エバンジェリストが巡る東京冷や汁 Vol.1-魚山亭渋谷店


皆様こんにちは。世界初の冷や汁の専門書を出して、冷や汁エバンジェリストとしても活動しているDiceです。
折角、冷や汁の本も出したので、東京で食べられる冷や汁をレポートしていきたいと思います。

記念すべき第1回目は、渋谷にある「魚山亭 渋谷店」です。
こちらのお店は、宮崎でとんかつ店「二幸」や郷土料理の「魚山亭」などを経営していた二幸グループが、1984(昭和54)年に東京で開業した宮崎料理店で、途中で宮益坂から現在地の道玄坂に移転していますが、もう40年近い歴史があります。
現在は、二幸グループ創業者・川野紘一さんの長男・祐嗣さんが経営する株式会社日州舎が運営しています。

目次

ランチメニューの冷汁定食

ランチタイムに伺って、いただくのは当然に「冷汁(ひやしる)定食」1,300円。

冷や汁に、アジの開き、チキン南蛮、小鉢に香の物と盛りだくさん。

正当派の冷や汁

右端に置かれた冷や汁は、使われている麦味噌の白さがわかる汁に、大葉とキュウリの緑が映えます。
ミョウガとゴマも入り、宮崎の正当派の冷や汁の趣です。

ごはんは麦入り

お膳の左端に置かれた温かいごはんには、麦が混ぜられています。
冷や汁は、もともとが麦飯を少しでも美味しく食べるために考えられた料理ですが、麦100%のごはんは流石に食べにくいので、白米に麦を混ぜて炊くのが冷や汁の基本になっています。
こちらのごはんは、その基本にしっかり則っているのが、やはり正統と言えるでしょう。

ごはんにかけていただきます!

それでは、温かいごはんに冷たい汁をかけていただきましょう。
汁に隠れて見えていませんでしたが、木綿豆腐もしっかりと入っています。
全国各地にある冷や汁(「さつま」など類似の料理を含む)の中で、宮崎の冷や汁は豆腐が入っているのが一つの特徴ですからね。

アジの開き、冷や汁、チキン南蛮、冷や汁、小鉢、アジの開き、冷や汁…と、美味しさにむさぼるようにいただきました。
特に冷や汁は、味噌とゴマの香ばしさに大葉やミョウガの食欲をそそる香り、キュウリのシャキシャキとほぐした豆腐のふんわりとした食感の対比など、これぞ宮崎の冷や汁!と言える絶品でした。

この冷や汁、ディナータイムには飲んだ後の〆としても出されていますし、他のメニューも美味しいものばかりなので、機会があれば是非訪れてください。

【魚山亭 渋谷店】
住所:東京都渋谷区道玄坂2-23-12 フォンティスビル2F → マップ
電話:03-5489-6350
営業時間:ランチタイム(月~金) 11:30~14:00(L.O. 13:30)
     ディナータイム(月~土) 17:30~23:30(L.O. 22:30)
定休日:日曜日・祝日

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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