
みなさま、こんにちは。えびの市在住の駒子です。
今日は、中学生の頃、部活動の大会が近づくとみんなでお参りに行った神社をご紹介します。
えびの市栗下地区にある、ちょっと珍しい神社。
その名も、「金松法然(かなまつほうぜん)神社」。
焼酎好きの御坊様を祀る神社

ここに祀られているのは、焼酎をこよなく愛した御坊様・金松法然。
そのため地元では 「焼酎法然」 として親しまれ、多くの人が参拝に訪れます。
「焼酎法然」と呼ばれる理由

神社の入口に「金松法然様の伝説」という由来書があり、それによると金松法然は、その来歴は明らかではないものの、「ほうのきく」霊験あらたかな坊様で、村人の苦難や危機を救うと存在だったそうです。
1777(安永6年)年に往生される際、こんな言葉を遺したと伝えられています。
「焼酎を供えて一つの願を立てろ、必ずかなえてやる、一度に二つ以上の願はかなわんぞ、欲ばりはいかんぞ」
この言葉が広まり、今でも「一つの願いを叶えてくれる神様」として、地元の人々をはじめ、全国から多くの参拝者が訪れています。
参拝に必要なもの

焼酎好きのお坊様を祀る金松法然神社ですから、参拝する際には、願いを込めて 焼酎を供える 風習があります。
特に、地元で親しまれている本格焼酎「明月」を供えるのがよいとされています。
参拝の際に必要なのは、
・ 焼酎(明月がベスト)
・ ロウソク
・ 線香
・ 米
・ 塩

これらは、神社入り口から西へ進んだところにある 「ながたにストアー」 の店内や横に設置された自動販売機で購入できます。
叶えたい願いがあるなら…

この神社には、 商売繁盛・家内安全・健康祈願 など、さまざまな願いを叶えてくれる力が宿るといわれています。
ただし、法然様が遺した言葉のとおり 「欲張りすぎず、一つだけ」 願うことが大切。
本当に叶えたい願いを心に決め、焼酎を供えて、静かに手を合わせてみてください。
焼酎を供えて願いを込める─その徳にあやかる
霊験あらたかな神社で、焼酎の香りとともに願いを込める。
金松法然様のやさしい眼差しが、あなたの願いを見守ってくれるかもしれません。
さあ、あなたなら どんな願いを託しますか?
【金松法然神社】
住所:えびの市栗下757-10 → MAP
電話:0984-35-0987(社務所)
駐車場:敷地内にあり
お手洗い:社務所横にあり

大阪生まれ、中学校入学からえびの市で育つ。県外で11年ほど過ごし2015年にえびの市へUターン。
仕事は移住相談員をしています。美味しいモノ、美味しいお酒が大好き。「美味しいものは幸せの入り口」が合言葉。