【開店】素材にこだわり抜いた2種類の醤油ラーメン-ジャンクマニア / 宮崎市


ジャンクマニア外観

緩やかに糖質制限しているのですが、たまに食べるラーメンはやめられないDiceです。

宮崎駅西口で工事が進むアミュプラザの槌音に押されるように、このところ新店オープンが相次いでいる宮崎駅前商店街「あみーろーど」ですが、その一角に、9月11日に新しいラーメン店がオープンしたとの情報を入手したので行ってみました。

ここは、以前「楽観」というラーメン店があった場所。
2年足らずで「楽観」が宮崎から撤退となったのは、人手不足という噂もあるようですが、実際のところどうなのでしょう?
確かに飲食店はどこも人手の確保に苦労されているようですが、新店オープンの勢いは止まりません。

 

黄色の暖簾が目を引く「ジャンクマニア」

ジャンクマニア入口

さて、「楽観」の後にオープンしたのは、黄色の暖簾が目を引く「ジャンクマニア」

引き戸を開けて中に入ると、内装はほぼ「楽観」のまま。
お邪魔したのがお昼時でほぼ満席状態だったため、店内写真を撮影するのはあきらめましたが、右手奥の厨房の前にカウンターで7席。左手には4人掛けのテーブルが2つ。

 

ラーメンは基本的に2種類

メニュー

早速カウンターに座って、メニューを拝見。
基本的に、「醤油無双」と「煮干し大作戦」の2種類で、トッピングの組み合わせでそれぞれが4種類のバリエーション。
そこにお好みでトッピングを追加できるようになっています。
心が定まったら、店員さんにオーダーを告げます。

 

材料へのこだわりがハンパない

こだわり

メニューの他に、「ジャンクマニアのこだわり」と書かれた説明書きが目の前に。
スープ、醤油だれ、麺、卵、豚チャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、水と8つのこだわりが書かれています。
ここまで材料にこだわって作っているということで、否が応でも期待が高まります。

 

まずは醤油無双から

醤油無双

まずいただいたのは、「特製醤油無双」1,100円。

スープは、「地鶏の里」(小林市)の飛来幸地鶏(名古屋コーチン)の鶏ガラで取ったスープと北海道産真昆布、本枯節、サバ節、九州産乾し椎茸から取った魚介系スープを合わせたWスープ。

そこに合わせる醤油は、「岡直三郎商店」(群馬県)の「日本一 生揚げ醤油」や「カネイワ醤油本店」(和歌山県)の「穀醢(生醤油こくびしお)」など4種類をブレンドしているとのこと。

クリアなスープは、まず甘みを感じ、イノシン酸、グルタミン酸、グアニル酸の三つ巴の相乗効果で深い旨味が長く続きます。

麺は、京都の製麺所「麺屋棣鄂」にオーダーした特製の細麺で、スープの絡みも良く、噛むとぷっつりと切れる食感がまた嬉しい。

チャーシューは豚と鶏の2種類。
豚の方は宮崎県産豚肉を低温調理でしっとりと柔らかく仕上げられていて、噛む楽しみも味わえます。
鶏の方は、鹿児島県産の「南国元気鶏」の胸肉を、これまた低温でしっとりとした食感に仕上げられています。
味と食感の違う2種類のチャーシューが楽しめる豪華さ。

メンマは、福岡県糸島市で本気でメンマを作っている会社「(株)タケマン」製。味付けはお店のオリジナルだそうで、これ単品でも美味い。

煮卵

さらに煮玉子を箸で二つに割ると、半熟の黄身がとろっとした絶妙の火入れ加減。
この煮玉子には、スープのだしにも使われている「飛来幸地鶏」の卵「だまって食べて魅卵ね」が使われていて、味わい濃厚。

これらこだわり素材のオンパレードが、いずれも主張しすぎることなくうまく調和して、至極の一杯にまとめ上げられています。
このラーメンは、スープの最後の一滴まで飲み干さないともったいない。というか、スープを飲み干してもなお、もっと飲みたいと思わせるクオリティでした。感服!

 

煮干し大作戦

煮干し

2杯目にいただいたのは、「煮干し大作戦(チャーシュー増し)」1,030円。

こちらのスープは、カタクチイワシやサバ煮干しを中心に、焼きアゴ干し、真昆布などから取ったスープに、飛来幸地鶏の鶏ガラスープを少し合わせたWスープ。
醤油だれには、「ヤマシン醸造」(愛知県)の「白醤油」や「日東醸造」(愛知県)の「三河しろたまり」など4種類をブレンドしてあるとのこと。

確かに煮干し感はありますが、嫌な雑味や臭みは無く、これまたクリアな仕上がりのスープで、抵抗なく最後まで飲み干せます。

麺は、醤油無双と同じ「麺屋棣鄂」にオーダーの特製細麺ですが、醤油無双とは種類を変えてあるとのこと。
こちらもスープにマッチした実に美味しい麺でした。

トッピングの具材は醤油無双と同じですが、全体の完成度は甲乙つけがたく、どちらを食べても満足できる高いクオリティを誇っています。

 

TKGもオススメ

ごはんと卵

ラーメンだけではちょっと物足りないという方には、オープン当初は無料サービスされていて、今は有料になっている玉子かけごはんがオススメ!

卵はもちろん、「飛来幸地鶏」の卵「だまって食べて魅卵ね」。

玉子かけごはん

この卵に、やはり地鶏の里で使われている万能タレ、マルタカ本舗の「野菜(やせ)の素」をかけていただくと、米の甘さ、卵の旨味が十分に感じられる、シンプルにして贅沢な一品に。
店名に「ジャンク」とあるので、入店前は二郎インスパイア系のようなラーメンを想像していたのですが、あに図らんや正当派の気品ある醤油ラーメンで、そのクオリティの高さに感服しました。

今なお豚骨ラーメンが人気の宮崎ですが、最近は鶏だしや魚介系の店も増えてきて、美味しい醤油ラーメンが食べられるようになったのは嬉しいことです。
こちらの店も、リピーターの多い人気店になることは間違いないでしょう。
皆様も、是非一度食べてみてください!

 

【ジャンクマニア】
住所:宮崎市広島2丁目6-13 → マップ
電話:0985-69-9341
営業時間:ランチタイム 11:00~14:30、ディナータイム 17:00~21:00
定休日:日曜日

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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