3月に「DENKEN WEEK」やります
日本の大手ディスプレイデザイン会社で空間プロデュースを専門とする乃村工藝社が前職で、2月から日南に移住して、日南市地域振興課非常勤特別職として活動している小田切俊彦さん。
これまで、これまで商業施設やミュージアムの基本計画や演出の領域での仕事が多く、空間創造+空間活性化+地域活性化を得意としています。
現在は、塒珈琲の上にある事務所を拠点として、飫肥の活性化に向けて活動されているのだそうです。
今やっていることは、町並みの再生+日々の営み(小商い)で、飫肥への期待値を上げることということで、小商い大学やクラウドファンディング説明会を開催したりして、一緒にチャレンジする仲間づくりも行っています。
アイディアと資金を募る覚悟があれば資金は調達できるということで、文化庁の事業を活用して、市のお金は使わずに事業を展開中です。
興味深いのは、飫肥、日南の柑橘を使って、ビール造りにチャレンジしているとのこと。
現在、マルチ日南1号というみかんで仕込みの最中なのだとか。これは飲んでみたいですね。
そんな小田切さんが飫肥城下文化財を活用した観光まちづくり協議会として計画しているのが、「DENKEN WEEK」というイベント。
飫肥は、重要伝統的建造物群保存地区に指定され今年で40周年を迎えます。「DENKEN」は、その「伝統的建造物」の存在する街並みを由来としています。
3月10日(土)~18日(日)に予定されている「DENKEN WEEK」は、飫肥の歴史的な街並みを利活用する取組として、プロジェクションマッピングやマルシェ、アートイベント、シンポジウムなど様々なパーツを組み合わせて、歴史的な街並みや文化財をはじめとした土地固有の文化の素晴らしさの発信を行う一週間にしたいと考えているそうです。
イベント期間内に行われるガストロノミーでも、ローカル文化の魅力化、食文化の多様性の継承と刷新など様々なコンセプトと共に食事が提供されることになるようです。
またゲストアーティストとして、身近な生態系をテーマに制作に取り組んでいる画家として有名な、宮崎出身の小松孝英さんを招聘する予定であることも公表されました。
シネマ、ガストロノミー、プロジェクションマッピングといった夜のイベントも用意され、宿泊客を呼び込み、今後に繋げていく取組も考えられているようで、開催が楽しみですね。
続いては、旧伊東家を利用したプロジェクトについての発表です。
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