先輩移住者が語る宮崎市への移住のリアル


宮崎市移住イベント冒頭

宮崎市出身、千葉県浦安市在住のDiceです。

12月5日(月)に、東京・大手町のコワーキング施設「3×3 Lab Future」で、宮崎市移住センターが主催する移住促進イベントが開催されたので、取材がてら参加してきました。

この日の参加者は、私を含め20名ほど。
ガチに宮崎移住を考えている方、宮崎にオフィスを出す準備をされている企業の方、なんとなく地方への移住に興味がある方など様々でしたが、何かしら宮崎に興味や関心のある方ばかり。

目次

宮崎市ってどんなところ?

移住コンシェルジュによる説明

まずは、宮崎市移住センター移住コンシェルジュの村岡真衣さんから、宮崎市の概要について説明がありました。

特に目についた点としては、
1. 市内に空港があり、東京・大阪・福岡などへの航空便も多くアクセスの利便性が良い。
2. 市内に子育て支援センターが35ヶ所もあって子育て環境には恵まれている。
3. 起業するのも宮崎商工会議所を中心としてサポート体制が厚い。
4. コワーキングスペースが多い。
5. 海・山・川の自然が豊富で、アクティビティも盛ん。
6. 宮崎市移住アンバサダーが移住をサポート。
といったところ。

コワーキングスペースとして紹介されたのは、ATOMica、KIW MIYAZAKI -TRUNK00-、若草hutte&co-ba MIYAZAKI、アオシマアパートメント、AOSHIMA BEACH PARK。
それぞれ特徴があるスペースで、AOSHIMA BEACH PARKとか屋外だったりしますが、確かに人口規模からしたら多いかもしれません。

先輩移住者の声

椎普貴さん

先輩移住者トークタイムで登壇された一人目は、椎普貴(ひろたか)さん。
宮崎市の出身で、沖縄で暮らしていらっしゃいましたが、お子さんが生まれたのを契機に奥様に宮崎の良さをじっくりと話して理解してもらった上で、故郷にUターンされたのだそうです。

高校卒業以来15年ぶりの宮崎は、子育て環境が充実していて、お子さんと一緒に街中にあるアートセンターで芸術に触れたりもされているとか。

和田花織さん

先輩移住者お二人目は、和田花織さん。
神奈川県出身で、大阪で働いていらしたそうですが、2022年1月に知り合いの紹介で新富町を半日訪問した際に、「地方に住みたい、地方いいぞと思った」とのことで、3月から家を探して5月に引っ越ししてしまったというスピード移住。
きっかけは新富町でしたが、空港からちょっと遠いので、空港までタクシーで行ける場所ということで、宮崎市の南宮崎駅近くに居を構えられたとか。

お二人とも、基本的にリモートワークでのお仕事が中心で、インターネットに繋がってさえいれば、どこでも仕事ができるとのこと。

椎さん

宮崎に移住してから、東京が本社の会社に転職しました。
月1で東京・紀尾井町のオフィスに出向くほかは、宮崎でリモートワークです。

和田さん

大阪・梅田のオフィスに週3で出社していました。
今は、東京に行くこともあれば、いろんな所で仕事しています。
土日は知り合った人と飲みに行ったりしてますが、気候が暖かいので、朝と夜が幸せです。こないだは、半袖でリモート会議に出て、東京の人に驚かれたりしましたw。

司会:平日の1日の流れはどんな感じですか?

椎さん

5時半に起床して散歩を済ませ、子どもの準備・送り出しをした後は自宅で仕事。
午後は気分転換にATOMicaや海辺で仕事して、夕方以降は家族との時間という感じです。

和田さん

5時起床で、筋トレして、英語の勉強してから、8~9時に始業となります。
コワーキングスペースやスタバ、コメダ珈琲を転々として仕事してます。

司会:休日は何をされていますか?

椎さん

最近は、娘が自転車に乗る練習をするので、公園に行くことが多いですね。
午後は自分の時間を2時間ほど作って、今週の振り返りとかをやってます。

和田さん

宮崎にはいろいろなコミュニティがあってイベントがよく開催されるので、それに顔出しすることが多いです。
それから、宮崎の野菜や肉などの素材が素晴らしいので、最近は料理をするようになりました。
あと、東京では絶対にしないのですが、宮崎に来る人のおもてなしが最近加わりましたw。

司会:宮崎市の魅力や、移住したい人へのメッセージがあれば

椎さん

昔に比べて宮崎市は合併で大きくなりましたが、海から山まで自然がたくさんあって、アクティビティも盛んなのが良いですね。
沖縄は、アクティビティで海に入る人があまりいなくて、観て終わる感じ。宮崎の方がリアルに海で楽しむ人が多いです。
また、宮崎市に限らず県内全般、人が温かく、家族ぐるみで仲良くしてもらえます。
生活リズムがスローで、時間が長く感じます。

和田さん

人の穏やかさや繋がりが宮崎の良さですね。
5月に移住すると決めて、2週間後のBBQで宮崎市移住センターの真衣ちゃんに会いました。人が人を呼んでいく感じで、それ以来50~60人の人と知り合いました。
イベントがいろいろあって、移住して来たと言えばとりあえず喋れて仲良くなれます。

という感じで、ゲストのお二人がご自身の経験を基に、宮崎移住のあれこれについて語ってくださいました。
宮崎出身の椎さんはもちろん、宮崎とはそれまで縁の無かった和田さんも、人の温かさ、穏やかさについて触れられていましたが、自ら求めて行けば懐深く受け入れてもらえるところが、宮崎の何よりの良さなのかもしれません。

ベテラン移住者からも一言

藤田伊織さん

椎さん、和田さんのゲストトークに続いて、会場に来られていた先輩移住者で、宮崎市の移住アンバサダーとして移住のお手伝いもされている藤田伊織さんからもお話しがありました。

藤田さんは東京の出身。サーフィン好きで、東日本大震災をきっかけに子どもが小さかったこともあって宮崎に移住されました。
今では、宮崎市内でワインバーの「Bioバル」など複数の飲食店を経営されていますが、繁華街ニシタチにある「Bioバル」は、東京、京都、熊本出身の3人の移住者で回しているそうです。

藤田さんによれば、
「宮崎市は空港から近く、飛行機での移動にはすごく便利。」
とのこと。
また、
「宮崎での生活では車は必須と言われるけど、街中なら車はいらない。自転車で意外とあちこち行ける。
だから、絶対に最初に住むのは街中が良い。
また、最初は家は買わない方が良い。まずは街のど真ん中の賃貸でスタートして、いろんな人と知り合ってから、家を買いたければ買えば良い。」
とのアドバイスがありました。

宮崎市移住センターが皆様の移住をお手伝いします

会場の様子

この後、それぞのグループ毎に参加者相互の交流が行われ、途中、席替えも挟んで様々な情報交換がなされていました。
先輩移住者の椎さん、和田さん、藤田さんも、各テーブルを回って名刺交換したり、最新の宮崎情報を提供したりと、新たな人の繋がりができていました。
私ももちろん、宮崎のローカルメディアとして、「テゲツー!」を精一杯アピールしておきましたw。

宮崎市移住センターでは、今回のようなイベント開催はもちろん、様々な形で宮崎への移住をお手伝いしていますので、少しでも宮崎に興味のある方は、コンタクトしてみてください。

【宮崎市移住センター】
住所:宮崎市橘通西1-1-1 宮崎市役所第二庁舎5F → マップ
電話:0985-44-1042
開設時間:9:00~17:00
休業日:土・日・祝日、年末年始(12/29~1/3)

Follow me!


よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

目次