ところで、「シャルキュトリ」って?
撮影:竹原英男
「フードアナリスト」についてはわかりましたが、今回の「晩餐」のもう一つのテーマである「シャルキュトリ」というのは、一体何なんでしょうね?
撮影:竹原英男
実は、「シャルキュトリ」というのは、フランス語の”charcuterie”で、食肉加工品全般を指す言葉で、chair(肉)+cuite(火を入れる)が語源。
ハム、ソーセージ、パテ、テリーヌなどの総称で、その多くは豚肉を原料とし、鴨やジビエなどを使うこともあります。
ワインと並んでフランスの食文化を代表するタームの一つですが、日本ではまだあまり知られていません。
それでも、日本シャルキュトリ協会という団体まであったりするのです。
野中シェフ×栗山ノーサン
撮影:竹原英男
今回の「シャルキュトリの晩餐」は、(有)栗山ノーサンから、骨抜き豚足、はらみ、ハツ、レバー、豚頭肉など、様々な素材の提供を受け、「solid green(ソリッドグリーン)」の野中シェフが腕を振るって色々な料理に仕立て上げたのでした。
撮影:竹原英男
その料理の中のひとつ、豚レバーをベースに、ソテーしたナスとシシトウを組み合わせたピンチョス。
色合いも味も見事でした。、
こちらは、千切り大根入りのキッシュに生ハムとミニトマト。
これも彩り華やかで、美味しく、しかも立食バーティー用に食べやすくピンチョス仕立てにするという心配り。
これら以外にも、紹介しきれないほどたくさんの料理が供されましたが、いずれも食材の特性を生かした、バラエティに富んだ味わいの数々で、来場者にも好評でした。
豚足王子のミニ・リサイタルも!
最後の晩餐ならぬ晩餐の最後を飾ったのが、今回の「シャルキュトリの晩餐」の立役者の一人であり、宮崎のフードアナリスト界のリーサル・ウェポン、(有)栗山ノーサンの池田吉啓さん。
都城地区だけで年間10万本産出される豚足の価値に目を付け、豚足を売るために今の会社に転職したという池田さん。
今や「豚足王子」として、県内はもちろん、全国から海外まで視野に入れて飛び回る敏腕営業マンですが、音楽の腕もかなりのもの。
ウクレレ片手に自作の歌を披露する姿を、テレビなどでご覧になった方も少なくないはず。
ウクレレだけではなくてピアノも半端ない上手さで、この日は「糸」を弾き語っていただきました。
さて、「フードアナリスト」と「シャルキュトリ」、それぞれについて少しはおわかりいただけたでしょうか?
宮崎フードアナリスト委員会は、「尊命敬食」を基本理念に、食に関する情報の専門家として、これからも様々な活動を行っていく予定です。
また、フードアナリストの仲間も募集中ですので、興味のある方は、下記までご連絡ください。
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