美郷町渡川の山師兄弟のチャレンジが熱すぎる!!


集めて混ぜて繋げて尖らせる

岡浩平さん

今西猛さんからバトンを受けたのは、北九州市小倉で「コワーキングスペース 秘密基地」を運営する、岡浩平さん。

「集めて混ぜて繋げて尖らせる」が理念という「秘密基地」は、今西さんが一つのモデルとするコワーキングスペースで、その活動内容やコワーキングについての考え方を紹介していただくために、小倉から来ていただいたのだそうです。

元々音楽好きでライブハウスに出入りしていた岡さんは、そのライブハウスへの不満から、アート的、異種格闘技的なものを求めて、自分でコワーキングスペースを作ることになったのだとか。

岡さんのプレゼンスライド

「それぞれが所有する社会では、元のパイは消えて無くなりますが、共有を通して新しい価値を創造することによって、パイは永久に増えます。
しかし、それは信頼し合う者どうしでないとできません。」

岡さんのプレゼンは、所有から共有へというシェリングエコノミーの概念から始まりました。

「地方のコワーキングスペースでは、ハードよりも、運営方針というソフトの方が重要です。
どんな人が集まり、何が生み出せるのかを決めるのは、運営方針です。」

「所有から共有へ移行し、交流を促進するための場がコワーキングスペースで、その場がイノベーションを生み出します。」

「自分たちに必要なのは、様々な人が集うことができる場所です。」

そんな岡さんのお話を伺いながら、『ダイバーシティ』という、最近流行のキーワードが頭に浮かびました。
多様性を確保しつつ、そこからどのように繋がりを作り、磨き、尖らせて行くのか、新しい場には、それが求められのではないでしょうか。

グループワーク

岡さんのお話と質疑応答を終えて、参加者が複数のグループに分かれ、「どのような街やコワーキングスペースにしたいのか」、「どんな施設や設備が欲しいのか」といったアイディアを出し合うグループワークが行われました。

美郷町と宮崎市に限らず、日南市などからの参加者もいて、硬軟取り混ぜて様々なアイディアが出され、関心と期待の高さが伺われました。

付箋にひとつひとつ書き出されたアイディアについては、今西兄弟が整理して、今後の計画づくりに生かすことになると思いますので、ここでは詳述しません。
どのように具体化されるのか、楽しみにしています。

コワーキングスペース作りの具体的なスケジュールについては、まだはっきりとは決まっていないようですが、今後、何回かのセッションイベントを重ねつつ、理解者や応援者を増やしながら、オープンに向けた準備を進めて行くことになるようです。

テゲツー!としても期待するところの大きい取り組みですので、引き続きウォッチしつつ、適宜レポートして行きたいと思います。

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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