皆様、お久しぶりです。昨年8月以来ご無沙汰してましたあけ村です。
さて、宮崎市吉村町の豊吉うどんやSTESSAにほど近い住宅街の一角に、昨年9月に1軒のメキシカンレストランがオープンしました。
「Mr.Perez kitchen(ミスター・ペレス・キッチン)」と名付けられたこのレストランは、民家をセルフリノベーションしたもので、道路に面した外壁にメキシコ国旗が掲げられているのが目印です。
外側の5段ほどの階段を上ったウッドデッキから屋内に入ります。
元々が民家なので、入口では靴を脱いで上がるようになっています。
なんとなく、お友達の家に遊びに来た感じでリラックスできちゃいますね。
宮崎市ご出身の奥様と、メキシコ出身のご主人が腕を振るう、本物のメキシコ料理を味わうことができます。住宅街にあっても目立つ外観からは、陽気な雰囲気が伝わってきます。
メキシコの風を感じる店内
店内に足を踏み入れると、ここにもメキシコ国旗が。
手前に4席のテーブル席、奥はカウンターになっています。
カウンターは4席。
上部には、お酒のボトルやグラスがずらり。
壁には、店主・ベルナルドさんの生まれ故郷である、メキシコ南部のオアハカ州の写真や、ソンブレロというつばが広く中央が高い帽子などが所狭しと飾られていて、メキシコの風を感じます。
メキシコ出身の陽気な店主
「¡Hola! (オラー!)」
カウンターに続くキッチンから顔を覗かせているのが、そのベルナルドさん。
陽気な笑顔が素敵です。
ベルナルドさんは、アメリカで料理の腕を磨き、2005年にマンハッタンにある日本酒バーで奥様となられたゆかりさん(写真左)と出会われたのだそうです。
その後、ゆかりさんの出身地である宮崎市に移住されることとなり、しばらくは宮崎市内の料理店で働かれていましたが、独立して自分の店を持つことを決意し、この場所のリノベーションに着手されたのだとか。
このテーブルも、ベルナルドさんの手作りだそうですよ。
料理にDIYにと、器用な方なんですね。
看板料理のタコス
ゆかりさんからお勧めを伺いながら、料理をオーダーしました。
メキシコ料理と言えば、何と言っても「タコス」ですよね。
この日は「メキシカンプレート」を頼み、タコスを選択!
タコスの具を包むトルティーヤは、小麦粉から作られたソフトタイプで、一緒に食べるサルサソースは、トマト、玉ねぎ、そして唐辛子のパンチが効いていて、噛むほどにおいしさが広がります。
とうもろこしの粉でできたトルティーヤがお好みの方は、追加料金を払えばチェンジすることもできるそうですよ。
メキシコのファーストフード、ケサディージャ
「ケサディージャ」は、4才の我が子が頼んだ「キッズプレート」にも入っていたのですが、1枚も分けてもらえなかったので、大人も別に注文。
チーズとチキンを小麦粉でできたトルティーヤで挟んだもので、ピザのような感じです。
素材の味が生きていて、子供も大人も好きな味。美味しい!
魚介類のマリネ、セビッチェ
娘が最も気に入ったのが、メキシコなど中南米で食べられている、魚介類のマリネ料理「セビッチェ」。
わたしがこれまで食べたことがあるセビッチェは、レモンやライムの果汁でマリネされたものでしたが、トマト果汁で作るのがベルナルドさん出身のオアハカでは主流なのだとか。
エビ、あさり、ムール貝、アボカドにトマトが入っていて、香りも、見た目も食欲をそそります。
「Sabroso!」 (サブロッソ=スペイン語で、美味しい)
えびのカルボナーラ
ランチでは月替りのパスタですが、ディナーでは単品メニューで用意されています。
いろいろ種類があるので迷いに迷って、「えびのカルボナーラ」をオーダー。
テーブルに届けられた瞬間、いい香り〜。
ニンニクのアクセントもあり、飽きることなく最後までぺろっと食べらます!
ゆかりさんと、ベルナルドさんのお二人が切り盛りするレストラン。
お世辞抜きに何を食べても美味しく、本物のメキシコ料理を食べに、遠くは高千穂町や日南市から、外国籍の方も数多く訪れているとか。
一緒に訪れた夫も、「メキシコに行かなくても、宮崎で本格的なメキシコ料理を食べられて嬉しいね」と申しておりました。
皆様も一度是非!!
【Mr. Peretzs Kitchen】
住所:宮崎市吉村町江田原甲183-4 → マップ
電話:080-6407-8731
営業時間:ランチ 11:00~15:00、ディナー 18:00~21:00
定休日:不定休
66 353 435*56
寄稿者:あけ村つじ子
県外から転勤で、夫の故郷である宮崎市へやってきた主婦です。
食べること、料理することが好きで、海外にいた頃は、語学学校で食堂のおばちゃんをしていました!
子どもと共に、毎日宮崎のおいしい、たのしいを探しています。