仕事帰りや休日は、街をさすらうのが好きなフードアナリスト、Diceです。
宮崎市橘通東3丁目2-22のTOKIWA24ビル1階で、ランチタイムだけ営業していた「cafe Jakow(カフェ ジャコウ)」。
SUIこと横山みどりさんと、御頭こと中津一之さんが営む、ジューシーなハンバーグステーキで有名な店でしたが、2月いっぱいで営業を終了し、宮崎市松山1丁目に新しく店舗を構え、店名も「cafe dining GREENA(カフェダイニング グリーナ)」として3月16日(木)から再スタートしました。
新店舗は、宮崎市役所前から東へ延びる松山通りに面していて、松山1丁目のバス停のすぐ近く。
既存店舗の改装ですが、白い外壁に1階正面部分に無垢の木材が貼られて、大きな2つのガラス窓とともに、シンプルでおしゃれな印象です。
これまでは無かった駐車場も、5台分完備されています。
ドアを開けて入ると、正面奥に6席のカウンターがあり、その奥で御頭・中津さんが迎えてくれます。
座席は、カウンターの他に2人掛けのテーブルが4つ。
決して大きな店構えではありませんが、SUIさんと御頭の二人で、手の込んだメニューを提供するには、これくらいが丁度良いということなのでしょう。
看板メニューのハンバーグステーキをオーダー
早速カウンターに陣取って、ランチメニューの中から、看板メニューのジューシーハンバーグステーキランチ(サラダ、スープ付き、税込 1,280円)をお願いしました。
ハンバーグは、デミグラスソースと和風おろしワサビソースの2種類のソースが選べますが、ここは定番のデミグラスを選択。
まずはサラダとスープが供されるので、食べながらカウンターの目の前にある鉄板で焼かれるハンバーグの焼き上がりを待ちます。
こちらのハンバーグは、ステーキカバーで蓋をしてじっくりと蒸し焼きにされるので、焼き上がるのに少々時間がかかりますが、その様子を見ながら待つのも楽しいものです。
豪快なフランベを楽しむ
ハンバーグの仕上げは、豪快なフランベ。
もうこれまで数え切れないほど炎を上げてきたであろう、御頭の手際が見事。
これを目の前で楽しむのであれば、座るべき席はカウンターの右から3番目がベストです。
ただし、本当に目の前で炎が上がるので、くれぐれも身を乗り出さないように。髪の毛焦げます。
そして、付け合わせの焼き野菜とともに皿に盛られ、デミグラスソースがたっぷりとかかって供されたのが、このジューシーハンバーグステーキ。
どうです、この美しさ。
そこらのカフェとはひと味違い、ホテルのレストラン仕込みの手の込んだ盛り付けです。
鉄板で焼かれた野菜(この日はズッキーニ、ニンジン、ブロッコリ)には、ピンク色の岩塩をその場で摺りおろした塩がかけられているというこだわりも。
宮崎県産の豚肉と牛肉の合い挽きを使い、鉄板の上で蒸し焼きにされたハンバーグは、箸で切れるほどにふんわりと柔らかく、ジューシーな肉汁とともに口の中でほろほろと崩れていきます。
そこに香り高く濃厚な旨味のデミグラスソースが絡まって、思わず笑みもこぼれようというもの。
ハンバーグステーキには、ライスの他にトーストされた食パンも付いてくるので、これで残ったデミグラスソースを拭っていただきます。
それでもソースが少し残ったので、もったいなくて皿を舐めようかとも思いましたよ。
いや~、満足、満足。
SUIさんのカレーも美味い!
ランチメニューには、SUIさんが煮込んだビーフカレーを使ったメニューもあって、こちらは、「SUIビーフカレーランチ」(サラダ付き、税込1,180円)に炙りチーズトッピング(+50円)したもの。
カレーを口に含むと、トマトなど野菜の甘さを先に感じますが、後からスパイスの辛さが追いかけてきます。
しかし、その辛さも強いものではなくて、比較的マイルドなので、辛いものが苦手な方でも大丈夫だと思います。
ハンバーグステーキランチと同様に鉄板で焼かれた野菜と、輪切りのゆで卵が添えられ、細切りにして揚げたワンタンの皮が、クリスピーナ食感を加えてくれます。
ランチメニューには、このカレーとハンバーグを組み合わせた「御頭ハンバーグSUIカレーコンビランチ」(ライス、サラダ、スープ付き、税込1,800円)もありますので、両方食べたい方はそちらをお楽しみください。
移転オープンして、これまでのランチタイムだけではなく、ディナータイムも営業されるようになったので、ゆっくりとワインでも飲みながら、絶品ハンバーグを楽しむのも良いのではないでしょうか。
【cafe dining GREENA】
住所:宮崎市松山1-7-11 → マップ
電話:0985-48-7855
営業時間:ランチ 11:30~15:00、ディナー 18:00~22:00
定休日:火曜日