皆さん初めまして。宮崎県高岡町出身で、在京宮崎県人会事務局長の本田利弘です。
このたび、在京宮崎県人会とテゲツー!が連携協定を結び、これから東京の県人会発の記事も掲載させていただくことになりました。よろしくお願いします。
その最初の記事としてご紹介したいのは、我が故郷・高岡町が生んだ歌手&パーカッショニストのIkkyuを紅白歌合戦に出場させようというプロジェクトについてです。
クラウドファンディング
コロナ禍で思うように音楽活動ができずに悩む38歳のIkkyuと、CMディレクター兼映画監督の成田洋一さんとの出会いから物語がスタートします。
ikkuの歌を日本中の人に聞いてもらいたいと思った成田さんは、彼の持ち歌である「てげてげ」を映画化しようと思い立ちます。
目標は、ikkyuを40歳までに紅白歌合戦に出場させること。
そのために、2022年6月にクラウドファンディングで資金集めをスタートさせ、目標80万円に対して115人から120万円を超える支援が寄せられました。
撮影スタート
資金も無事に集まり、いよいよ撮影がスタートしました。
監督の成田洋一さんは秋田市出身で、これまでに手掛けたCM制作は大手企業を中心に約600本以上という凄腕のクリエーターです。
秋田を舞台に撮影され、2021年10月に全国劇場公開された初監督映画「光を追いかけて」は、秋田出身の俳優・柳葉敏郎さんも出演されています。カナダ、ドイツ、チェコ、チリの4つの国際映画祭に招待され、世界的にも評価が高いと聞きました。
Amazon primeで配信されていたので、先日、視せてもらいました。
うちの田舎と変わらない田園風景の中で、素敵な描写が綴られてます。
この映像の光はどうやったら綺麗に入るんだろうとか、技術的な事もかなり気になりました。
と言うのも、「光を追いかけて」を視る前に横浜桜木町でのスタジオの撮影に立ち寄らせてもらった際に、映画機材、C社のRシリーズのカメラにナックのレンズだと思うのですが、単眼で10本ほどケースに入っていたのを拝見したからなんです。
それは、私の嗜好でした。すみません。
話しを戻すと、Ikkyuの歌に共感した役者さん、撮影クルー、スタイリストの皆様が集まり、成田監督のお力もあり、撮影に至ったようです。
実は私も、居酒屋のシーンで田舎のおっさん役として台詞ももらって撮影に参加させてもらいました。
暗室に、光のみで構成されるこの映画。
私には全くイメージが湧きませんが、凄い作品になるのではないかと思います。
宮崎人の歌「てげてげ」
最後に、ちょっと長くなりますが、成田洋一監督がクラウドファンディングのページに書かれていたコメントを引用させていただきます。
気がつけば彼も40歳手前。そんな時、音楽活動をやめようかと考えていたIkkyuと、私は出会ったのです。
彼の楽曲には、故郷を後にした人の「思い」があります。
夢を追う人の「痛み」があります。
人生の本当の幸せが、なんであるかをそっと知らせてくれる「愛」があります。
なかでも、彼の楽曲「てげてげ」は多くの人を救う「力」があります。宮崎の人の生き方でもあるこの方言は、一生懸命になりすぎる人たちをしばしば助けてくれるのかも。
この歌を日本中の人に聞いていただきたい。
映像のプロである私にできることはMVです。しかもCMディレクターであり映画監督でもある私にしかできないMV。それは「てげてげ」の映像化です。
この歌を100%理解してもらう最良の方法と考えました。
役者はもちろん、Ikkyuも本人役として登場、夢を追うものが背負うジレンマと葛藤を生々しくショートムービー化したMV。同じ夢を追う人の心に刺さり、一片の勇気を与える作品になると思います。
来年のNHKホール。
僕には、宮崎から出てきたまんまの格好でギター1本抱え、頭をかきながら立っているIkkyuの姿が浮かびます。
あの人懐っこい笑顔で、大きく息を吸ってから「てげてげ」を歌い始める永遠の音楽少年の姿が……
私はIkkyu、そして、同じく彼の歌と人柄に惚れ込んだスタッフたちと共に紅白を目指します。
今回が最後のチャンスになるかもしれません。
私たちと一緒に紅白を目指しませんか?ぜひとも、応援よろしくお願いします!
campfireのプロジェクトページより引用
同郷ということもあってIkkyuとも長い付き合いになりますが、なんだかんだ言ってもIkkyuも40歳手前かと思うと、
「俺もそれだけ歳とったんやな。余計に彼の歌を聞くと、涙もでるわね!」
と思った次第です。
来年は、テレビで泣きたいね!!
在京宮崎県人会事務局長
宮崎市高岡町出身。高岡小中学校、宮崎県立宮崎西高等学校、国立宮崎大学農学部卒業。大学卒業後、キヤノン販売株式会社(現キヤノンマーケティングジャパン)に入社し、2021年に卒業。
こんな生き方もありだろうと、いい加減(ちょうどいい状況)に生きたい宮崎人。