東京・銀座に本社のあるブライダル大手の「ノバレーゼ」が宮崎に初進出し、このところ新しい施設の開業が続いている青島エリアに、結婚式場「AMANDAN BLUE (アマンダンブルー) 青島」をオープンさせました。
宮崎県内では、約10年ぶりの結婚式場の新規開業ということです(リクルート調べ)。
4月15日に最初の披露宴が行われるのに先がけて、12日にメディア向け内覧会が開催されました。
テゲツー!もメディアのひとつとしてご招待いただき、「試食大好き」なゴエ姉が参加したので、当日の様子をレポートします。
青島が正面に見える最高の立地
「AMANDAN BLUE 青島」は、JR青島駅から徒歩4分、宮崎市中心部のJR宮崎駅から車で25分の場所にあり、周囲には青島地区唯一のスーパーマーケット「ボンデリス」やホテル、飲食店などがあります。
敷地面積1,447.72坪、延床面積416.53坪の2階建ての大きな施設で、建設中から何が出来るのだろうと宮崎では話題になっていました。
駐車場は46台、周りの植栽も南国宮崎らしい雰囲気です。
宮崎の有名観光地の一つで“良縁のパワースポット”とも言われる「青島」を窓外に望む、結婚式場としては最高の立地です。
海を望む開放的な「ラウンジ」
早速中に入り、入口から左手へ進んでラウンジへ。
いきなり、窓越しの海のナイスビューが目に飛び込んできます。
ここは実際の披露宴では受付や待合室として使われる場所ですが、ただの待合室ではありません。
フロア吹き抜けの開放的な空間に椅子やソファーが置かれ、ドリンクバー用のカウンターがあります。
参列者は待ち時間を負担に感じることなく、リゾート気分で披露宴に参加できそうです。
天気が良ければテラスから芝生のガーデンへ、そしてその先の扉からはビーチへも行くことができます。
ドレスショップ「ecru spose」
ラウンジと入口を挟んで反対側には、自営ブランドのドレスショップ「ecru spose(エクリュ スポーゼ)」があり、ウェディングドレスやカラードレス、和装、タキシードなどを約150着揃えています。
ドレスにはレンタルと販売があり、ドレスコーディネーターが試着からヘアスタイルやアクセサリーのアドバイスまで細かくサポートしてくれます。
Aラインやマーメイドラインのウェディングドレスが並んでいますが、その9割はオリジナルとのこと。
ナチュラルで自然体な作りのドレスは、重いワイヤーなどがないため軽く、一日気持ちよく過ごせるそうです。
カラードレスは、最近では宮崎の海や自然の色ともリンクするブルー系やグリーン系が人気とのことです。
もちろん、華やかな暖色系のカラードレスも揃っています。
新婦用のドレスほどではありませんが、新郎用のタキシードもいろいろ揃っています。
男性も衣装選びが楽しそうですね。
海と空に続くナチュラルな内装のチャペル
ドレスショップから2階への階段を上がると、100人は参列できるチャペルがあります。
大きな扉を開くと、床材と壁材には木が用いられ、椅子も木製で木の香りが漂います。
白い天井は洗濯岩を模した段差のある作りで奥に行くほど高くなっており、壁面に配された斜めのラインは波を表現しているそうです。
新郎新婦が進むバージンロードの先には、大きな開口の窓があり、そこからも青島神社の赤い鳥居や島の手前に広がる鬼の洗濯岩などがよく見えます。
自然光が入り白い縁取りのある全面開口の窓の前に透明な祭壇が設けられ、窓の外には水の張られたインフィニティープールが空の青を映しています。
さらに、その先に広がる太平洋までどこまでも繋がる風景を一望することができます。
前途洋々たる新郎新婦の新しい世界を祝福するのに、これほどふさわしい場所もなかなか無いのではないでしょうか。
昼夜各一組限定の貸切で特別な一日を
宮崎地区マネージャーの和泉敦也さんに案内していただきました。
和泉さんは、
「昼夜各一組限定の貸し切り型で特別な一日を過ごしていただけます。
午前中は良い写真が撮れ、16時からだと日が暮れてムーディーになるのを楽しんでいただけます」
と話します。
内心「今後、誰か披露宴に呼んでくれないかな〜」と思っていましたら、
「挙式予定以外の一般のお客様向けのイベントも開催していきたい」
との嬉しいお言葉もありました。
吹き抜けの披露宴会場(バンケット)とコース料理
チャペルから1階に戻って、最大154人を収容できる、圧巻の披露宴会場へ。
こちらのテーマは「宮崎の海」で、なんと海側は高さ6メートル、幅16メートルの全面開口の窓があり、床はブルーのカーペット。
窓に背を向けて座ることになる新郎新婦も、鏡張りになっている向かいの壁に参列者、自分たち、海や参列者が映って見えて、参列者もより一層空間の広さを感じることができそう。
テーブルセッティングも、グリーン系のプレートと花器が用いられ、宮崎の自然をイメージしているようです。
披露宴の演出例
ここで、披露宴の演出のいくつかを見せていただきました。
新婦が入場し、ランウェイを進みます。
式の様子は、専属カメラマンが撮影し、zoomで生中継することも可能。
リモートでの参加は、コロナ禍を契機に新しくできたスタイルですが、諸事情で行きたくても行けない参加者には朗報ですね。
そして、zoomでの参加者には「宅配婚礼重 祝」が届けられます。
会場に行けなくても、美味しい料理をいただきながら雰囲気を楽しめるのは嬉しいです。
披露宴の参列者には「和洋折衷コース」5種類、「フレンチコース」2種類などが用意されます。
写真は、この日ディスプレイされていたコース料理のメニューの一例です。
司会の「オープン・ザ・キッチ〜ン」の呼びかけで、キッチンと客席を隔てていたすりガラスの窓が透明に変わり、迫力の「フランベショー」が行われました。
シェフは、窓越しに会場の様子を確認しながら料理を用意します。
この日来宮されていた、執行役員営業本部副本部長兼統括総料理長の鈴木一生さんは、
「野菜や日向灘の海産物、宮崎牛など宮崎県産の食材を使い、味はもちろん目でも楽しめる料理を提供していきたいです」
と話されました。
この後、内覧会用の特別コースの試食です。
特別コースの和食を試食
まずは、“先向御祝八寸”。
季節のお浸し、玉子チーズ豆腐、紅白膾、煮穴子小袖寿司、銀鱈西京焼き、茗荷、牛旦、小蕪、里芋葱味噌添、茄子田舎煮、丸十、子持ち昆布パン粉揚げ、お造り(鯛、中トロ、赤海老、あしらい一式)。
メニュー名をここに書くだけでその一つ一つの印象が蘇るお料理の数々でした。
ディスプレイを見て気になってたのでラッキーです。
南天や稲穂、水引を使う盛り付けが美しく、食べ進むとその下から「煮穴子小袖寿司」や立方体の「牛旦」が現れるなど楽しく、美しく、一口大サイズで食べやすさもありました。
はじかみではなく「茗荷」だし、「玉子チーズ豆腐」にはミニトマトとあしらわれた小さい葉っぱは何だろうと思い、あとで伺ったら「レッドソレル」のマイクロサイズのベビーリーフだそう。
ワクワクしながら「季節のお浸し」のやさしい味にほっとする。
これだけでも、披露宴の思い出に残る一皿となることでしょう。
続いては、“御魚料理”。
甘鯛鱗焼き分葱ソース、鮑時雨煮、酢橘、はじかみ。
皮がパリパリに焼かれた「甘鯛の鱗焼き」は、鱗のしゃりっとした食感が楽しめます。
肝のソースのかかる「鮑時雨煮」は柔らかく、食べて程よい温度なのでタイミングを見て出していただいたのが感じられます。
「はじかみ」はここで出てきました。
添えられた「酢橘」には、絞りやすいよう切り込みが入る心配りが嬉しいです。
3品目、“御肉料理”。
国産牛フィレ 彩野菜添え、トリュフ香る塩と醤油で。
なんと「国産牛」から「宮崎牛」にグレードアップがありました。ありがたすぎる。
きれいなサシが入り、脂に甘味がある「宮崎牛」をトリュフ塩と醤油のソースでさっぱりといただけます。
グリーンアスパラ、芽キャベツ、黄ズッキーニ、なす、ミニトマトなどの野菜が周りを彩ります。
ガーデンにてデザートビュッフェ
コース料理からいくつかのお料理をいただいたところで、司会から前方に注目するよう案内がありました。
窓のロールカーテンが上がり、お色直しを終えた花嫁役のモデルさんが、ガーデン中央に登場する演出です。
ガーデンには、パティシエの皆さんが笑顔で並び、その前にビュッフェ形式のスイーツ13種類が並びます。
ずらりとテーブルに並ぶスイーツ。
ガーデンからは、青島もさらによく見えます。
ビュッフェスタイルのスイーツを選び、パティシエからお皿に盛ってもらい、席に戻りました。
小ぶりのサイズなので立食パーティーでも食べやすそうです。
こんなにたくさん!?と思われた方、もちろんスイーツは別腹です(笑)。
とても華やかな色とりどりのスイーツは、キャラメリゼしたバナナの載った「ショコラバナーヌ」、「マカロン(シトロン)」、バラの花を象る「林檎のパイ」。
飾りに金箔が乗った「季節のタルト」や「苺のフェリーヌ」には生のイチゴが使われていました。スイーツには様々な宮崎産の季節の果物が登場するのでしょう。
2層のグラスに入ったゼリーにはグアバやピンクグレープフルーツが使われ、ホロホロしたクッキー「ブール・ド・ネージュ」や「木苺のエクレア」など、全部食べたくなるくらいとても楽しい。
施設やサービスはもちろん、コース料理やデザートにもホスピタリティが感じられる「AMANDAN BLUE 青島」でした。
これから結婚式を挙げるカップルは、是非会場の候補に入れて、内覧してみてください。
【AMANDAN BLUE 青島】
住所:宮崎市青島三丁目1-43 → マップ
電話:0800-805-1227
コンテンポラリーダンサー・振付家。イベントの取材とダンスを同時にこなす独自スタイル。テーマに合わせての即興ダンス「#姉さんシリーズ」など。景気付けに落成式やオープニングに呼ばれて踊ること多数。食材の特徴を活かすレシピ開発や料理教室を行う。これまでの食歴と鋭い味覚で食品官能調査パネリストに参加、レシピサイトのアンバサダー。食に関する相談を受付中。ミュージアムショップではPR活動を行う。