「妻湯」のサウナはエンドレスリピートするほど気持ち良い


4月から西都市への企業誘致をお手伝いしているDiceです。
先日も、東京のIT企業のメンバーが西都市にワーケーション体験に来られたのでアテンドしてきたのですが、その体験プログラムの一環で利用した「妻湯」があまりにも気持ち良かったので、皆さんにご紹介しちゃいます。

目次

広大な敷地に佇むゆとりの施設

「妻湯」は、西都市の中心市街地や木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祭神とする都萬神社から車で10分もかからない、西都市調殿に位置しています。
すぐ近くには、以前から西都市民に愛され、ヤクルト2軍キャンプの宿泊施設として活用されてきた温泉施設「さいと温泉」もあります。

車で行くのが前提の施設ではありますが、駐車場の広いこと。写真に写っている緑の広場のさらに右手にも駐車場があるので、余裕で200台以上駐車できそうです。
駐車スペースも1台ずつ余裕のあるタイプなので停めやすくて嬉しい。

写真の奥に写っているのが「妻湯」の本館になりますが、かなり引きで撮らないとスマホのカメラの画角に収まりきらないほど横に長いです。端から端まで、100m競争が余裕でできそうなくらい。

入湯料は一般大人で900円

入口の自動扉を抜けて館内に入ると、すぐ右手に券売機と受付カウンターがあります。
入湯料は、一般大人が900円(西都市会員は700円)、一般小人(3歳~小学生)が500円(西都市会員は400円)と、県内の温泉施設の相場からするとちょっとお高めな印象ですが、東京近郊の日帰り温泉の相場からすれば全然高くありません。後述する施設のクオリティからするとお安いくらい。

バスタオルとフェイスタオルの「貸しタオルセット」が150円(貸フェイスタオルだけなら50円)であるので、手ぶらで行っても大丈夫。

券売機の上に大書されていますが、脱衣所のロッカーは100円硬貨を入れてロックするタイプですので、この時点で100円硬貨1枚は握っていた方がスムーズに行くと思います(100円硬貨はロッカー使用後に戻ってきます)。

広々としたエントランスホール

カウンター前から奥を見ると、エントランスホールはこんな感じに広々としています。
ソファーもたくさん置かれているので、家族で来て風呂上がりに待ち合わせするのも苦になりません。

奥を見て右手に男湯、左手が女湯で、写真左奥はレストランになっています。

館内見取図(「妻湯」提供)

館内見取図はこうなっています。
脱衣所にはトイレが無いので、エントランスホールにあるトイレで先に済ませておく方が良さそうですね。

いざ入浴

暖簾をくぐって奥へと進みます。
暖簾に白抜きで書かれたマークが前方後円墳になっていますね。

暖簾の奥で履き物を脱いで、鍵付きの下駄箱に収めてからロッカールームに進みます。
ここから先は撮影できないので、妻湯から提供いただいた写真を元に、中の様子をご紹介していきましょう。

ナトリウムー炭酸水素塩温泉でお肌すべすべ

室内温泉(「妻湯」提供)

裸になって奥へ進み、洗い場で身体を洗ったら、まずは室内温泉の浴槽に浸かります。
この写真は左ウイングなので、女湯として使われている方です。
奥行き5m、幅14mという広さ。この規模の浴槽を持つ温泉施設は、県内でもなかなか無いのではないかと思います。

窓外の中庭(「妻湯」提供)

大開放のガラス窓の外には、中庭が広がります。
現在は、この写真より植物が育って、もっと美しい庭になっています

「妻湯」のお湯は、無色透明、無味、無臭のナトリウムー炭酸水素塩温泉で、肌が少しとろっとした感触があり、風呂上がりにはすべすべさっぱりになりそうな良好な泉質です。
公開されている温泉分析書によると、泉温は46.1℃(気温22.8℃)で、湧出量は毎分300リットル(動力揚湯)の源泉掛け流しになっています。

一般的な温泉としての効能のほか、泉質別には、きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症に適応があるとされています。

開放感のある露天風呂

露天風呂(「妻湯」提供)

室内温泉から外に出ると、広々とした中庭に繋がった露天風呂。
周囲に高い建物が無いので、昼間は青空を、夜は満天の星空を眺めながらのんびりと入り、温まったら吹き抜ける風で身体を冷やしながらまったりするのが露天の醍醐味ですね。

ぬるめのお湯が心地よい半露天風呂

半露天風呂
半露天風呂(「妻湯」提供)

露天風呂と後述するサウナの間に位置する半露天風呂には、30℃くらいのぬるめのお湯が張られています。
壁は無いけど天井はあるので雨の日でも問題無く、ぬるいのでのぼせる心配もいらず、長時間浸かっていられます。

広々サウナは熱々!

サウナ内部(「妻湯」提供)

床と壁にヒノキの板が張られたサウナは、20人は楽にはいれそうな広さ。
ベンチは3段まであるので、好みの温度によって座る場所を選べます。

サウナ全景
サウナ全景(「妻湯」提供)

国富町にも関連会社のあるオリンピア工業製のガスヒーターを備えたドライサウナで、ガツンと熱いのがここのサウナの特徴。
あまりに熱いので、火傷しないように足裏用とお尻用のマットが用意されているほど。

私はいつも、サウナには1回当たり6分入ることにしているのですが、ここのサウナは熱さに耐えながら6分経過するのを待つのがなかなか大変。でも、それが楽しい。
6分経過を確認したら、すぐ隣にある水風呂へ一直線。水風呂の温度は、サウナに付属する水風呂としては比較的ぬるめ。
水風呂に2分ほど浸かって火照った身体を冷やしたら、目の前にある半露天のぬるいお湯に浸かり、そして再びサウナへ。
この繰り返しが気持ち良すぎて、エンドレスにリピートできそうなくらい(この日は時間が無かったので、残念ながら2回転で終わっちゃいましたが)。

それにしてもこの施設規模やクオリティ、泉質は、これまでワーケーションプログラムに参加いただいた企業の皆さんからも評価が高く、こんな温泉が近くに欲しいとか、この近くに住みたいとかいう声もいただいています。

レストランも広々 イチオシは都萬牛のハンバーグ

併設のレストランも広々としていて、テーブルもゆったりと配置されています。
普通の温泉施設のレストランにありがちな雑然とした雰囲気と違って、オシャレな雰囲気があります。

特別にお願いすれば、会席仕立てでコース料理も出していただけて、そのどれもが美味しいので、ワーケーション体験プログラムの際は、こちらで交流会を開催することも多いです。

こちらで飲めるビールは、キリン・タップマルシェで、20種類以上のクラフトビールのラインナップの中から4種類が入れ替わりで提供されるので、車を運転しなくて済むなら、風呂上がりにビール飲んでまったりくつろぐのが吉。

都萬牛のハンバーグ(「妻湯」提供)

料理メニューはいろいろありますが、私が特に推奨するのが、都萬牛(とまんぎゅう)のハンバーグ。
都萬牛は、(株)ミート工房拓味(西都市)が赤身の美味しさを追求して自家配合の飼料で長期肥育している黒毛和牛です。
その味には定評があり、宮崎市内を中心に多くの飲食店で使われていますが、西都市内で食べられる所は意外にに少なく、このレストランが唯一と行っても良いほど。
折角西都市まで来たなら、是非とも食べていただきたい一品です。

運営は西都市ゆかりの株式会社日南

この「妻湯」を運営しているのは、神奈川県綾瀬市に本社を置く株式会社日南です。
なぜ神奈川県の会社が?と思われるかもしれませんが、日南グループ7社を統括する代表の堀江勝人氏が西都市の出身で、「妻湯」に隣接してグループ会社の「株式会社 ウイント第2工場」が立地しています。

エントランスホールに隣接する休憩室は、この日南グループの沿革や、自社ブランドのspiral(スパイラル)の製品を展示するギャラリーになっています。
同社は、様々な会社の製品開発業務をトータルにサポートする開発総合支援業務を手がけており、プロダクトデザインやモビリティデザイン、デジタルモデリングなど様々な事業を展開しています。

「妻湯」の隅々まで高級感のあるデザインが行き届いていてるのは、こうした運営会社の背景があるからなんですね。
お風呂上がりに、是非この休憩室も覗いてみてください!

【妻湯】
住所:西都市調殿 687-5 → マップ
電話:0983-32-1108
営業時間:10:00~22:00(レストランは11:00~21:00)
定休日:火曜日(火曜が休日の場合は営業)

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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