タイの定番スイーツが3種類も - ちょんぷーや/宮崎市


ちょんぷーや外観

以前ご紹介した、タイ風ライスヌードル専門店の「ちょんぷーや」
夜遅くまで空いているので、橘通り東側のエリアで飲んだ後に小腹が空いてるときに重宝するんですが、飲めるメニューがちょっと増えたという情報が入ったので、確認に行ってきました。

 

券売機がすごいことに

ちょんぷーやの券売機

扉を開けてすぐ右手にある券売機を見てみると、ボタンが全部埋まって、何やらすごいことになっています。
最初に来た時は、ボタン4つしか使ってなかったのに。

まずは一番下の段、以前はランチタイムだけだったセットメニューが、夜も食べられるようになっていました。
仕事帰りに夕食のために寄るお客さんも少なくないみたいで、この配慮はありがたいですね。

その上、真ん中の段の右側も、何やら賑やかな感じになってます。

 

アルコールとおつまみも充実

券売機アップ

寄ってみると、こんな感じでした。
500円の「シンハービール」のボタンの上に、「サンソンソーダ割り」「リオビール」「プーケットビール」の写真が貼られています。
このボタンを押して出てくるチケットで、このうちのどれかを飲むことができるようになったみたいです。

その左隣の「おつまみ」(各200円)のボタンには、「魚のすりみ揚げ」「手作り豚団子ピリ辛ソース添え」の写真が貼られています。

これで、軽くおつまみ食べながら、ゆるゆると飲むこともできるようになりました。

 

サンソン飲んでみた

SangSom

それならばと、「シンハビール」のチケット買って、「サンソンソーダ割り」を頼んでみました。
「SangSom」というのは、「サンソン」とか「サンソム」とか「セーンソム」と呼ばれ、あまり馴染みがないと思うのですが、「タイ・ウイスキー」として知られる蒸留酒。
ウイスキーと言いながら、実は、サトウキビなどから作られるラム酒の一種だったりします。
ピュアな酒を求める身からすると、ちょっと怪しげな雰囲気もなきにしもあらずですが、これはこれで楽しめます。

手作り豚団子ピリ辛ソース添え

おつまみは、「手作り豚団子ピリ辛ソース添え」にしてみました。
小さな団子が4個串に刺さってものが2本。たっぷりの刻みねぎが、ねぎ好きには嬉しいですね。
これに更に、卓上の唐辛子や調味料で味のアクセントを加えるのもまた良し。

ビールとペプシ

今回は飲みませんでしたが、ビール(各500円)やペプシコーラ(300円)も瓶でいただけます。

 

クイッティアオ ナームの太麺

クイッティアオナーム

とりあえず飲むのは満足したので、汁そば(クイッティアオ ナーム)の太麺にパクチーの追加(50円)をオーダーしました。
ここでは、この組み合わせでいただくのが一番好きです。
パクチーがこの倍量あると、もっと嬉しいのですが。

それはさておき、汁そばを啜りながら、店主の永山大介さんと話していて、周囲を眺めていたら、面白いものに気づきました。

カフェメニューの掲示

この張り紙。
「ちょんぷーやカフェ」
ですって。

永山さんによれば、14時から17時のカフェタイムに、タイの紅茶とスイーツのセットをワンコインで出すようにしたとのこと。
これは、券売機には無いので、ある意味裏メニュー的な扱いです。
スイーツは、3種類あるのだそうです。

「忙しくなければ、夜でも出せるんですけどね。」
という言葉に、その時店内にいた、私を含む3組の客が一斉に反応しました。
期せずして、それぞれ別のテーブルから、「スイーツセットください。」という声がかかって、しかも中身が別という奇跡のオーダー。

こうして、一挙に3種類のタイスイーツを取材できる機会が、目の前に訪れたのでした。
この絶好の機会を逃すわけにはいきません。
既に結構お腹いっぱいだったのですが、3種類目を私が引き受けることにして、コンプリートした結果が次のとおり。

 

ミルクティープリン

ミルクティープリン

まずは、「ミルクティープリン」
オレンジ色なので、マンゴープリンのようですが、タイでは「チャーイェン」として知られる、濃厚に煮出した紅茶で作られた甘いプリンに、これまた甘いコンデンスミルクをたっぷりとかけてあります。

 

仙草ゼリーのたっぷり黒糖と糖蜜かけ

仙草ゼリーのたっぷり黒糖と糖蜜かけ

続いては、「仙草ゼリーのたっぷり黒糖と糖蜜かけ」
仙草ゼリーとは、仙人草という薬草のゼリーで、身体の熱を取ってくれたり、喉の渇きを癒やしてくれたりするということで、香港や台湾、シンガポールなど、中華圏ではよく食べられています。

タイでは、「チャオ・クウェイ」と呼ばれているらしいです。
刻んだゼリーを器に盛り、かき氷をのせて、その上から黒糖と糖蜜をたっぷりとかけてあるのがタイ風の食べ方のようです。
こちらでは、黒糖は別皿で供されて、お好みでかけて食べるようになっていました。

 

バンタンリーフカスタードパン、ココナッツアイス添え

バンタンリーフカスタードパン、ココナッツアイス添え

そして最後の3品目、「バンタンリーフカスタードパン、ココナッツアイス添え」

緑色に見えるのは、「サンカヤ-」と呼ばれるタイのカスタードクリーム。
この色は、「バイトゥーイ(バンタンリーフ)」と呼ばれるタコ椰子の葉由来のものらしく、バニラに似た甘い香りがあるので、カスタードクリームに使われ、タイではこれをパンに塗って食べるのが一般的らしいです。

こちらでは、トーストした食パンにこのクリームを塗って一口大にカットして器に盛り、ココナッツアイスを載せて供されます。

3種類どれも甘さたっぷりですが、これが一番ヘビーな感じがしました。
しかし、アイスティーと一緒にいただくと、お腹いっぱいだと思っていても、意外にすんなりお腹に納まってくれました。

 

手がかかるので、暇なときじゃないと出せません

氷を削る永山店長

2品目の「仙草ゼリーのたっぷり黒糖と糖蜜かけ」を作る段になって、やおらかき氷器を取り出して、氷を削り始めた永山さん。
次の「バンタンリーフカスタードパン、ココナッツアイス添え」では、トーストを焼くとこから始まったので、作るのになかなか手間がかかるようです。

「結構手間がかかるので、忙しい時にはなかなか出せないんですよ。」とのこと。

14時から17時の間は、比較的汁そばが出ない時間帯なのでスイーツ優先でも大丈夫ですが、それ以外の時間帯にスイーツ頼みたい時は、厨房の空気を読んでから頼んでみてくださいね。

ワンコインで結構ボリュームもアルし、それぞれ器にも凝っているので、一度食べてみる価値はあると思いますよ。

 

【ちょんぷーや】
住所:宮崎市橘通東3-6-5 第2みとよビル1-B ⇨ マップ
TEL&FAX:0985-20-1022
営業時間:月曜~土曜 11:00~25:00、日曜 11:00~17:00
定休日:当面なし

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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