夏ですね。暑いですね。何度も言ってますが宮崎の夏の暑さエグイです。
夏には敗北宣言中、エアコンLOVEのBassyです。
そんなBassyに「まだまだ頑張れ!」と言わんばかりに、新富町から健康的な食のお誘いがやってきました!
トマトは好きですか?トマトは好きでもトマトジュースは苦手という声もよく耳にします。
そんな方々にもきっとご納得いただけるであろうトマトジュースを、地域活性化起業人が手がけて作ったそうで、新富まで行ってきましたのでご紹介します!
実はこのトマトジュース、2022年11月の発売以来メディア初登場のフレッシュな商品らしいです!
新富産の「贅沢トマト」
トマトには、抗酸化作用を持つリコピン、粘膜を作るビタミンA、血流をよくするビタミンE、健康的な皮膚を作るビタミンC、余分な塩分(ナトリウム)を排泄するのを助けるカリウムなど、体に嬉しい効果をもたらす栄養素がたくさん含まれています。
新富町でライチとトマトの生産をしている有限会社森緑園(しんりょくえん)さんは、養液栽培で「贅沢トマト」と いう大玉トマトを生産しています。
トマト本来の旨味がぎゅーっと詰まって贅沢なお味だそうで、その名を裏切らないおいしいトマトです。
そんなおいしいトマトなのに、栽培途中で小さな傷みが出てしまい出荷できないトマトを廃棄せざるをえないという課題がありました。
少しの傷みを取れば美味しくいただけるのに、大量に廃棄されるトマト。
サステイナブルが叫ばれる時代、これはどうにかしないと…
救いの主の登場
そこに登場したのが、「地域活性化起業人」として株式会社ぐるなびから2022年4月に新富町に着任した鬼束陽向(おにつかひなた)さん。
「地域活性化起業人」というのは、総務省の制度に基づき、三大都市圏に所在する企業から、三大都市圏外の市町村へ地域の活性化につながる業務に従事するために派遣された社員です。
鬼束さんは宮崎市出身で、福岡と新富の二拠点生活をしながら、ぐるなびで培ったノウハウを生かし、新富町の魅力や価値向上、食の課題解決につながる業務に従事しています。
そんな鬼束さんが森緑園さんを訪れた際、会社のスタッフさんに飲んでもらうために作ったという、森さん手作りのトマトジュースをたまたまいただいたのが、商品化のきっかけでした。
GOKUGOKU TOMATO誕生秘話!
“贅沢トマトを絞っただけでこんなにおいしいとは…”
そのジュースは、トマトは好きだけどトマトジュースは苦手だった鬼束さんが、ゴクゴクと一気に飲んでしまうほどおいしかったのです。
こんなにおいしいトマトジュースをここだけに留めておくのはもったいない。
私のようにトマトジュースが苦手な人にも知って欲しい。
そして、今まで廃棄されるだけだったトマトが日の目を見ることができないものか。
フードロス削減のためにも、生産者さんの所得向上のためにも課題解決に乗り出したい。
そう考えた鬼束さんは、同じ新富町内で宮崎野菜プロデューサーとして活動しているMIYAZAKI VEGETABLE LANDの黒木さゆみさんと共に商品開発し、MIYAZAKI VEGETABLE LANDブランドの商品として、贅沢トマトのトマトジュース「GOKUGOKU TOMATO」の販売に至ったとのこと。
なにも足さない、トマトを絞っただけの真のおいしさ。
その証拠として、豊富に含まれるリコピンの真っ赤な色と、1年経ってもほとんど分離しないトマトの濃さ。
それをそのまま見せるために、パッケージには透明な瓶を選びました。
原料となる贅沢トマトは生産量も少ないため、高級感を演出するべくシンプルなラベルにしたそう。
スムージーのようなとろとろした飲み口に、ゴクゴク飲めるバランスの良い甘さと旨さ。
「ゴクゴク飲めちゃう」「至極の一品」のキーワードから、「GOKUGOKU TOMATO」と命名しました。
食による地域おこしを目指して
鬼束さんと共にGOKUGOKU TOMATOの開発に当たった黒木さゆみさんは、農家の商品流通のフォローや、農産物を使った商品プロデュース、農産物の加工商品販売を手がけるお野菜のプロデューサーさん。
宮崎の農産物を全国にもっと広げたいという思いで活動されていて、「GOKUGOKU TOMATO」も原料を生産する農家の想いを表現するアイテムとして、開発に注力したそうです。
今後も販路拡大を目指すとともに、フードロス等の食の課題解決に向けて、地域活性化起業人の鬼束さんと共に、食の地域おこしを目指していきます!と語ってくださいました。
現在、GOKUGOKU TOMATOが入手できるのは、
【新富町】
・JA児湯農畜産直売所 ルーピン
・新富町チャレンジ☆ショップ内 「パパイア王子ショップ」
・おにぎり宮本
【高鍋町】
・ママンマルシェTAKANABE
の4件(2023年7月11日現在)で、これから拡大予定。
価格はお店によって多少のばらつきがありますが、おおむね700円とのこと。
宮崎の暑い夏を、真っ赤なトマトジュースで元気補給して乗り越えよー!
千葉県北東部出身、本職は看護師。地方移住に憧れて2020年に九州へ移住。大分県で花火撮影をメインとした観光関係のカメラマンを経て、2022年9月に地域おこし協力隊として児湯郡に移住。元々てげてげな性格が宮崎の風土にマッチし、今では宮崎人より宮崎人。
西都原考古博物館ミュージアムショップでバイト中。
花火、プロ野球、ご当地アイドルを好むカメラマン。