毎週第3日曜の朝は新富町においで! ー こゆファーマーズマーケット


こゆ地域づくり推進機構メンバー

今年の4月3日(月)、新富町観光協会をベースに法人化して誕生した、「一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(通称:こゆ財団)」
新富町の人口減少を食い止め、地域の活性化を図ることを期待されて誕生したこの財団は、新富町内だけにとどまらず、児湯郡全体を視野に、農産物のブランド化や販路開拓を行う地域商社として、その活動を始めています。

そのこゆ財団が、新富町で月に1回行われてきた「朝市」をリニューアルして、「こゆファーマーズマーケット」として開催するというので、どんなことが行われるのかチェックに行ってきました。

 

会場は新富町文化会館前広場

会場の新富町文化会館前

国道10号線から、新富町役場前の交差点を西へ折れ、しばらく直進して少し坂を上った左手に、新富町文化会館があります。

8時30分のスタートに到着したので、会場ではまだ出店者の皆さんが、テントを張ったり商品を並べたりの準備中。

知り合いの方も何人かいらっしゃったので、邪魔にならないようにしながら少しお話を伺いましたが、
「時間が無い中で、よくこれだけの出店者を集めたと思うわ。
スタッフは大変やったっちゃないと。
よう頑張ったよね。」
とのこと。

確かに4月に財団がスタートして、5月の開催までには1ヶ月余りしか時間が無かったはずで、既に他のイベントもスケジュールされている中、出店者と交渉して集める苦労はかなりのものだっただろうと思われます。

そうして迎えたこの日、その首尾やいかに?

 

みやざき犬もやって来た

みやざき犬

この日は、みやざき犬のむぅちゃん( 写真右)とかぁくん(写真中央)も応援に駆けつけて、得意のダンスを披露してくれました。

相変わらずのキレキレなダンスに、集まったちびっ子達も大満足。

木と戯れる子ども達

そのちびっ子達のために、広場の中央にはシートが敷かれ、からからつみきと木製の大きなブロックが用意され、終始賑わっていました。

 

集いしファーマーズ!

農業大学校の生徒達

「ファーマーズマーケット」ということで、農産物とともに生産者の皆さんが販売に来られていたわけですが、中でも一番目立っていたのは、県立農業大学校の皆さん。

まだファーマー修行中の生徒の皆さんですが、実習で作ったトマトやキュウリ、スィートコーンなどを持ち込んで、一生懸命に声を出して売り込んでいました。

自分が作ったものを直接消費者に売る経験というのは大事なので、いい勉強になったんじゃないでしょうか。

さいとプチマルシェ

農業大学校のブースの隣では、「さいとプチマルシェ」のお二人が、西都産のニラやスイスチャード、トマト、にんじんなどを販売。

ながとも農家

こちらは、ひまわり畑のキャベツで有名な、高鍋町の「ながとも農家」さんのブース。

採れたてのキャベツはもちろん、高鍋デザインプロジェクトの一環で最近力を入れられてい「るキャベツのディップソース」や乾燥キャベツの「キャベツのパリポリ」などの加工品も持って来られていました。

サンミート季穣

そして、豚の生産者さんとともに販売カーで来られていた、木城町の「サンミート季穣」さん。

メンチカツサンドとヒレカツサンド

このメンチカツサンドとヒレカツサンドが実に美味そうだったんですが、様子を見ているうちに売り切れてしまっていて、食べられませんでした。残念!

 

ここでしか食べられないホットドッグ

ホットドッグをどうぞ

今回のマルシェで、どうしても食べたいと思っていたのが、こゆ財団オリジナルで、今回が初お目見えとなる『九州ホットドッグ』(1本500円)。

こゆ財団のスタッフ、1本1本、心を込めて作ってくれます。

これに、付け放題のケチャップやマスタード、マヨネーズ、ハラペーニョ、サルサソース、刻みピクルスなどをお好みでトッピング。

九州ホットドッグ完成図

ソーセージは、川南町の(有)協同ファームが育てる「まるみ豚」
パンは、新富町にある障がい者福祉施設「セサミ・ファーム」で焼かれているもの。

炭火で焼かれた「まるみ豚」のソーセージは、外側はパリッとして、噛むとほとばしる脂の甘みと美味さがたまりません。
それを受け止める少し甘めのパンが、この豚の脂の美味さと絶妙にマッチして、一緒に噛みしめると相乗効果で美味さがグイグイとアップして行きます。
こんなに美味しいホットドッグは、初めてと言って良いかもしれません。

これは、これを目当てに来るだけの価値のあるホットドッグです。素晴らしい。

そしてもう一つ、このマルシェだけの絶品限定グルメを見つけました。

 

マルシェ限定! 風来軒のオリジナルラーメン

風来軒キッチンカー

会場をぶらぶらしていると、一角に「風来軒」のキッチンカーが駐まっていました。
「風来軒」と言えば、旨味が凝縮された豚骨スープと自社製麺が特徴の人気で、宮崎市を中心に系列6店舗を運営する有名ラーメンチェーン。

「麺風土」POP

どんなラーメンが食べられるのか覗いてみると、何やら「麺風土」というラーメンみたいです。

気になったので、よくよくPOPを読んでみると、新富町産の小麦を麺に、都農町産の豚をチャーシューに加工したスペシャルなラーメンで、更に、新富町をイメージしたラーメンには新富町産のお茶のパウダーを、都農町をイメージしたラーメンには都農町産のトマトのパウダーを加えて、それぞれ緑と赤のラーメンになっているというスペシャル版。

こんなメニューがあったなんて初めて知りました。
キッチンカーの方にお話を伺ってみると、ふるさと納税の返礼品として開発されたもので、通常の店舗では出しておらず、このファーマーズマーケットが初お目見えなのだとか。
これは、食べてみるしかないでしょう。

新富町オリジナルラーメン

そういうことでオーダーした「新富町」ラーメンがこれ!!

緑色したスープには、豚骨スープに粉末茶とアオサが加えられているそうで、お茶の香りと旨味、フィニッシュにちょっとした苦みも加わって、実に美味しく仕上がっていました。

新富町産の小麦で作られた中細ストレートの麺も味わい深く、スープともよく馴染んでおり、これだでもこのイベントに来る意味があると感じさせる一杯でした。
次は、「都農町」も食べてみなければ。

 

まだまだ、たくさんの楽しみが!

キムラさんとへべすくん

今回のマルシェ、初回ながら主催者発表で1,000人の来客があり、早々に売り切れた出店者もいらっしゃって、初回としてはまずまずの成功だったのではないでしょうか。

こゆ財団のスタッフの一人・鈴木伸吾さんも、
「まずまずの手応えでした。」
とおっしゃいつつ、
「人が集まれば自ずとお金も動くので、このイベントが将来的に新富町の商店街の活性化に繋がっていくように、関係者の意識改革を図りながら、もっと大きく育てていかねば。」
と気を引き締めていました。

今回ご紹介した以外にも、マルシェにはまだまだたくさんの出店者がいらっしゃって、たくさんの美味しいものがありましたが、とても紹介しきれません。

是非とも次回のファーマーズマルシェに足を運んでいただいて、ご自分の目や舌で確かめてください。

次回は、6月18日(日)の8時30分からの開催です。
振る舞いもたくさんあるらしいですよ。

 
【こゆファーマーズマルシェ】
開催日:毎週第3日曜日
開催時間:8:30~12:00
場所:新富町文化会館前(児湯郡新富町大字上富田6367-1)

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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