こんにちは、ライターのヒロです。
宮崎で頑張っている人たちに会いに行くシリーズ、今回は、新富町を拠点にサウナ事業を展開する、「Well-Being Sauna(ウェルビーイング サウナ)」の代表・福永淳史さんにお話を伺いました。
短時間で圧倒的な健康効果が得られるサウナ。
それに加えて、取り巻く自然や人との繋がりにより、心身が健康になれる魅力的な環境づくりに尽力されています。
サウナに開眼する
福永さんとサウナとの出会いは、前職で営業の仕事をやっていた時代に通っていたジムでした。
そこにあったサウナで、先輩に「ととのい方」を教わって魅了され、その後、軽井沢でアウトドアサウナを体験。
大自然の中で解放感を味わえるサウナに衝撃を受けたのが、サウナに開眼するきっかけとなりました。
すっかりサウナの虜になった福永さんは、自分でサウナ施設を設立しようと決心します。
学生時代に慣れ親しんだ新富町で
その設立の場所として選んだのが、学生時代にカヌー部で通い、親しみのあった新富町でした。
宮崎を離れて12年が経過していましたが、新富町が若者の起業・チャレンジの支援に積極的なのを知ったことも、新富町を選んだ決め手の一つになりました。
福永さんに、サウナ設立のためにもっとも重要な条件を伺ったところ、
「何より綺麗な水がある事。
地下水・湧水・渓流などの水資源がある事で、より感動的なサウナの体験価値を生むと考えています。」
とのこと。
他にも、駐車スペースや周囲のロケーションを含め、福永さんの理想と新富町内の風景を重ね合わせていきます。
サウナの本場で学ぶ
起業するにあたり、やはり本場で本質を学びたい…と決心した福永さんは、サウナの本場であるフィンランドへ10日間の旅に出ます。
そして、8か所のサウナを巡る中で、大きな気付きを得ました。
「圧倒的な大自然との一体感が生み出す感動体験があり、サウナが老若男女でにぎわう交流の場になっているんです。
日本のサウナは、無言でじっと熱さに耐えるイメージがありますが、フィンランドでは皆で談笑したり、お酒を飲んだりして日常的にサウナが楽しまれているんです。」
と福永さん。
サウナに求めるそもそもの価値観が、日本とフィンランドでは違っていました。
人々が仕事の後や余暇に楽しむほど、サウナが生活に溶け込んでいる事にヒントを得て、これらの体験を活かしたサウナ事業の方向性が固まりました。
そして2022年7月に、ゆかりのある新富で仲間達2人とともに「Well-Being Sauna(ウェルビーイング サウナ)」を設立し、テントサウナ事業を開始しました。
現在は、まだ固定の施設を持たないため、移動式のテントサウナを活用した出張イベント・出張サービスを積極的に展開されています。
これまでに、食とサウナの地域交流イベントや、サウナキャンプ等を開催して、地元メディアでも話題になりました。
また福永さんは、サウナ事業と並行して、宮崎にUターン・移住して職探しをする方々への地元企業の求人紹介や転職支援のコンサルタントとしても活躍中なのです。
理想の場所を探して
福永さんの次の目標は、自身の理想と地の利が合致した場所探し。
通年営業できる環境を整え、自身が体験したあの感覚を提供する事です。
「宮崎の自然の良さを体感できて、人と人との心の触れ合いが生まれるような場所を造りたい。
まだ『ととのう』という心地よい感覚を味わったことがない方々は、ぜひサウナの楽しみ方を教えるイベントに参加していただきたいです。」
とのこと。
お話しを伺っていると、端正なお顔立ちの奥に、サウナのような?熱い情熱が湧き出ているようでした。
【Well-Being Sauna】
住所:新富町日置964-20 民宿初音敷地内 → MAP
連絡先:wellbeingsauna723@gmail.com
Instagram:https://www.instagram.com/wellbeing_sauna
https://www.instagram.com/f.atsushee
「バー アルコリズム」オーナーバーテンダー。
シェラトンのバーで15年勤務後、2022年ニシタチに開業。ソムリエ・きき酒師・焼酎きき酒師・酒質鑑定士の資格を持つ。
2023年のG7農相会合では、ニシタチを代表するバーテンダーの内の一人として、レセプションでの振る舞いに2日間参加。
カクテル創作のワークショップや屋外イベントも展開中。