まちの景色を注意深く観察していると、変わらないようで変わり続けているということに気が付きます。
たとえば飲食店なんかは、日々新しいお店がオープンしています。
ということは逆もまた然りで、好きだったお店や繁盛していたはずのお店がいつの間にか無くなってしまって残念な気持ちになることもしばしば。
先日またひとつ残念なニュースをキャッチしてしまいました。
宮崎女子に愛された夜カフェ「nesso」が閉店
(店内のトレードマークだった大きな壁時計)
7年前に熊瀬川建次オーナーがニシタチそば・上野町ではじめた「nesso~dining cafe&bar~」。
女性は飲んだあともデザートを食べたり、落ち着いた雰囲気のところでもう少しおしゃべりしたいのでは?
そんな視点から「夜カフェ」という当時では珍しいスタイルで開店されました。
今ではすっかり人気のスタイルで人気店も多く登場し、街の雰囲気も華やいでいますよね。
そんな元祖夜カフェともいうべきnesso、個人的にも個室のhanareにプライベートなパーティ使いでお世話になりました。
閉店と聞いてお店を訪ねてみると、熊瀬川さんと馴染みのお客さんがお店での思い出話に花を咲かせていました。
丸7年の日々を積み重ねたカウンター。
常連さん曰く、カウンターに飾ってあるのはみんなお客さんが持ってきたものなのだとか。
数えきれないほどの雑貨や小さなフィギュアたちから、多くのお客さんに支持されていたことが伝わります。
それだけに、どうしていきなり閉店…?という思いが拭えません。
熊瀬川さん、どうしてなの??
新しいチャレンジのための閉店、という選択
熊瀬川さんはnessoのほかに「noice」「nicol」そして最近では唐揚げ専門店「唐FULL」までオープンされました。
4店舗の経営という怒涛の日々、そして次に自分が挑戦したいことへの湧き上がるイメージ、、
そんな中でもnessoではプレーヤーとしてカウンターに毎日立ち続けたそうです。
それはやはり、はじめて持ったお店であり、自分の原点となる場所だから。
人に任せるのではなく、自分が直接表現してこそのnessoだから、来年は新たな挑戦をするために一旦完全閉店という形を選択したのだそう。
イタリア語でnessoとは、”繋がり”を意味する言葉。
今後はこれまでにいただいた繋がりを、自分が還元する側になりたいと熊瀬川さんは語ります。
飲食で独立を目指す若手のサポート等に意欲があり、既にnesso跡を活用した若手夫婦の独立準備もはじまっているとか!
このスピード感、、これからも宮崎で僕たちをワクワクさせてくれそうな予感がバチバチです。
nessoの営業は年末30日(土)までなので、まだお別れを惜しむ時間はありますよ〜!
ではでは。