そして日南素材の料理を愉しむ
今回のパーティーで供された料理は、日南の素材を使って、宮崎市でレストランやパティスリーなどを経営するベルエポック株式会社の全面協力で作られたものでした。
実は、蛯原三奈さんがマネージャーを務める「Wine&Bar 麦家」も、同社のグループに所属しています。
ということで、同社の宮田猛敏社長が冒頭でご挨拶。
赤豚や茸蔵の椎茸など日南が誇る食材に加えて、自前の宮田農園で栽培した無農薬の野菜もバーニャカウダで提供するなど、約20種類の料理を用意しましたと語る宮田社長。
以下、その料理の一端をご紹介しましょう。
今回のメインの食材、宮田社長も惚れ込んだ、酒井孝治さんの「酒井さんちの日南赤豚」を使ったカツサンド。
この赤豚、以前にみやざき赤豚DDXとしてご紹介したものと同じものですが、現在は、「酒井さんちの日南赤豚」というブランドで出されているようです。
私が真っ先に手を伸ばしたのが、このカツサンドでした。
同じ赤豚が、カープカラーの赤つながりでビーツ風味のボルシチに変身。
はたまた、手作りロースハムにも。
酒井さんちの赤豚は、素材の肉の味がしっかりしているから、どう料理しても美味しく仕上がります。
生産量が少なく、どこでも食べられる豚肉ではありませんが、それだけに、これだけでも日南に客を呼べる力のある素材だと思います。
そしてもう一つ、宮田社長が絶賛していた素材、黒木慎吾さんが経営する「原木しいたけ茸蔵」の原木椎茸は、その形を活かして、見た目も楽しいテリーヌに仕立てられていました。
これまた、原木椎茸の持つ素材そのものの美味さが引き立つ一品。
その他、港町油津ならではの「油津獲れ白身魚のポワレ・アメリケーヌソース、トマトコンフィ添え」だったり、
「サーモンの生春巻き」だったり、
宮田社長の農園で栽培された「無農薬野菜のバーニャカウダ」だったり、とても全部は食べきれないほどたくさんの料理が並んでいました。
更に、デザートやドリンクにも使われていたいちごは、新規就農者・渡邉泰典さん(たいぴー)が経営する「くらうんふぁーむ」のもの。
たいぴーは、県外から移住して就農し、初収穫のシーズンなのですが、クラウドファンディングに挑戦して成功させるなど、しっかり地域に受け入れられています。
「いちごの気持ちになる」と言って髪を緑に染め、赤いつなぎを着てセルフブランディングするたいぴー、みんなから愛される農業者になっていて、頼もしさも感させるようになってきました。
この他の料理、全て紹介できなくて申し訳ありませんが、宮崎市で仕込んだ料理を日南市まで運び、多数のスタッフを投入して準備やサービスを行っていたベルエポックさんの本気度、ひしひしと感じました。
市民サポーターの皆様、ありがとうございました
今回のパーティーは、(株)油津応援団の主催で、企画・運営には、日南市で、女性が「活き活きする」「活動する」「活躍する」地域になるよう、様々なイベントなどを仕掛けている団体「女活委員会」のメンバーなど、市民サポーターの皆様が参加していらっしゃいました。
限られた時間の中で、準備も大変だったことと思いますが、女性ならではのアイディアや配慮が感じられるイベントでした。
楽しい時間をありがとうございました。