皆様こんにちは。障がいのある家族がいるので、時々車椅子を押すこともあるDiceです。
2020(令和2)年8月3日、公益財団法人宮崎県観光協会の中に「宮崎ユニバーサルツーリズムセンター」が設置されました。
このセンターは、高齢者や障がい者、外国人、ベビーカーを利用している家族連れなど、“すべての人”が制約を感じずに、気兼ねなく旅行を楽しめるよう、観光地や宿泊施設などのバリアフリーに係る問い合わせに対応したり、宮崎県が提供している「みやざきアクセシビリティ情報マップ」の観光に関する情報の調査を行ったり、県内観光事業者等を対象にユニバーサルツーリズムの研修を行ったりする役割を担っています。
主要観光地を車椅子目線で歩いた動画
この「宮崎ユニバーサルツーリズムセンター」のWebサイトに、このたび、青島、道の駅フェニックス、鵜戸神宮、高千穂峡、天岩戸神社という5つの観光地を、実際に車椅子目線で歩いた動画が掲載されました。
試しに、青島編の動画をご覧ください。
実際に行かないとわからない情報をノーカットで
いざ観光地に行ってみようと思っても、アクセスに何らかの障がいがある場合、実際に現地に行ってみないとどこまで行けるかわからないケースが多いので、行ってからがっかりすることが無いよう、実際に車椅子に乗って、動線をノーカットで撮影し、編集も余計な情報を入れずに行ったとのこと。
車椅子も様々なタイプがあり、乗る人の障がいの程度も様々、介助する人の熟練度も様々なので、一口に車椅子と言ってもどこまで行けるかは一様ではありませんが、一般的な手押しハンドル付きの車椅子を使って、車椅子に乗り慣れていない、押し慣れていない人が車椅子で移動したらどうなるかというモデルになっています。
障がいのある家族と旅行することの多い筆者のような者にとっては、こうして事前にどういう動線でどういう障壁が存在するのか、どこまで行けるのかを事前に確認できるのはとてもありがたいです。
今はまだ5箇所の動画だけですが、今後こうした動画が増えて、たくさんの方が宮崎の観光地を訪れていただけるようになることを期待しています。