ピザ好きですか?
って聞かれたら大きな声で「好きですよ!(食べ物ならなんでも)」と答えます。
カロリー?知らない言葉ですねぇ。万年成長期のBassyです。
そんなBassyのもとへ、宮崎の旬の素材にこだわったピザ店「Riposino(リポジーノ)」が、2022年12月にオープンしたとの嬉しい情報が舞い込んできたので幸福補給に行ってきました!
わくわくしながら店内へ
場所は、高鍋町の中心部「ホテル四季亭」のある交差点の角にある、2階建ての白い建物です。
白い壁に黄色い看板が目を引きます。
駐車場は、建物の裏手に3台分の専用のスペースがあります。
はやる気持ちを抑えて丁寧に駐車して、お店へと向かいます。
建物に入るとすぐに、シンプルなデザインの看板を発見。
ここから2階へと上がります。
屋根裏部屋のようなわくわくする空間
階段を登りきってお店のドアを開けると、まるで屋根裏部屋のような、わくわくする空間が待っていました。ダウンライトの照明が、これから始まる物語のスポットライトのような気がして、気分が昂(たか)ぶってきます。
客席は、オープンキッチンを囲むようにL字型に配置されたカウンター席が7席ほど。
Riposino=一休みできる空間
店主の長友 敏浩さんは、新富町生まれ。
高校卒業後は県外や海外で料理の修行をし、その地で出会った人やおいしいものに活力をもらっていたそう。
その後、地元宮崎で「時間を忘れて一休みできる空間を作って、お客様と会話を楽しみながら県産の素材で作ったお料理を提供したい」との思いに駆られ、20年ぶりに宮崎にUターンして、2022年12月15日にイタリア語で「一休み」という意味の「Riposino(リポジーノ)」をOPENしたそうです。
お店で使用する食材は、県産のものを使用し、宮崎の旬の物を旬の時期に食べてもらい、県産の食材が入手出来ないときはメニューから外すとのことで、「“地産地消”にこだわりたい」と話してくださいました。
会話を楽しめるようにどの席からも話しかけやすいカウンターキッチンなので、長友さんが楽しくノリノリで対応してくれると思います。
14時間以上長期熟成のピザ生地
店内では、長友さんが材料からこだわったピザを焼いてくれます。
14~18時間長期熟成した、色白でふっくらすべすべの生地が、長友さんの手によって美しい薄いピザ生地に変身していく様子が、どの席からでも見えます。
「空腹は最大のスパイス」と言われますが、それ以上に見るものすべてがスパイスになってしまうくらい、わくわくが最高潮に達したので、早速ピザを注文します!
15種類以上のピザからお好みでセレクト
メニューを開くと、トマトベースのピザと、チーズベースのピザにページが分かれて、甘いデザート系のピザもメニューにありました。
定番メニューの他にも、県産の旬野菜を使った「本日の農家さんのお野菜使用ピザ」という心躍るメニューもあり、全部で15種類以上。
悩ましいので、長友さんと相談してメニュー選びを手伝っていただき、好みを踏まえて決めたメニューは、
「本日の農家さんのお野菜使用ピザ」とチーズ系の「生ハムルッコラ」のハーフ&ハーフ(2,100円)でした。
「本日の農家さんのお野菜」は、綾町産の無農薬白ネギ。
丸く伸ばされた生地の上に具材がトッピングされ、厨房に設置された真っ赤な外観のピザ用オーブンに入れられます。
カウンター越しにピザ生地の行方を追っているだけでも、待ってる時間が楽しくなる、そんな配置のコンパクトな店内です。
待ちに待ったピザの登場!
しばらく待って、「あなたのためのピザが焼けました」と差し出されたのは、丸い額縁に収められた芸術作品のようなピザです。
ルッコラの緑、生ハムのピンクに長ネギの白。まるで絵画のよう。
ピザの容姿が美しすぎて見惚れてしまっていると、店主が、
「ルッコラが落ちて食べにくいでしょうから、端からくるくる巻いて食べると片手で食べられるし、生ハムとルッコラを一緒に味わえますよ」
と、食べ方を指南してくださいました。
ではさっそく「生ハムルッコラ」から一口。
しゃきしゃきの葉野菜、塩味がほどよい生ハム、濃厚だけどあっさりのチーズにもっちもちふわふわの生地。どれもが主張が強そうな中で、どれも突出していなくて、口の中で完全調和の仲良しな状態。
ルッコラは、ほのかにゴマのような香りとピリッとした辛味のある葉野菜で、癖強めなのですが、新鮮だとえぐみも少なく食べやすい。
ついつい手が止まらず次々とくるくる巻いてしまいます。
綾町産の白ネギが使われた「本日の農家さんのお野菜使用ピザ」は、ツナの塩味と白ネギのしゃきしゃき感とマヨネーズにチーズ。和風かと思いきや、しっかりイタリアンな風味でした。
お野菜は毎回変わるそうなので、別の日に別のお野菜も食べに通わないと!という気持ちになりました。
店で手作りのイタリアンデザート
お口の中に幸福な余韻を残したまま、気になっていたデザートへ。
長友さんによると、自家製のティラミスが人気とのこと。
なかなかみかけることはない「抹茶味」が用意されています。
スタンダードなココア味も食べたい!と迷ったので、こちらもピザ同様ハーフ&ハーフの「ダブル味」をオーダー。
くっきりと二分した緑とこげ茶が美しいコントラストで、どちらから手を付けたらいいのか迷いますが、まずは抹茶のエリアをひとくち。
濃厚なマスカルポーネチーズの味わいのそばに寄り添う抹茶の風味。
知ってるティラミスとは違う、大人テイストな苦みに手が止まりません。
抹茶は、京都の宇治茶をその日に店内で丁寧に挽いているそうです。
両方の味をスプーンに乗せて抹茶もココアも贅沢に楽しんでいると、あっという間になくなってしまい、甘い余韻におなかも心も大満足です。
夜の部にはコースもあり、そちらでは1週間前までに予約をすると、デザートに別の素材を使ったティラミスも用意されているそうです。昼と夜で別の楽しみ方ができそうですね。
水耕栽培のバジルとバジルソルト
窓辺では、ピザにも使用されている、日向市で水耕栽培されているバジルがデモ展示されていました。
こちらのバジルと日向灘の塩を使用して作ったバジルソルトなども、店内で販売中。
長友さんは、今後も県産の食材を使用した食品開発など、農家さんや他の飲食店とコラボして、楽しめるきっかけ作りをしていきたいとのこと。
県産食材を使った多方面とのコラボレーションも楽しめるピザ店、お食事のみならずいろいろな楽しみが待っています。
ランチタイムは11:00~14:00、ディナータイムは17:00~21:00で、テイクアウトも同時間。
ディナー限定のコースは、訪問予定日の1週間前までに予約が必要です。
また、生地を14時間以上熟成させて作るため、当日分のピザ生地が売り切れ次第で閉店となるので、行かれる際は予約をされることをおすすめします。
お店の公式LINEに登録すると、LINEで予約もできるほか、売り切れの連絡も配信されますので、詳しくは、お店のWebサイトでチェックしてみてください。
【Riposino(リポジーノ)】
住所: 児湯郡高鍋町北高鍋363-1 2F → MAP
電話:090-2581-3627
営業時間:ランチ 11:00~14:00(L.O 13:30)
ディナー 17:00~21:00(L.O. 20:30)
(ピザ生地売り切れ次第閉店)
定休日:水曜日
駐車場:店舗裏側に専用駐車場3台
千葉県北東部出身、本職は看護師。地方移住に憧れて東北地方を目指すも慣れない雪で盛大に転倒し断念、2020年に温暖な九州へ移住。大分県で花火撮影をメインとした観光関係のカメラマンを経て、2022年9月に地域おこし協力隊として児湯郡に移住。元々てげてげな性格が宮崎の風土にマッチし、今では立派な宮崎人。「真面目にふざける」がモットー。
花火、プロ野球、ご当地アイドルを好むカメラマン。