エバンジェリストが巡る東京冷や汁 Vol.4-オオグシ咖哩(カレー)堂/新所沢


オオグシ咖哩堂入口

皆様こんにちは。冷や汁エバンジェリストDiceです。
9月も半ばとなり次第に秋めいてきましたので、シーズン限定メニューの場合も多い冷や汁の話題もいつまで続けられるのか少々不安になってきました。
そんなこんなで今回ご紹介するのは、西武新宿線新所沢駅から徒歩3分ほどの場所にある、「オオグシ咖哩(カレー)堂」です。
「東京冷や汁」と言いながら、いきなり埼玉県所沢、しかもカレー屋とは、とお思いかもしれませんが、所沢市は東京都と境を接していますので、広い意味で東京圏。特に問題は無いでしょうw。

目次

店主は綾町出身の元舞台役者

店主の大串盛房さん

こちらのお店を経営するのは、大串盛房さん。
綾町出身で、実は筆者と高校の同窓生。高校卒業以来40年余り会うことがありませんでしたが、今年になって再開を果たしたら、カレー屋さんになっていたという次第。
大串さんは、宮崎大宮高校卒業後東京の大学に進学して舞台演劇に傾倒。大学卒業後も舞台役者を続けながら、飲食店のアルバイトで生計を支えていたとのこと。
イタリアン、中華、魚料理など様々な料理の経験を活かしてオリジナルのカレーを作り上げ、2007年2月11日に現在地にカレー店をオープンしました。

オオグシ咖哩堂店内

開店に当たっては、古民家の廃材を譲り受けて、演劇仲間とともに店の内装を仕上げたとのことで、ちょっとレトロ感のある内装になっています。
コロナ禍になる前までは、店内で芝居の上演会を開催したこともあったらしいです。

父親譲りの季節限定冷や汁

冷や汁セット

そんな大串さんが作る冷や汁は、綾町の実家で父親が作っていたものを受け継いだもので、暑くなってきたらメニューに登場し、秋めいて涼しくなってきたらメニューから外すという季節限定メニュー。
サラダとのセットで1,100円(税込)。

一年中は食べられないので、シーズン終了を前に急いで取材に行って、急いで記事にしました。

てらいのない家庭の味

冷や汁

煎ってすり鉢で擂ったゴマ、煎ってフードプロセッサーで粉砕したいりこ、炙った麦みをを合わせ、鰹節と昆布で引いた出汁で溶き伸ばします。
白米のごはんに冷や汁をたっぷり注いだら、ほぐした木綿豆腐、オクラ、ネギ、ミョウガ、キュウリ、大葉をトッピング。仕上げに白ゴマと氷も入れて、提供されます。

汁たっぷりなのがこちらの冷や汁の特徴で、少しとろみのあるオクラがなかなか良い仕事をしていました。
店主が父親が作る姿を見て覚えたと言うとおり、てらいのない家庭の味の正当派冷や汁です。

こちらの冷や汁は、単品だけではなく、店主自慢のカレーと組み合わせて少しずついただくことも可能ですので、是非、シーズン終わる前にお試しください。

【オオグシ咖哩(カレー)堂】
住所:埼玉県所沢市緑町1丁目17-2 睦ビル1F → マップ
TEL:050-5493-3803
営業時間:11:30~21:30
定休日:火曜日

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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