両親の出身地・日南市南郷町が第二の故郷のDiceです。
小学生の頃、学校が休みになるたびにJR日南線に一人で乗り込んで南郷駅まで旅していたのですが、その南郷駅に久しぶりに降り立ったところ、この地でキャンプを張る埼玉西武ライオンズのチームカラーである白とレジェンドブルーに塗り替えられていて、見違えるように模様替えされていました。
広島東洋カープがキャンプを張る日南市油津のJR油津駅が、一昨年にカープカラーに塗り替えられたのに続く快挙です。
地元の高校生4人組のプロジェクト
画像出典:FAAVO宮崎 BCLプロジェクトページ
実はこの南郷駅をライオンズカラーに塗り替えようというプロジェクトは、地元の南郷中学校出身の高校生3年生4人組が、ライオンズのキャンプ地「南郷」を盛り上げようと声を上げて取り組んだものなのです。
彼らは、クラウドファンディングサイトのFAAVOで「BCL(Blue City Leo)プロジェクト」を立ち上げて賛同者と資金を募り、見事に461人の支援者と409万5,000円の資金を集めることに成功しました(実は私も支援者の一人なのですが)。
代表の岩﨑礼生君を始めとする高校生達の熱意は、周囲の大人達を巻き込み、西武ライオンズ本社で居肇郷社長や日南市の崎田市長とともに記者発表をするなど、球団サイドも全面応援という運びになったのでした。
波に乗るライオンズ
2月1日から「ライオンズ南郷駅」という愛称になった南郷駅、レジェンドブルーで塗り尽くされるのではなく、漁師町南郷をモチーフに大きなうねりと砕ける波がデザインされ、そこにライオンズのロゴと赤い色で「南郷駅 NANGO STATION」の文字が。
このデザインは、2019年シーズンのパリーグを制した「波に乗るライオンズ」を表現するとともに、ライオンズの存在を身近に感じてもらい、ライオンズとの融合で地元を活性化しようという高校生達の思いが込められています。
どこをとってもライオンズ
カープ油津駅の塗装は正面だけでしたが、ライオンズ南郷駅は、裏側(線路側)もしっかりとライオンズカラーに塗装されています。
油津駅より南郷駅の方が小さいことも幸いしたのかも。
正面入口横には、ライオンズのロゴがでかでかと。
その右側にある男子トイレには、ライオンズのマスコットレオが描かれた暖簾がかけられていました。
女子トイレはチェックしませんでしたが、ライナの暖簾かな!?
その暖簾の近くには、折りたたみ式のシートが3つ。
普通なら木製の長いすが置かれているところですが、これは、ライオンズの本拠地「メットライフドーム」で実際に使われていたものらしいです。
シート番号も入っていて、なかなか雰囲気ありますね。
内部は驚きの
駅舎の中に入ると、そこには人工芝が敷かれ、ホームベースとバッターボックスが描かれていました。
さすがにキャッチボールができるほどの広さはありませんが、ライオンズの4番山川穂高選手をイメージしながら素振りくらいはできそうです。
駅舎から線路に通じる出入口の上部には、スコアボードを模した看板まで取り付けられています。
ちょうど、バッターボックスに立ってセンター方向を見た感じをイメージしているのかもしれません。
しかし、外部の塗装のみならず、内装もここまで徹底して野球場をイメージした仕様になっているとは驚きです。
カープ油津駅から2年経って、完成度が更に上がった感じです。
記念乗車券も販売
ライオンズ南郷駅の誕生を記念して、2月1日(土)から記念乗車券も販売されていました。
販売枚数は2,222枚限定で、売り切れ次第終了。
こちらがその記念乗車券。
台紙にセットされていて、1セットが宮崎-南郷間の運賃と同額の1,310円。
デザインは、日南市在住のデザイナー・渡邉茜さんによるもの。
南郷駅だけではなく、宮崎駅でも販売されているとのことですが、ライオンズファンなら垂涎のアイテムとなりそうで、すぐに売り切れそうですね。
初出時、記念乗車券のデザイナーを「宮崎在住のひだかあやさん」と記しておりましたが、正しくは「日南市在住の渡邉茜さん」でした。
関係者の皆様にはご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫びいたします。
インスタ投稿で南郷町の特産品が当たる!
また、誕生記念キャンペーンとして、Instagramでライオンズ南郷駅の写真を投稿すると、抽選で10名様に南郷町の特産品が当たるキャンペーンも実施されています。
まず、JR九州宮崎総合鉄道事業部の公式アカウント「@jrmiyatetsu」をフォローして、ハッシュタグ「#ライオンズ南郷駅cp」をつけて南郷駅の駅舎と分かる写真を投稿するだけ。
キャンペーン期間は2月29日(土)までですので、是非ともチャレンジしてみてください!!