【寄稿】宮崎が大注目! 本田直之さんの新刊『脱東京』


「はみ出し公務員」Diceです。
職場の後輩の「変態公務員」が、なかなか素敵な本をFacrbookで紹介していたので、もうちょっと膨らませてテゲツー!に寄稿してよって頼んだら、早速、原稿が届きました。
さすがに、できる男は仕事が早い。ありがとね、かいしん!


単発ライター・かいしんです。
Aoshima Beach Park
突然ですが、宮崎にお住いのみなさん、宮崎を満喫してますか?
東京以外の日本の地方は、どこに行っても「人が優しく」「食べ物が美味しく」「自然が豊か」だったりしますが(笑)、日々の食べ物や自然については間違いなく宮崎はトップクラスにあると思っています。

たとえば「食べ物」。肉は、牛も豚も鶏も飼育数全国ベスト3に入ってます。この3種を全部をガッツリ生産している地域って案外少ないんですよ。もちろん、野菜も果物も種類・量ともに豊富ですし、魚だって鰹、鮪、鯖、鰺、鰤、伊勢海老、蚫…。あー書いてるだけでウキウキしてくる。そう。宮崎は、様々な食材が日常の中にあるのです。

「自然」。”景観”という意味ではダイナミックさが足りないかもしれませんが、”戯れる”という意味では、これまたハイレベル。海遊び(サーフィン、スキューバ)、川遊び(カヤック、釣り)、山遊び(トレッキング、スキー)など、車をちょっと走らせればすぐそこにいろんなフィールドが待ってます。

東京

さて。都会に…いや、東京にお住いのみなさん、東京を満喫してますか?

東京というところはまた違った意味で魅力いっぱいです。「食べ物」に関しては日本中・世界中から優れた食材が集まり、ハイレベルで超絶美味い料理を堪能できます。「自然」が少ない代わりにエンターテイメントが充実してます。毎晩のように世界レベルのコンサート、芝居、イベントが行われています。キラキラと輝く東京ライフ。素敵過ぎです。

要は「生き方」と「住んでいる地域」がうまく繋がっていくことが大事なんだろうと思います。

脱東京そういった意味で、本田直之さんの新作『脱東京』が素晴らしいです。

本書に繰り返し出て来る「可処分所得」という考え方は、今の時代にとてもフィットしていると思います。つまり、「多く稼いでも多く出ていくのならいっしょじゃないの?」あるいは「出ていくものが少なければ、そんなに稼がなくてもいいんじゃないの?」という視点です。

私の個人的分析では、東京の年収700万円の暮らしは宮崎では年収400万円の暮らしに相当します。そういったものを含めてもう一度地方を眺めてみることの重要性を本書は説いています。

また『脱東京』は必ずしも地方だけを礼賛しているのではありません。「東京のみ」ということからの脱出であって、東京の良さ、地方の良さをどう自分の人生の中に活かしてくのか、ということなんですね。

本書では、実際にそんな「脱東京」生活を営んでいる方々の実例が紹介されます。そしてなんと、その素敵なケーススタディでかなり宮崎がクローズアップされているのです(喜)

宮崎にIターンした宮原秀雄さん、アラタナの濱渦社長、自身もIターン者となった河野知事が「脱東京」の象徴的な例として登場しますよ〜。

これからの「生き方」を示唆する素敵な本です。
ぜひ!

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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