
皆さんこんにちは。テレビの番組は、ドラマより自然科学番組が好きなDiceです。
一口に自然科学番組と言ってもいろいろありますが、このジャンルではやはりNHKが強いですね。
中でも、様々な動物の驚くべき生態を長期取材映像で紹介する「ダーウィンが来た!」(NHK総合、NHKBSP4K)など、30分番組ですが、なかなか見応えがあって面白いです。

その「ダーウィンが来た!」に、宮崎に棲息するあの鳥が登場するという情報が飛び込んできましたので、ご紹介したいと思います。
生息地は門川町の枇榔島

その鳥が棲息しているのは、写真に写る小さな島。
この島は「枇榔島(びろうじま)」と言い、門川湾の沖合6kmのところにある、周囲わずか1.5km、面積4.12haの無人島です。
別名「美女ヶ島」とも呼ばれていますが、これは、神武天皇の軍船が一頭のクジラを見つけ、仕留めようとしたところ、クジラは美女に変身して助けを求めたという、地元に伝わる伝説から来ているとのこと。
黒潮の流れる日向灘の一角にあり、島は磯釣りのメッカとしても知られ、門川町の門川港や庵川港から渡し船で渡ることができます。
この島は、天然記念物のカンムリウミスズメの生息地と広く知られているのですが、今回登場するのは、カンムリウミスズメではないのです。
夜な夜な鳥が空から降ってくる

枇榔島では、夜な夜な大きな鳥が空から降ってくるというのですが、その鳥というのが、写真のオオミズナギドリ。
全長50cm前後、翼を広げると1m20cm前後ある、日本のミズナギドリ科の鳥の中では最大種で、夏季に北海道から八重山諸島にかけての離島で繁殖し、冬になるとフィリピンや遠くはオーストラリア北部まで南下して越冬しますが、日本近海で越冬するものもいます。
海は得意だけど陸上は苦手

オオミズナギドリは基本的には海上で生活し、カタクチイワシなどの小魚やイカなどの軟体動物を海に潜って捕らえ、食べています。
群れで狩りをする姿は、なかなか迫力があります。

海は得意なオオミズナギドリですが、陸は苦手なようで、島に降りるときは、木にぶつかりながら落ちてくる感じになります。
陸からそのまま羽ばたいて飛び立つことも苦手なので、斜面を使って助走したり、断崖や樹上から飛び降りたりして飛び立つことが多いそうです。
「ダーウィンが来た!」では、そんなオオミズナギドリの海での迫力ある狩りの姿や、不器用に島に降り立ち、子育てをする姿など、なかなか見ることができない生態を知ることができるようです。
取材スタッフからのコメント

NHK宮崎放送局で取材を担当したのは、佐々木帆南ディレクターと畑谷和毅カメラマン。
お二人から、それぞれコメントをいただきました。
【佐々木帆南ディレクター】
枇榔島でのオオミズナギドリとの出会いは突然でした。
2年前の春、別の自然番組のロケで夜間に島での撮影を行っていた時のこと、木の上から落ちてぶつかってくる鳥がいたのです!さらに、人間を怖がることなく近寄ってくることも!しかも、よく見ると愛らしい瞳をしています。
一体この鳥は何?と調べてみると特徴的な生態を持つ海鳥だと分かり、何としてもオオミズナギドリを主人公に番組を作りたい!と思うように。
そして、苦労の連続だった長期取材から次第に分かってきたのは、不器用な姿も、優雅な滑空も、どちらも生きるために必要な姿だということ。
その振れ幅に大いに翻弄されながらも、自分の持ち味を最大限に使って次の世代に命をつなぐ彼らの姿に、私たちも励まされる思いがしました。
【畑谷和毅カメラマン】
主人公・オオミズナギドリは、ギャップがたまらなく魅力的な海鳥。
陸での不器用な姿からは想像できないほど、海に出ると見事な滑空と迫力ある狩りを披露します。
その生態はとても神秘的で、取材中も驚きの連続でした。
撮影は、無人島の真っ暗な夜、うねりの強い海上など、過酷な環境ばかり。
カメラマンとしては厳しい場面の連続でしたが、懸命に生きるオオミズナギドリたちの姿に感動しながら、なんとか最後まで追い続けることができました。
ハイスピードカメラやドローンなど多彩な機材を駆使して収めた、彼らの力強い飛翔、驚きの狩り、そして次の世代へ命を繋いでいく物語。
衝撃と発見に満ちた映像の数々を、ぜひ放送でお楽しみください。
放映は3月8日(日) 19時30分から

NHK宮崎放送局のお二人も絶賛おすすめの「ダーウィンが来た!『宮崎局徹底取材!ナニコレ!?空から降る謎の怪鳥』」の放送予定は、NHK総合で3月8日(日) 夜7:30~7:58。
NHK ONEでも同時・見逃し配信予定とのことですので、生でご覧になれない方は、そちらもご活用ください。