2017年にベジオ・ベジコが目指すもの-平林聡一朗社長インタビュー


平林聡一朗さん

 
2016年は、100本超の記事を書きまくったDiceです。今年もよろしくお願いします。

さて、2017年最初の記事は、私が個人的に今年の顔になるだろうと思っている、ベジオ・ベジコ(VEGEO VEGECO)平林聡一朗社長のインタビューをお届けします。

※ このインタビューは、2016年12月22日にベジオ・ベジコの宮崎オフィスで行われました。
 


 

:聡ちゃん、久しぶりだね。

:どうも、ご無沙汰してました。

:いきなりだけど、ベジオ・ベジコって、社員何人になったの?

:今、宮崎がインターン1名を入れて5名、東京が自分と田村、森茂、杉本の4名です。
それに加えて、宮崎(綾町)と東京にそれぞれアルバイトが 15名ずつくらいでしょうか。
東京のアルバイトは、宮崎出身の学生が多いですね。

ベジオベジコの精鋭たち

:へぇ、結構増えたね。
契約農家も順調に増えてるの?

:そうですね。
今、契約させていただいている農家は60軒くらいになります。

:それ、ぜんぶ宮崎で?

:いや、九州で、です。
宮崎は、五ヶ瀬から串間まで50軒くらいですが、やはり綾町が最も多いですね。

梨農家さんと2ショット

:そうなのか。
それで、スムージーのセットはどれくらい送ってるの?

:ふるさと納税のセットなども合わせると、月に2,000件近くはお送りしています。

:主力メンバーが東京に集まっている感じがするけど、東京を強化している理由は何なの?

:スムージーの事業を始めて4年目になりますが、利用者は、東京の港区や渋谷区の在住の方が多いんです。
その人たちに、自分たちで最後まで届けたいという思いが強くなって、7月に渋谷南平台に、12坪のデイリー配送の拠点を作りました。
宮崎のメンバーも非常に重要な役割を果たしてくれているので、どちらも強化しているところです!

:それは凄いね。
野菜の配送拠点を東京に作るのって、宮崎の農業関係者の長年の夢だと思うけど、なかなか大変なんだよね。
コスト的にも大変じゃないの?

:そうですね。
それで今は、客数を増やすことを一生懸命にやっています。

イベントでスムージーを作る

:それで、ファーマーズマーケットにも出ているの?

:そうですね。青山を中心に、ファーマーズマーケットには週1で出てます。
それ以外に、ポスティングしたり、イベントに出たりですね。

 

新サービス『VEGERY』

VEGERYトップ画面

:最近始めた『VEGERY』について教えてよ。

:『VEGERY』は、スマホアプリで注文をもらって、最短1時間以内に野菜を指定の場所に届けるサービスで、11月から始めたんですが、現在の配送エリアは渋谷区、目黒区、世田谷区、港区になっています。
これまでの宮崎からの配送と違って、利用者の欲しい時に欲しいものを届けられる良さがあります。
これからは、Webではなくてスマホが主流になると思い、いろいろな方と話し合って、スマホアプリという形になりました。
同じようなサービスはいつか誰かが始めると思うので、求める人が多い地域で最初に野菜で挑戦したいと思いました。

:それで、配送拠点が東京に必要になる訳だね。
配送はどうやってるの?

:配送は、バイクか自転車でやってますが、この部分をアルバイトにお願いしてます。

:しかし、よくラストワンマイルまで自分達でやろうと思ったね。
そこが一番大変で、たいていは配送会社と組んだりするものなんだけど。
手ごたえはどんな感じ?

:面白いと言っていただける方が多くて、アプリを使った人のリピート率も高いです。
宮崎産の野菜は、東京では確実にニーズがあるんですよ。
宮崎産だけではなく、九州産というだけで購入する人は多いですね。

ニンジン農家さんと

:アプリはまだiPhone版だけだよね。Andoroidへの対応の予定は?

:Android版もリリースする予定で作業してます。

 

根津にリアルな八百屋をオープン!

クラウドファンディングTOPイメージ

:なるほど。
更に、リアルに八百屋も開くんだって?

:はい。
1月から、文京区根津八百屋を開く予定で準備中です。
お客さんに増えて欲しいと考えて、クラウドファンディングにも挑戦しています。
『8坪から日本の食卓を変える!ベジオベジコの「八百屋」1号店を東京 根津にオープン』
1月11日までなんですが、早く目標額を達成したいですね。

:それじゃ、告知のお手伝いしなきゃね。
でも、何で根津なの?

:根津に「日本一の魚屋」と言われている『根津松本』という有名な魚屋があって、勉強のために見に行っていろいろとお話をしていたら、「ここでやりなよ」って、たまたま空いていた近所の物件を紹介されたんです。
何か縁を感じましたね。

:そこで杉本君が店長になるのね。

:ええ。
彼のあのキャラなので、周りの人達に愛されていて、いろいろ助けてもらってます。

:杉本君らしいね。
テゲツー!ファミリーとして、頑張って欲しいな。
ベジオ・ベジコも順調に大きくなっている感じがするけど、問題は、農家に人達にどれだけ貢献できているかだよね。

 

IT時代の三河屋を目指す!

田村さん(左)と平林さん(右)

:もちろんです。
自分達の仕事は、農家の収入を上げることが目標です。
『誰が作ったか』と『誰が食べたか』を、ベジオ・ベジコが繋いで行きたいと考えてます。
野菜工場でできた野菜ではなく、人が作ったという手間や、そこに込められた愛を伝えるお手伝いができれば。
例えて言うなら、イメージは、『サザエさん』に出てくる三河屋なんです。
IT時代の三河屋を目指したいですね!

:それいいねぇ。
『IT時代の三河屋を目指す!』か。
そこにまた、新しいビジネスチャンスがあるかもしれないね。
求人の方はどうなの?

:東京でドライバーを始めもっと人が欲しいです。
3月から採用を再開しようかと考えてます。
それから、在京の宮崎県人会の人たち向けに何かできないかと考えています。
在京の宮崎出身者に愛されることって、大事ですから。

:それじゃ、宮崎出身で東京にいる経営者の人たちの勉強会で一度、話してみる?

:そんなのあるんですか?
よろしくお願いします!!

:じゃ、事務局の人を知ってるから、打診してみるわ。
それより、そろそろ飲み行こうよ。
何食べたい?

:宮崎久しぶりなんで、メヒカリの唐揚げ食べたいです!

:メヒカリの唐揚げか~、渋いね。
じゃ、行こう、行こう!


 

いかがでしたか?
有機野菜のスムージー素材の宅配で、有名なモデルや女優さんにも愛されている、宮崎発のベジオ・ベジコ(VEGEO VEGECO)
2017年は、更に、IT時代の三河屋を目指して突っ走るようで、要注目です!
まずは、挑戦中のクラウドファンディングの達成を応援しましょう!!

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
2020年8月からテゲツー!のWebサイトの管理運営を引き受け、ライター兼編集長としてテゲツー!全般の面倒を看ています。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。

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