春だ! かつおだ!!「2017宮崎初かつおフェア」開幕


河野知事と記念撮影

一番好きな刺し身は、何と言っても「かつお」、しかも腹側の皮付きなDiceです。

プロ野球キャンプも始まり、立春も過ぎて、いよいよ宮崎にも春の気配がやってきました。
春の訪れが近づくと、それまで日南市の大堂津港や目井津港に停泊していた近海かつお一本釣船もかつおの群れを追って出航し、初かつおのシーズンを迎えます。

ということで、2月7日(火)に、2017年シーズンの「宮崎初かつおフェア 豊漁祈願・のぼり渡し式」が、宮崎中央卸売市場で開催されるというので、潜入してまいりました。

一葉稲荷神社の宮司さんによるお祓い

まずは、市場の近くにある一葉稲荷神社の宮司さんによる、かつお豊漁祈願とフェア盛会祈願などの儀式が行われました。

こういう場面に遭遇することが滅多にないので、なかなか新鮮。

のぼり渡し式

続いて、宮崎県魚市場連合会の永谷良一会長から、市場で魚を買い受ける仲卸関係者の皆さんに、フェアののぼり渡しが行われました。

 

初かつお試食!

かつおの刺し身

儀式が終わったら、水揚げされたばかりの初かつおを早速試食。
こちらは、定番の刺し身。

さすがに市場関係者の試食ですね。雌節(捌いた後の腹側の部分)は、ちゃんと銀色の皮が付いたまま刺し身に引かれて、なおかつ皮が気にならないように包丁が入れられています。

初かつおは、戻りかつおに比べて脂の乗りは薄いのですが、それでも皮と身の間に旨味のある脂があるので、皮を剥いでしまうと実にもったいないのです。

もっちりとした食感の赤身と、皮と身の間にある脂から噛むほどにぴゅるりと溢れてくる旨味があいまって、最高に美味しいです。

かつおの焼き切りの刺し身

それでも皮の食感が気になるという方には、こちらの焼っ切りがお薦め。
皮を付いたまま軽く炙って、刺し身に引いてあります。
こうすると皮も気にならず、脂は身の方に移り、香ばしくもなります。

 

河野知事を表敬

みんなで日本一のポーズ

この後、宮崎のさかなビジネス拡大協議会宇戸田定信会長やかつおレディ後藤友子さんなど、宮崎初かつおフェア実行委員会のメンバーが、宮崎県庁に河野知事を訪問。

フェアののぼりや初かつお1本を贈呈した後、みんなで記念撮影を行いました。
宮崎県の近海かつお一本釣り漁業の漁獲量は、1994(平成6)年以来21年連続で日本一ということで、みんなで1番のポーズを取っているのがおわかりでしょうか。

河野知事も初かつおの刺し身を試食

河野知事も初かつおの刺し身を試食され、これは美味しいとご満悦の様子。

宮崎県は、漁獲量では21年連続で日本一を誇っているのですが、残念ながらかつおの消費という点では、まだまだなのです。
1世帯あたりのかつおの購入量を見ると、2013(平成25)年~2015(平成27)年の平均で、高知市が4,565gとダントツの1位なのに対し、宮崎市は1,641gで7位(全国平均は991g)となっています。
折角、宮崎の船がかつおを獲っているのに、なかなか宮崎の人の口に入らないという現実がある訳ですね。

 

宮崎初かつおフェア

宮崎初かつおフェア

そこで、宮崎県内でのかつおの消費を拡大しようと、2006(平成18)年から毎年、「宮崎初かつおフェア」が開催されており、12回目となる今回は、2月7日から5月15日まで、県内外の鮮魚店・量販店・外食店・漁協直営店・宮崎空港ビル・ホテル・旅館等で開催されます。

期間中に「のぼり」または「ポスター」を掲出している店舗等で初かつおを購入または食事し、その際のレシートを、専用の応募ハガキか官製ハガキで事務局に送ると、抽選で宮崎カーフェリー乗船券(宮崎~神戸往復1等室4人分+乗用車1台)やソラシドエア航空券(宮崎~東京往復ペア航空券)などが当たるプレゼント企画も用意されています。

詳しくは、こちらのページをご参照ください。

 

空飛ぶ新玉ネギともコラボ

空飛ぶ新たまねぎ

今回の初かつおフェアは、これまでよりも早いスタートとなったのですが、この時期に旬を迎えるのが、ご存知「空飛ぶ新玉ネギ」
JA延岡玉ネギ部会所属の生産者さん達が育てる極早生の玉ネギで、1月末~3月に市場に出回ります。
辛味成分が少ないので水にさらさなくても生食可能で、柔らかく甘みも強い、美味しい玉ネギです。

スライスしただけで、そのまま何もつけなくても美味しい「空飛ぶ新玉ネギ」は、初かつおとも相性抜群。
刺し身のツマとして、お手軽に利用することができます。

今回は、初かつおの焼っ切りと「空飛ぶ新玉ネギ」のスライスがセットになった商品も量販店などで販売されることになっています。
店頭で見かけたら、是非とも味わってみてください。

その際は、レシートを集めてプレゼントに応募するのをお忘れなく。

さあ、今年もかつおをいっぱい食べるぞ!!

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
2020年8月からテゲツー!のWebサイトの管理運営を引き受け、ライター兼編集長としてテゲツー!全般の面倒を看ています。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。

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