
皆さん、こんにちは。
宮崎では、毎年ソメイヨシノが咲くと、いよいよ完熟マンゴーの季節がやってきます。
宮崎県産の完熟マンゴーは全国的にも知名度が高く、一度は食べてみたい果物のひとつになっていますが、その中でも全体の数パーセントしか無いと言われるのが、スペシャル選抜組の「太陽のタマゴ」。
今年は、その「太陽のタマゴ」の出荷が今日(4月17日)から解禁となり、本格的なマンゴーシーズンに突入しました。
今年の初値は52万5,000円!

今朝、宮崎中央卸売市場で行われた初競りには、仲卸を始めJAや行政関係者など100名が集まり、4Lサイズ2玉入り「太陽のタマゴ」1箱が52万5,000円で競り落とされました。
過去最高値は、昨年の70万円だったらしいですが、今年の初値はそれには及ばなかったものの、5月25日の「みやざきマンゴーの日」にちなんだ値段とのこと。
なかなか粋な値付けですね。
「太陽のタマゴ」とは!?

「太陽のタマゴ」は、JA宮崎経済連と宮崎県で組織する「みやざきブランド推進本部」が定める以下の基準に合致する、JA系統を通じて出荷された完熟マンゴーを言います。
(1) 自然に落果するまで樹上で完熟させた、特に食味・外観の優れた果実
(2) 経済連が定める県統一基準を満たす果実
・品位:「青秀」以上
・階級:「2L」以上
・糖度:「15度」以上
JA宮崎経済連によると、今年は年明けから天候に恵まれて糖度は高いものの、昨年の猛暑の影響で生育は遅れており、出荷のピークは例年より2週間から1ヶ月ほど遅く、生産量は昨年並みの880トンを見込んでいるとのこと。
また、物価高騰の影響で温室を暖めるための燃料費を始めとして生産コストが1ワイほど上昇しており、生産者は厳しい環境に置かれているとのことです。
果物の女王とも言われるマンゴーは、薬膳的には胃腸を整え食欲不振に効果があり、体内の余分な熱を取り除き、咳を止めるなどの効能があるとされています。
「太陽のタマゴ」とは行かなくても、今年も宮崎県産の完熟マンゴーをたくさん食べて、生産者を応援しましょう。