東京で地方の魅力を語り学び結ぶ場が誕生!「地方アンテナスナック」


第1回地方アンテナスナックの様子
第1回地方アンテナスナックの様子(画像提供:中岡映治)

皆さん、突然失礼します。今回がテゲツー初投稿の宮崎ずっと住んでますライターのアッキーです。
好奇心だけを頼りにライターに転職して3年目の私ですが、宮崎にはこんなに面白い人やコト・モノが山ほどあるんだと日々感じています。

2023年5月の某日、東京都渋谷区幡ヶ谷、昭和のレトロ感漂うスナックの一角。
なにやら、宮崎について話し合う声が聞こえてきます。
「東京から宮崎県都農町に移住してまちづくりに携わっていました…。」

ここは、東京と地方との関係人口を創り出す新たな取組の場「地方アンテナスナック」。
東京で地方の魅力を直接届けようとしている、元宮崎県移住者の挑戦をお伝えします。

目次

「地方アンテナスナック」とは?

第2回地方アンテナスナックの様子
第2回地方アンテナスナックの様子(画像提供:中岡映治)

「地方アンテナスナック」は、「地方でつながる、地方とつながる」を合言葉に、月に1回、都内にて地方やまちづくりに興味関心のある人たちが交流できる場として、2023年5月にスタートしました。

第2回では都農ワイン代表(開催当時は工場長)の赤尾誠二さんによるオンライン・ワインレクチャーを実施。
第3回では、都農町の事業プラットフォーム「TSUNORU」の担当者とともに、社会課題の解決について参加者で議論するなど、宮崎県都農町をテーマにした交流会が開催されてきました。

国内外で数々の賞に輝く都農ワインで乾杯する参加者たち
国内外で数々の賞に輝く都農ワインで乾杯する参加者たち(画像提供:中岡映治)

でもなぜ、都内で宮崎の話題をメインにした交流の場が生まれたのでしょうか?
それは、仕掛け人のキャリアに秘密があります。

宮崎でまちづくりを学び、東京で地方との結び目をつくる

細身のメガネと柔和な笑顔がトレンドマークの中岡映治さん
細身のメガネと柔和な笑顔がトレンドマークの中岡映治さん

「地方アンテナスナック」の仕掛け人は、株式会社Saluton(サルートン)代表の中岡映治さん。
高知県出身で、立教大学観光学部卒業後、都内の大手カフェチェーンに入社。
その後、より地域に根づいた活動がしたいと、2020年8月に宮崎県都農町のまちづくりベンチャー「株式会社イツノマ」に入社し、宮崎に移住しました。

「イツノマ」では、同町の「まちづくりホステルALA」やスタディツアーの企画運営、買い物難⺠向けECサイトの立ち上げ運営などに奔走。
人口1万人規模の町で、人口減少や高齢化という地域課題解決の最前線で活動してきました。

中岡さんの送別会に集まったイツノマのメンバーや都農町の仲間たち
中岡さんの送別会に集まったイツノマのメンバーや都農町の仲間たち(画像提供:中岡映治)

約2年半の間、都農町でのまちづくりに携わっていた中岡さんが次のステージに選んだのが、東京での起業。
自治体の関係人口創出や地方企業のファンコミュニティづくりを目的とした会社として、2023年4月19日に株式会社Salutonを創業しました。

「まちづくりホステルを運営していく中で、都農町を訪れたことで地域のファンになる人の姿をいくつも目にしました。
しかし、同時に地方から地域の魅力を発信しても東京を中心とした都会の人たちには届かないというジレンマも。
ならば、自分自身で東京から情報発信をすることで、東京と地方の結び目になる関係人口を生み出したいと『地方アンテナスナック』をはじめました」
と中岡さん。

地方の魅力を発信するアンテナショップのような役割を果たしながら、人と人との繋がりを促すスナックのような憩いの場になるように。
そんな中岡さんの経歴と熱意によって生まれた場が「地方アンテナスナック」なのです。

念願の都農町視察ツアーが実現

地方アンテナスナック参加者の津々見崇さん(写真右)と(株)イツノマのインターン生たち

2023年11月5日、都農町で開催された年に一度のワイン新酒を祝うイベント「都農ワインハーベスト」の場に、地方アンテナスナックをきっかけに、宮崎を訪れた参加者の姿がありました。

都農ワインの醸造所見学の一コマ
都農ワインの醸造所見学の一コマ(画像提供:中岡映治)

第1回のスタート時から、都農町ツアーの実現を目指していた中岡さんですが、半年後に実現させたこの都農ツアーでは、都農ワインの醸造所見学や、イツノマ代表取締役の中川敬文さんによるまちづくり講義など、都農町の魅力を肌で感じるツアーが行われました。

中川さんのまちづくり講義
中川さんによるまちづくり講義の模様(画像提供:中岡映治)

中川さんによるまちづくり講義では質問が飛び交い、予定時間を大きく越えた白熱したものになりました。

今回の都農町ツアーに参加した、都市計画学を研究する東京工業大学環境・社会理工学院建築学系助教の津々見崇さんはこう話します。
「第2回から地方アンテナスナックに参加していく中で知った都農町の先進的なまちづくりの取り組みや、都農ワイナリーを実際にこの目で見てみたいと思いました。
実際に都農町に来てみると、単に地元の人と知り合うだけではなく、移住者やツアー参加者といった地元の人以外の人たちとの出会いまでもがいくつも生まれて、とても面白かったですね。」

まちづくりホステルALAでの食事会
都農ワインハーベスト後のまちづくりホステルALAでの食事会(画像提供:中岡映治)

宮崎、そして全国の地域とつながる

第7回の東京と庄内を結ぶワークショップの様子
第7回の東京と庄内を結ぶワークショップの様子(画像提供:中岡映治)

地方アンテナスナックは、場所を変え、新たな人を迎えながら地域と人を結ぶ試みを広げています。
第6回の「福祉とビールでまちづくり編」では初のオンラインイベントを実施。
11月25日に日本橋で開催された第7回では、山形県の「庄内でオープンイノベーションを広める若者の会」と共同開催で、東京と庄内を結ぶワークショップを開催しました。

「第7回のイベントでは東京在住の山形出身の参加者が多く、山形県ツアーの企画や地元の応援団になりたいという話で大変盛り上がりました。
会社のミッションとして、『自分らしくいられる居場所作り』を掲げています。
このような地方のファン作りだけではなく、地方での女性の社会進出支援など、さまざまな観点から色々な人を結びつけられるように事業を発展させていくことが今後の目標です」
と中岡さん。

中川さんのまちづくり講義に参加した面々
中川さんのまちづくり講義に参加した面々

偶然にも前述の津々見助教は、中岡さんが卒業した立教大学観光学部でも講義を持っていて、学生たちの前で中岡さん自身のこれまでのキャリアを話す機会も予定されているのだとか。
地方アンテナスナックが生んだ縁をきっかけにして宮崎を訪れたり、都農町へのインターン生や移住者が生まれたりするような未来図もあるかと思い浮かべると、なんだかワクワクしてきますね。

都農町夏祭りに参加した時の中岡さん

中岡さん曰く、
「東京に地域の魅力を発信したいけど、東京まで届かないとお悩みの自治体の皆さま、実績のある弊社にぜひご依頼ください」
とのこと。

地域の出身者や在住者ではなく、その地域を愛する元移住者から生まれる関係人口の創出という新しい形。
関東付近に在住の方で、少しでもまちづくりに興味ある方は、ぜひ下記の(株)Salutonイベントのリンクをチェックしてみてください。
宮崎はもちろん、今まで知らなかった全国各地の魅力あふれる地域を発見する、絶好の機会になること間違いなしです!

marikotakeshita寄稿者:アッキー
超絶不器用&運の悪さを武器にして、テゲテゲなるままに生きる宮崎在住のどふりーライター。無駄に高い好奇心と学習意欲でヒト・コト・モノ、ビジネスから芸能までジャンルを問わず甘咬み中。現在のライターとしての目標は同い年で尊敬する評論家・荻上チキさんの記事を書くこと。見たこと体験したことが全て仕事につながるライターでずっとご飯を食べられるように楽しみながら悪戦苦闘しています。

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この記事を書いた人

県内各地に散らばる寄稿者用の統一アカウントです。
宮崎県内の地元の人だからこそ知っているおすすめの「グルメ」「観光」情報を軸に、地域の安全安心につながる情報の提供にも取り組んでいきます。

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