全量芋仕込み焼酎「一刻者」のふるさとは高鍋の黒壁蔵


永瀬正敏さんと一刻者
画像提供:宝酒造株式会社

日本酒「松竹梅」から焼酎、チューハイ、梅酒、紹興酒、洋酒、料理酒などアルコール飲料を幅広く製造・販売する宝酒造株式会社(本社:京都市)から、同社の本格芋焼酎「一刻者(いっこもん)」のPR発表会を高鍋町にある黒壁蔵で開催するので、取材に来ませんかとテゲツー!宛てに連絡がありました。

こうした大手企業からわざわざご連絡いただけるなんて、テゲツー!も宮崎のメディアとしてちゃんと評価いただいているなとしばし感慨に浸った後、取材に行けるライターを調整したのでした。

しかし、ようやく調整できたと思ったのも束の間、南西諸島の南からUターンして北上してくる台風11号の影響で高鍋でのイベントを中止し、東京・渋谷での発表会に切り替えるとの連絡が。
それなら、テゲツー!東京支局を担当する私Diceが行きましょうということで、9月4日の日曜日に、会場の渋谷キャストに出かけてきました。

目次

9月4日は“一刻者の日”

商品第三部長清水隆広氏
画像提供:宝酒造株式会社

まず、イベントの主催者として挨拶されたのは、宝酒造株式会社商品第三部長の清水隆広さん。

同社の本格芋焼酎「一刻者」の出荷が始まったのは2001年9月4日からで、昨年がちょうど20周年の節目でした。
そこで、9月4日を“一刻者の日”と定めて、昨年からこの日にPRキャンペーンが行われています。
21周年目の今年も、この9月4日に貯蔵用の甕に仕込む特別な「一刻者」のオーナー200人を募集します、というのが、このPRイベントの趣旨のひとつ。

昨年も同様の募集が行われたのですが、募集開始から3週間で完売したという人気ぶり。かく言う私もそのオーナーの一人なんですよ。

今年のオーナー特典は、
(1) 2022年12月に甕貯蔵約70日の「一刻者」原酒720mlを送付
(2) 2023年4月に甕貯蔵180日の「一刻者」原酒720mlを送付
(3) 2023年10月に一年甕貯蔵の「一刻者」原酒720ml2本セットを送付
というもの。
昨年より届く原酒の量が増えているのは、もっと飲みたいというオーナーからの声に応えたものらしいです。

ブランドアンバサダーは永瀬正敏さん

ブランドアンバサダーの永瀬正敏さん
画像提供:宝酒造株式会社

「一刻者」のブランドアンバサダーに任ぜられているのは、都城市出身の俳優・永瀬正敏さん。
ストイックに役に打ち込むその姿が、「頑固者」という意味を持つ「一刻者」のイメージによく似合います。

本来ならこの日は、高鍋で仕込みに使うコガネセンガンの芋掘りも予定されていたのですが、生憎の天候で会場が変更になったため、残念ながら果たせず。
それでも、急遽会場を変更することになった関係者の皆さんの英断を労う、心優しい永瀬さんなのでした。

上の写真で永瀬さんの後ろのスクリーンに映し出されているのは、宮崎ブーゲンビリア空港の搭乗待合室に掲出されることになった「一刻者」のPRパネルです。
ちょうど1階に降りる東側階段の横に設置されているので、宮崎に到着後や宮崎から出発前に目にすることがあるかもしれません。
搭乗待合室にある売店にも「一刻者」が置かれているとのこと。

オーナー専用の特別な「一刻者」

ブランド担当の佃さんと永瀬さん
画像提供:宝酒造株式会社

続いて登場した、「一刻者」ブランド担当の佃裕之さんから、永瀬さんのアンバサダー就任によってブランドイメージが上がり、永瀬さんがきっかけで「一刻者」を飲むようになったというユーザーの声も紹介されました。さもありなん。

そして、今回オーナー募集する特別な「一刻者」について、全量芋仕込みの焼酎原酒を、2019年に造った専用の石蔵で熟成させるという元来のこだわりに加えて、宮崎県産の厳選された芋のみを使用し、熟成が進む陶器製の甕で1年間貯蔵することが発表されました。
昨年は、このオーナー専用原酒を貯蔵する甕に永瀬さんがサインされたのですが、今年は残念ながら現地に行けなかったのでそれは無し。

原酒の香りを嗅ぐ永瀬さん
画像提供:宝酒造株式会社

この後、昨年蒸留して1年貯蔵された原酒と、今年蒸留されたばかりの原酒を香りだけで判断するテイスティングの課題に永瀬さんが挑戦。
佃さんから、蒸留したてはオイリーでスパーシー、パンチのある香りですが、1年でローストしたナッツのような香ばしさ、焼き芋のようなとろりとした甘さのある香りに変化してくるとの説明があり、永瀬さんも納得。
記者席から見ただけでも、今年の蒸留したてのものは少し白っぽい濁りがあるので、香りを嗅ぐまでもなく一目瞭然でありましたが(笑)。

オーナー認定証を手にする永瀬さんと贈呈者の佃さん
画像提供:宝酒造株式会社

オーナー特典では、普段は市場に出ない貯蔵70日後と180日後の原酒が送られてくるので、その香りの変化が楽しめます。
その特別な「一刻者」の2022年度甕オーナー第1号に永瀬さんが認定され、佃さんから認定証が贈られました。

人々の想いと時を刻む

サイン入りボトルを披露する永瀬さん
画像提供:宝酒造株式会社

今年は高鍋町にある黒壁蔵で甕にサインを入れられなかった永瀬さんは、代わりに陶器製の小さなボトルにサインを入れられました。
右肩に「刻」という文字が入っています。
「一刻者」から取られた一文字ですが、時間を意味する文字であり、刻むという意味を持つこの文字、焼酎造りに携わるたくさんの人々の想いが刻まれ、それが時間の経過とともに熟成を重ねていくという意を秘めており、これまで様々な役柄を演じてきた永瀬正敏さんならではの選択のように思われました。

イベントが終わって、担当の佃さんに少しだけお話しを伺いました。
高鍋にある黒壁蔵は、宝酒造の本格焼酎製造にとって拠点となる場所で、2019年に「一刻者」専用の石蔵を造り、仕込み、蒸留、瓶詰めまで全ての工程を高鍋で行うように変えて行ったとのこと。
一般的な焼酎造りでは、麹には米を使用することが多いのですが、それをあえて芋麹にし、全量芋仕込みにこだわっているのは、製造担当者の美味しい焼酎を提供したいという想いから生まれたもので、着想から実際の出荷にいたるまでに6年もの歳月をかけたのだとか。ここにもまた「一刻者」がいたわけですね。

特別な「一刻者」の甕オーナー募集は200名限定で11月10日まで

2022年度の特別な「一刻者」の甕オーナー募集は既に始まっています。
募集期間は11月10日までですが、200名限定ですので期限前に締め切られることもあります。現に、2021年度は開始から3週間で200名に達したそうですし。

甕貯蔵約70日の原酒(720ml)1本、甕貯蔵180日の原酒(720ml)1本、1年甕貯蔵の原酒(720ml)2本がそれぞれの時期に届くセットで、税込み27,500円。
お申し込みは、下記のリンクからどうぞ。
【共同オーナー募集】全量芋焼酎「一刻者」<宮崎黄金千貫>甕貯蔵原酒「甕オーナー」

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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