2023年開運ナンバー1の神社に行ってみた-一葉稲荷神社/宮崎市


一葉稲荷神社入口

神頼みはしない質ですが、毎年地元の神社には初詣に行っているDiceです。
1月17日の夜にテレビを点けたままテゲツー!の原稿を書いていたら、「マツコの知らない世界」(TBS、宮崎ではMRTで放映)で「開運神社の世界」の特集をやっていて、佐々木優太さんという方が、2023年にオススメしたい開運神社ベスト3を紹介されていました。

そうしたら、最後の最後に今年のナンバー1開運神社として登場したのが、宮崎市にある「一葉稲荷神社」ではありませんか。

せっかく宮崎にいるんだったら、これは行かねばなるまいと、早速翌日に出かけてきました。

目次

映える赤い鳥居をくぐって

鳥居が並ぶ参道

参道には、様々な方が寄進された10基以上の赤い鳥居が並んでいます。
折しも良い天気だったので、青い空と木々の緑を背景に、なかなかに映える光景です。

縁起

一葉稲荷神社縁起

鳥居をくぐり終わると、右手に神社の縁起書きがありました。

主祭神は、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。
古事記には須佐之男命(すさのおのみこと)と神大市比売(かむおおいちひめ)との間に生まれた神として、日本書紀には伊奘諾尊(いざなぎのみこと)と伊奘冉尊(いざなみのみこと)の間に生まれた神として登場します。
穀物や食物を司る神で、古くから稲荷神(お稲荷さん)として広く信仰されてきました。

ともに祀られている配座の猿田彦命(さるたひこのみこと)は、天孫降臨の際に瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を道案内した神。
塩土老翁命(しおつちのおじのみこと)は海幸山幸の伝承にも登場する航海や製塩を司る神。
大国主命(おおくにぬしのみこと)は国津神の代表的な神で、出雲大社の主祭神。因幡の白兎を助けたことで知られ、良縁祈願の神としても信仰されています。

伝承では、第12代天皇である景行天皇の勅によって「日向の小戸の阿波岐原」に創建されたと伝えられ、平安末期の寿永年間(1182~1184)に現在の場所に移転遷座したとのこと。

銭洗神社

銭洗神社

縁起書きの反対側、手水舎の手前には、小さな赤い鳥居の奥に銭洗神社がありました。
お宮の前に流れ落ちる神水でお金を洗うと金運が向上するということで、手持ちの貨幣を洗って財布にしまう人の列ができていました。

拝殿に参拝

本殿

参道を進み、狛犬の間を抜けて拝殿へと進みます。
前日のテレビ放映の影響で、平日の昼間にも関わらず、参拝者の列ができていました。
普段は割と閑散としている神社なんですが、テレビの影響は大きいですね。

左側の狐像

拝殿の前には、左右に狐の像が設置されています。
狐は、稲荷神社の神様のお使い(眷族)なんです。普通の狐ではなく、全身が白い霊獣の白狐で、向かって左側に置かれたこの狐は、巻物をくわえているようです。
巻物は、稲荷神社の知識・知恵を象徴しています。

右側の狐の像

対になる、向かって右側の白狐。
こちらの狐がくわえているのは、玉のように見えます。
玉であれば、稲荷神社の霊徳を象徴しています。

本殿の裏へ

本殿裏側

作法に則って参拝を終えたら、本殿の裏側に回ります。

なかなか立派な本殿ですが、比較的新しそうです。
こちらは、1916(大正5)年に再建された社殿が台風や白蟻等の被害で傷んだため、総工費1億2,278万円をかけて改修し、1997(平成9)年に竣工したものなのだそうです。

開運の白兎

本殿裏上部の彫刻

本殿裏の上部には、3つのカラフルな彫り物が掲げられています。

開運の白兎

中央にあるのが、波と白兎がデザインされたもの。

神社の伝承によれば、1662(寛文2)年に起きた西海大地震(外所地震)の時、神社のある地域に津波が押し寄せ、周辺の神社は被害に遭ったのですが、この神社には突如白い兎が現れ、波を撥ねのけて災害から守ったと伝わっています。

この彫り物はその伝承を表したもので、このことから一葉稲荷神社には厄除け開運の御利益があるとされています。

そして今年(2023年)は癸卯(みずのとう)という干支であることから、兎つながりで、今年の開運神社ナンバー1に選ばれたという訳なのです。

こちらにお詣りの際は、本殿裏まで回って、白兎の彫り物も拝んでくださいね。

えびす神社

えびす神社

裏から表に戻ると、拝殿左側には「えびす神社」も鎮座していました。
祀られているのは恵比寿神と寿老人。どちらも七福神で、恵比寿神は漁業や商売の神様、寿老人は長寿を授ける神様ですので、こちらにもしっかりお詣りしておきました。

これで、今年は良い年になりそう。

【一葉稲荷神社】
住所:宮崎市新別府町前浜1402 → マップ
社務所営業時間:9:00~17:00

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
2020年8月からテゲツー!のWebサイトの管理運営を引き受け、ライター兼編集長としてテゲツー!全般の面倒を看ています。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。

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