって、見るだけでもなかなか楽しいです。

台湾茶

台湾は、美味しいお茶の産地としても有名ですが、こちらでも阿里山高山茶に東方美人、茉莉花茶など台湾産のお茶が売られていました。
テーブルの手前には、台北の地図や観光ガイドなども置かれています。

 

土日のみのランチ

内部

左手に目を転じると、厨房に接するカウンターに8席、6人掛けのテーブルと、2人掛けのテーブルが2つ。

ランチメニュー

こちらでは、土日のみ、台湾家庭料理のランチがいただけます。
餃子やシュウマイ、魯肉飯(ルーロウファン)、炒米粉(焼きビーフン)など、魅力的なメニューが並んでいます。
お値段も、結構リーズナブル。

スープジャー

ランチにはスープが付いているのですが、そのスープは、こんなノスタルジックな感じのジャーに入って置かれていて、ここからセルフサービスで器に注ぐ形になっています。
これ、昭和30年代くらいの日本の炊飯器のような形で、昭和生まれの私にとっては懐かしいのですが、れっきとした台湾製の現役の炊飯器です。

 

台湾ビールで乾杯した後に

台湾ビール

オリオンビールの生が美味しいんですよって言われたんですが、折角の台湾料理店ですから、ここはやはり台湾啤酒(ビール)で乾杯しなきゃ。
すっきり飲みやすいライトテイストなビールですが、台湾啤酒のロゴの入った小ぶりなグラスでいただくと、気分も盛り上がります。

焼き餃子

ビールと一緒に出てきたのは、パリッと焼かれた「煎餃」
羽根付きの焼き餃子で、1皿7個で680円。
一度紹興酒に漬けた肉を使っているということで、いつも食べる餃子とは微妙に違った香りがありますが、なかなか美味しくてビールが進みます。

シュウマイ

続いての「焼賣(シュウマイ)」は、レタスの敷かれた蒸籠に5個入って780円。
包丁で粗めに叩いたと思われる肉の感触と、プリッとしたエビのコンビネーションが嬉しい。
久しぶりに美味しいシュウマイを食べた気がします。

炒米粉(焼きビーフン)

続いては「炒米粉(焼きビーフン)」750円。
台湾を代表する料理のひとつがビーフンなのですが、挽肉と干しエビの旨味が効いて、野菜たっぷり塩分控えめの優しい味。
麺はもちろん、ビーフンの本場・新竹産とのこと。

魯肉飯

そして、台湾屋台飯でおなじみの「魯肉飯(ルーローファン)」480円。
豚肉を甘辛く煮たものをごはんにかけた丼飯ですが、これがまた美味いんですよね。台湾に行ったら絶対にどこかで食べると決めている一品です。
使う肉の部位や切り方のスタイルが店によって違うのですが、こちらではバラ肉を細かくカットされているようです。
載せられた煮卵とたくあんの黄色が彩りを添えてます。

汁なし麺

そして、魯肉飯のメンバージョンとも言える「肉燥麺(ひき肉汁なし麺)」480円。
煮卵も載っていて、これもまた好吃(ハオチ-)!!

ほかにも料理あるのですが、今回シェアしながらいただいたのはこの5品。
いずれも本場の味に近く、しかもリーズナブル。グループで行っていろいろシェアしながらいただくのも良いし、少しずつ制覇するのもまた良し。

夜のメニューはもっとバリエーションが豊富なようですし、紹興酒の品揃えもかなりのものらしいので、今度は夜に訪問しなきゃ。

 

店内には台湾情報が満載

トイレの中

「ここはトイレも面白いよ~」と2度目訪問の同行メンバーに言われたので、食事が来る前にちょっと覗いてみました。
壁にいろいろと貼られていますね。

ガイドマップ

奥の壁には、台北市内の地図に夜市のスポットがマークされ、写真とともにそれぞれの特徴が紹介されていました。

台湾ガイド

他にも、台湾が特集された雑誌だったり、台湾のガイドブックなど、店内には観光情報を中心として台湾い関する情報がたくさん。

 

台湾通のオーナー夫婦

オーナーの小笠原夫妻

この店を切り盛りするのは、オーナーの小笠原宏一麻美夫妻。
もともとこの店は、麻美さんのお父さんが経営されていたスーパーだったとのこと。
その麻美さんは、台湾で10年以上サラリーマン生活を送っていたことがあり、宏一さんも台湾花蓮市にある料理店で修行をされていたとのことで、料理の本格ぶりも納得できます。

お二人とも台湾に詳しく、台湾に知り合いも多いので、単に美味しい台湾料理を食べるためだけではなく、台湾旅行の前にオススメポイントを聞きに行ったりするのも良いかも。

宮崎における台湾情報のハブとなりそうな「台湾食堂 Ten」、是非一度訪ねてみてください。

 

【台湾食堂 Ten】
住所:宮崎市本郷北方3385-58 → マップ
電話:0985-56-2438
営業時間:平日 18:00~22:00
土日 昼 11:30~14:00 夜 18:00~22:00
店休日:水曜日
MAPCODE 66 141 351*28

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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