ひむか蹴球雑記Vol.5-テゲバを追っかけ鳥栖行ってきた(後編)


駅前不動産スタジアム

前編は宮崎から高速バスで新八代に到着するまででしたが、後編はその続きです。

目次

新八代駅で九州新幹線に乗り換え

新八代駅構内の階段

改札を通って新八代駅構内へ。
「11番線 博多・新大阪方面」の案内板が見えてきました。

でも、うかつに階段を上ってはいけません。
あ、いや特に、心霊スポットとかではないのですが……。

新八代駅のエスカレーター

単にホームの位置が高いので、階段の段数が多いのです。
体力自慢の人、筋トレ好きな人以外は、階段の対面にあるエスカレーターを利用した方が無難でしょう。
ちなみに、エスカレーターでホームにたどり着くまでに、おおよそ40秒強かかったことをご報告しておきますね。だから何?ってデータですが。

新八代駅のホームドア

ホームドアも完備しています。
なお、新幹線が何両編成かによって、乗るドアの位置が違うので、事前に確認しておきましょう。

新幹線さくら入線

新幹線さくら号の入線です。
ホームドアが邪魔して車体が見えませんね。これはまあ、しょうがない。

新幹線さくら

ボディには「WEST JAPAN / KYUSHU」のロゴがあります。
この列車は新大阪まで行くため、JR九州とJR西日本の相互連繋を示すマークです。

九州新幹線さくらの車内

新幹線さくらの座席の背

バスと比べると、座席は広くてゆったり。
テーブルも付いているから、PC・タブレット作業も進みますね。

電源

AC電源も各座席に完備です(車両によるかもしれませんが)。

九州新幹線のWi-Fi

Wi-Fiも完備。と言いたいところですが、トンネルが多いせいかよく途切れます。
「気がついたら、スマホの4G、5Gで動画観てた!」とならないよう、移動する乗り物でのWi-Fi使用はご注意くださいね。

まさかの途中下車と割引切符の謎

新鳥栖駅ホーム

というわけで、降りる駅に到着しましたよ。

新幹線の改札を出て、切符を買い直して在来線ホームにやって来ました。

「あれ? あんた、さっきは博多駅行きの切符持ってなかった?」

B&Sのチケット

はい、これですね。
たしかに、博多駅行きの切符です。

博多駅で降りて、鳥栖まで在来線じゃないのかよ?ですって?
いえいえ、新鳥栖で降りて在来線に乗り換え、鳥栖駅に向かうのが当初からの計画でした。

実は、以下のような裏技が……。
まあ、開業から10年経つから知ってる人は多いとは思いますが、これから使おうって人には耳寄りな話です。

説明しよう! B&Sみやざきの博多行き切符には、割引サービスがあるのだ!

上の切符画像をもう一度ご覧ください。
一番上に、「JR九州ネット予約」、2行目に「B&Sみやざきネット早特7」とありますね。

B&Sみやざきネットきっぷ

それがこちら。
じゃじゃん!
「B&Sみやざきネットきっぷ」!!

B&Sみやざきネットきっぷ
バナー画像はJR九州サイトより

宮崎市内(宮崎駅と宮交シティ)からB&Sで新鳥栖まで切符を買うと、通常料金9,940円かかります。

ところが、インターネットで事前予約する「ネットきっぷ」では、
14日前までに予約すると、5,090円
7日までに予約すると、6,110円
当日予約でも、7,300円
と、断!然!お安くなるのです。

あとは、期日までに決済するだけ。
決済方法は、クレカ、ATM、ネットバンキング、主要駅での入金などが用意されています。

決済が済んだら、乗車日までに券売機で発券しておきましょう。
なお、ネットきっぷの発券はJR九州の主要駅のみ。宮交バスの営業所では発券できないので要注意です。

帰りも同様。わざわざ博多駅から乗らずとも、途中の駅から乗っちゃえば良いのです。

ちなみに、熊本駅までは通常料金の方が安いので、それ以降の博多までの駅で降り(乗り)たい場合のみお得です。

注意点がもうひとつ。
「ネットきっぷ」は数量限定なので、早めの予約が肝要です。
ただし、「ネットきっぷ」は売り切れてたけど、どうしてもその時間に乗りたい! その場合、通常料金の切符は、まだ残席があるかもしれないので、通常料金で検索してみましょう。

ネットきっぷの予約は、JR九州の「列車予約サービスサイト」から、左側の「B&Sみやざきネットきっぷ」タブをクリックして、目的の切符の「予約はこちら」をクリック。

鳥栖駅到着!

鹿児島本線在来線の列車

さて、新鳥栖からは、在来線で鳥栖駅へ一駅。
“最初から鳥栖駅に新幹線停めれば良かったのに”<ボソッ>

そして、鳥栖駅に着きました(画像撮ってなかった! すみません!!)

鳥栖駅から駅前不動産スタジアムへの階段

駅舎を出て右に行くとすぐに、線路をまたぐ歩道橋があります。駅前不動産スタジアム(駅スタ)へはあと少しです。

ちなみに鳥栖市では現在、駅スタへの移動の利便性をさらに高めるため、鳥栖駅の東口設置を検討しているそうです。実現すれば、ますます“駅近”なスタジアムになりそうですね。

駅スタに着きました

歩道橋から駅スタを望む

歩道橋から望む駅スタ。これはたしかに、東口が欲しくなりますよねー。

それにしても、J1仕様のスタジアム、いろいろとかっけーなあ。

駅スタ南口

南口です。大きい!!
ここをホームとするサガン鳥栖のチームカラー、“サガンブルー”と“サガンピンク”に彩られた鉄柱に支えられているのは、屋根ではなくゴール裏スタンド席。

テゲバサポーターの皆さん

当日は宮崎から、観戦バスも出されていました。バス2台(関係者用を入れると3台)で移動してきたテゲバサポの皆さん、改めておつかれさまでした!!

アウェイゴール裏席

そして、こちらが、先ほどの南口から入ったところにある、アウェイゴール裏席です。
四方をスタンドに囲まれているため、声がいつもより大きく響いて、迫力ましまし。

ホーム側ゴール裏席

こちらは、ホーム側ゴール裏席。
サガン鳥栖が掲げるメッセージ、「We will never walk alone.」の横断幕が掲げられています。

バックスタンド

こちらは、バックスタンド。
当日は天皇杯2次ラウンドで平日夜の開催だったため、お客さんは少なかろうと閉鎖されていました。実際、入場者数は2,808人。

照明はタワー式ではなく、メインスタンドとバックスタンドの屋根に設置されています。コンサートホールみたいですねぇ。

コンコースとサガン鳥栖サポーター

スタンド席裏側のコンコース。壁の色がサガンブルーですね。
鳥栖サポさんのユニフォーム、10番は小野裕二選手、13番は中野伸哉選手のもの。

ちなみにテゲバの10番は下澤悠太選手、13番は北村知也選手ですので、覚えておきましょう。
なんなら、全員分覚えてください!

鳥栖のスタグルと郷土愛

かしわそば

この日のスタグルは、かしわそば。
そばとうどん両方あるなら、すかさず蕎麦を選ぶ派です。
後悔することも多いけど(苦笑)

かしわうどんは北部九州の名物。
北九州市発祥のようですが、鳥栖駅の立ち食いうどん店でも古くから提供されていたとのこと。

サンAの宮崎緑茶すっきりわかば

そして、コンコースのスタグルショップで売られていたサンAの宮崎緑茶「すっきりわかば」。
鳥栖まで来て、250円もするお茶を買う郷土愛!! (T_T)

それで試合はどうなった!?

記者席から(画像加工済み)

記者席からの眺望はざっとこんな感じです(大人の事情で画像を加工してます)。

試合の方は前半に先制されますが、南野遥海選手のPKですぐ同点に追いつきます。
しかし、後半早々に2点、アディショナルタイムにもさらに2点を追加され、1-5での敗戦となりました。

結果的には点差が開きましたが、内容的には良い勝負で、勝つ可能性もあったと思います。
詳細はこちら↓

サッカーの楽しみ方はいろいろ

試合終了後

野球やサッカー、バスケなど県境をまたぐリーグのファン・サポーターの楽しみのひとつに、“アウェイ旅”がありますよね。

例えばテゲバの所属するJ3リーグだと、北は八戸市から南は沖縄市までスタジアムが点在しています。
遥かアウェイの地に乗り込んでおらがチームを応援し、試合の前後にはスタグルを含めたおいしいものを食べ、近隣の名所旧跡を巡り、地元ファンとも交流する。

試合の内容や結果を追うだけではなく、“アウェイ旅”を楽しむのも、チームを応援するひとつの方法。
中には、地元チームにこだわらず、かつての所属選手を追いかけて県外の試合に行ったり、推し選手と一緒に“個人移籍”するサポーターもいたり。
テゲバには、片道5時間かけて県外からユニスタに通い詰める名物サポーターも実在します。
関東から足しげく戻ってくる人も複数いますねえ。
こちらは“ホーム旅”かしら? まあ、“帰省”でいいかな。

追っかけ上等です!
元日本代表の本田圭佑さんなんか、
「サッカー観なくていいから、スタジアムの雰囲気を楽しんで」
なんてこと言ってますもんね。
極端に言えば、スタジアムの歓声を聞きながら、スタグルエリアで飲み食いしてても良いってことですよね。
たまーに、スタンドやゴール裏に行き、試合を少し眺めてからまた戻ってくるみたいな。
ほんと、いろんな形でサッカーを楽しんでいただきたいと思います。

さて、今回、テゲバの番記者としては初のアウェイ体験でしたわけですが、楽しめたし勉強にもなりました。
そのうちまた、アウェイゲームにもに行ってみようと思います。お金と時間の都合がなかなか合いませんけどね。

試合を終え、取材と入稿作業を済ませたあとは、夜の鳥栖でひとり残念会。
街のあちこちにサガン鳥栖のロゴマークがあしらわれていて、うらやましいなーと思ったり。

今回は以上です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたー!

翌日は雨のそぼ降る中、お隣の久留米市に移動し、お城やら神社やら久留米ラーメンやらを巡りました。これもひとつの“アウェイ旅”ですが、それについてはまた機会があれば。

marioプロフィール寄稿者:mario
鹿児島県生まれ宮崎県育ち。山口県で10年超を過ごし再び宮崎へ。
テゲバジャーロ宮崎のファン兼番記者 / フリーランスライター
人生に欠かせないものは音楽とお酒と活字と睡眠 / そしてお城めぐりは永遠のテーマ(最近、御城印・御朱印帳買いました)

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この記事を書いた人

県内各地に散らばる寄稿者用の統一アカウントです。
宮崎県内の地元の人だからこそ知っているおすすめの「グルメ」「観光」情報を軸に、地域の安全安心につながる情報の提供にも取り組んでいきます。

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