東京からUターンして早3年、工藤有紀です。
「こどものくに」内にある「こどものくにガーデン」の一角にある「青島ハンモック」にお邪魔しました。
生き生きとした木々や草花の癒やし空間「こどものくに」
「こどものくに」は、宮崎県観光の父・岩切章太郎氏が、1939(昭和14)年に作った夢の国で、来年の春には、開園80周年を迎えます。
1960年代から70年代にかけて、皇太子明仁親王と美智子妃の新婚旅行先となったり、ドリフターズなど有名人が多数が訪れるなど、新婚旅行ブームのメッカとして相当に賑わいました。
現在は、遊具も撤去され、入場料無料、駐車場無料で開放されていて、広大な敷地の中に300種3500株を有する「バラ園」や岩切章太郎が心より愛した400本の椿のある「椿園」、パークゴルフ場、芝生広場などを備え、四季を通じて木々や草花が生き生きと育つ癒やしの空間として愛されています。
その「こどものくに」の緑あふれる雰囲気に魅了されて大分県から移住してきたのが、「青島ハンモック」を運営する阿南智昭(のりあき)さん・香織(かおり)さんご夫妻。
1階と2階を夫婦で分担
1階は、智昭さんが担当するハンモックエリア。
こちらでは、ハンモックの製造・販売・レンタルなどを行っています。
手編みハンモックの教室も開催されていて、1時間程度で小さなハンモックを作る体験コース(1,000円)から、時間をかけて本格的なチェアハンモックを作る上級コースまで用意されています。
2階は、香織さんが担当するカフェエリア。
小上がりのテーブル席は掘りごたつ風になっていて、座ると「こどものくに」の木々に囲まれ、眼下にはバラ園や椿園が広がります。
優しい時間が流れるカフェ
2階のカフェスペースでは、なんといってもカウンター越しに迎えてくださる香織さんの柔らかで自然な笑顔が印象的でした。
それだけで癒されます。
店内には、ガーデン素材を中心に作られたドライフラワーがあちこちに飾られていて、それでもまた和まされます。
自然のリズムを感じ、優しい気持ちになることができる素敵な空間です。
席に座ると、80年の歳月が育んだ味わいのある木々たち、ガーデンを眺めながら、スペシャルティコーヒーをいただく贅沢な時間が楽しめます。
スペシャルティーコーヒー以外にも、季節のドリンクなどもいただけます。
今回は、期間限定商品の、「梨とへべすのスカッシュ」(写真右)を注文しました。
爽やかな香りに秋を感じます。
青島を感じるスイーツ
メニューの中に、「甘酒」、「豆乳」と、このところ気になっている要素を盛り込んだデザートを発見したので、迷わず注文しました。
「甘酒豆乳シャーベット キャラメルソース」(530円+税)。
控えめな色合いでまとめられた優しいスイーツ。素朴でありながら、見た目だけでも気分があがるスイーツでしたが、素朴で可愛いだけではありません。
甘酒を作る米麹には、地元青島の老舗「カネナしょうゆ(長友味噌醤油醸造元)」さんの米麹を使用しているとのことで、青島を感じるスイーツ、美味しくいただきました。ごちそうさまでした。
数量限定で季節の野菜を楽しむランチも
画像提供:青島ハンモック
こちらのカフェには、数量限定(無くなり次第終了、予約可)で季節の野菜を楽しむランチもあります。
「TODAY’s LUNCH PLATE」(1,100円+税)で、たっぷりの旬のお野菜が丁寧に並べられ、ミニスープにドリンク(コーヒー、紅茶、アップルジュース、オレンジジュース)も付いています。
ご飯かパンかを選べますが、私はお野菜をパンに挟んでいただきたかったので、パンを選びました。
画像提供:青島ハンモック
野菜づくしのワンプレートランチに満足できるか心配だったのですが、心配無用でした。
野菜が大好きな香織さんが丁寧に調理していますから、美味しいに決まっています!
人参ってこんなに美味しかったかと、しみじみ人参を見つめてしまうほど。
野菜がとても美味しいので、満足感が十分ありました。
お野菜の組み合わせは、旬のものを中心に提供するため、少しずつ変わっていくのだそうてす。
「こどものくに」は、間もなく秋薔薇の美しい季節になり、10月27日(土)からは、「秋のバラまつり」が始まります。
10月27日(土)、28日(日)にはマルシェも予定されていますので、是非お出かけいただき、ハンモックに揺られたり、木々や草花を眺めながらカフェでまったりしたり、「青島ハンモック」をお楽しみください!!
【青島ハンモック】
住所:宮崎市大字加江田7245-1 → マップ
電話 :0985-69-6602
営業時間:11:00~17:00
定休日:火曜、水曜、その他不定休
寄稿者:工藤有紀
宮崎の太陽、空、海、花、神社を愛しすぎて、東京からUターン。
宮崎の魅力的な人、景色、農作物、畜産物、お店、活動などをより多くの方に伝えたい。
尊敬する人は、岩切章太郎翁。