はじめまして、ライターのみすみぞのいずみです。
いきなりですがみなさん、カフェはお好きですか?
ええ、私は大好きです!
でも、おしゃれカフェに行っちゃうと、つい「こなれた自分」みたいなの演出しちゃいません‥?
私は、ついしちゃいます。
メニューを見ないで、「いつものアレ」的な注文しちゃう、みたいな。
でも、今回ご紹介する、都城市にある「クッナムコーヒーショップ」では、そんな「こなれ感」は必要ない、素の自分で楽しめるカフェなんです。
クッナムってどういう意味?
お店の名前にある、聞きなれない「クッナム」という言葉。
どういう意味なのか、店長の重水愛香さんに伺ってみたところ、「国男」という漢字を、韓国語読みにしたものなのだそうです。
実は、「国男」というのは、重水さんの亡くなったお父様のお名前。
重水さんが韓国で日本語教師として働いている時に、急に亡くなられてしまったのだそうです。
父の死に触れて、これからの生き方について考えた重水さんは、当時、韓国で仲良くしていたカフェを経営するご夫婦に、バリスタとしての技術を教えてもらい、帰国してカフェを開くことを決意。
集中的に技術を学び、地元である都城にカフェをオープンすることになったのです。
なんてすごい行動力!
ドリンクメニューがたのしい!
バリスタの修行をされたということで、エスプレッソをベースとしてたメニューが並びます。
お値段は、300円~430円と、比較的リーズナブルです。
お好みで濃さや甘さが調整できたり、トッピングで生クリームやアイスクリームを加えることもできます。
コーヒー以外のメニューもいろいろと揃っています。
季節や雰囲気に合わせたラテアートも楽しめるようですよ。
この日、私がいただいたドリンクは、「マカダミアナッツラテ」(380円)。
マカダミアのフレーバーが優しくて、上に乗った甘いホイップクリームとの相性抜群でおいしかった!
カフェならではの、エスプレッソを使ったドリンクがどれも美味しそう!と思っていると、見慣れないメニューが。
マニレモン?
リコピン?
「マニ」とは、韓国語で「たくさん」という意味なので、「たくさんのレモン」を使ったドリンク、つまりは「レモンスカッシュ」で、生レモンがたっぷり使われていて爽やか!
「リコピン」とは、その名のとおり、トマトの赤い色を産み出す栄養素のリコピン。
トマトとハチミツだけを使ったドリンクで、毎年かなりの人気なんだそうです。
どちらも期間限定で韓国ではポピュラーなメニューとのことです。
私が取材している間にも、「マニレモン」を美味しそうに飲み干しているお客様がいらっしゃいましたよ。
心の休まる場所を提供したい
重水愛香さんからお話を伺うと、韓国では、カフェは日本よりもっと生活の中になじんだ存在で、カフェ同士が隣り合ったりしていることも少なくないとか。
毎年1回は韓国へ研修に行き、バージョンアップして帰ってくるという重水さん。
お話しているとそのパワーが伝わってくるような素敵な方でした。
「ありがたいことに、多くのお客様で毎日忙しい。」
と話す重水さんですが、みなさんきっと、重水さんからパワーをもらって充電しに来ているんじゃないでしょうか。
「お客様がホッとできる場所でありたい。」
重水さんはそんなふうにもお話していました。
今年の6月11日で、お店は5周年を迎えられたんだそうです。
飾らない重水さんの人柄が、このお店をもっと魅力的にしているように思えます。
おしゃれにこなれカフェも悪くないけど、私の毎日に寄り添ってくれるような、肩の力をいったん抜いてまたがんばろうかなって思える場所が、「クッナムコーヒーショップ」にはありました。
【クッナムコーヒーショップ】
住所:都城市鷹尾3丁目4-6 パシオ鷹尾店内テナント
電話:080-8392-4288
営業時間:10:00~19:00 winter time 10:00~18:00
定休日:火曜日
寄稿者:みすみぞのいずみ
宮崎市に10年以上住んだあと、地元の都城市に帰ってきました。
2人の男児の母。
あちこち散らかった好奇心をまとめるのが大変な年頃です。
今は断捨離とwebライターの仕事といかにラクしておいしいごはんを作るかに夢中。