4月から高鍋に通うことになったDiceです。
これまでの職場の片付けを終えて、ランチの場所を探してうろうろしていたら、若草通からハイカラ横丁を北に入ったところ、あの「若草hutte & co-ba Miyazaki」の近くに、開店祝いの花が並んだ新しいお店ができているではありませんか。
印象的な赤のキャノピーには、
pizzeria e trattoria a cappella
と書かれています。
ピザ屋兼大衆レストラン「アッカペッラ」ということですね。
アッカペッラ=アカペラというのは、無伴奏の歌という意味なので、素材を生かしたシンプルな料理を出しますよ~、という意味が込められているのかもしれません。
早速、中に入ってみましょう。
本格薪窯のあるオープンキッチン
中は、木のナチュラルな色あいに白を加えた清潔感のある内装で、椅子も白で統一されています。
カウンターに4席、テーブルに12席の合計16席と、さほど大きな店構えではありませんが、余裕を持った配置で、くつろげるようになっています。
カウンターの前がオープンキッチンですが、その右手に目をやると、なんと、ピザを焼くための薪窯がしつらえられています。
基調の赤に塗られ、眩しいほどの存在感があります。
窯の奥で燃える火を見ているだけで、期待感がぐっと上がります。
席に座ってメニューを見ると、基本は、サラダ前菜+ピッツァ+ドリンク=1,300円(税別)で、ピッツァは、
・マルゲリータ
・オルトラーナ(色々野菜のトマト煮)
・ツナと玉ねぎ
の3種類か、更に400円をプラスして、
・生ハム&ルッコラ
・4種チーズ
を選ぶことになっています。
また、更に150円を上乗せすれば、チーズを小林市にあるダイワファームのものに変更することができるようです。
ここは、初めてのオーダーということもあって、定番中の定番、マルゲリータをお願いしました。
まずは、「本日のサラダ前菜」が出てきたのですが、このプレートが美しく、期待以上に美味しいことに驚きました。
プレートの左手に盛られている豆のサラダだけでも、十分に一品として成立するクオリティでした。
この瞬間、飲み物はアイスコーヒーではなくて、先にワインを頼めば良かったと思ったのでした。
森江シェフ手づくりのピッツァ
こちらが前菜を食べ終わりそうになるのを見計らったように、カウンター奥のキッチンで、オーナーシェフの森江貴彦さんの手が動き始めます。
大理石のカウンターの上でピザ生地を薄く円形に広げ、トマトソースを塗ってモッツァレラチーズを散らし、バジルを載せます。
森江さんは、宮崎市吉村町にあるSTESSAでシェフを務められた後、独立してこの店を3月30日(金)にオープンさせたのだそうです。
具材が載ったピザ生地は、大きなへらで薪の燃える石窯の奥に入れられ、様子を見ながら高温で焼かれます。
ピッツァ・マルゲリータ
焼き上がってきた、ピッツァ・マルゲリータ。
イタリア王妃マルゲリータ・ディ・サヴォイア=ジェノヴァ(1851~1926)の名を冠した、ナポリピッツァを代表するメニュー。
バジルの緑、モッツァレラチーズの白、トマトソースの赤が、イタリア国旗の3色を表しているとも言われますが、素材がシンプルなだけに、バランスを取るのは意外に難しいのです。
6つに切られた1片を持ち上げると、溶けたチーズが糸を引き、焼かれた生地とバジルの香ばしい香りが立ち上ります。
広げられた生地は薄く、厚さのある縁の部分は表面がパリッと歯を受け止めた後、モチモチとした食感を楽しませてくれます。
合わせるトマトソースはシンプルで軽く、これまた軽快な味わいのモッツァレラともマッチして、最後まで食べ進むことができました。
「オープンしたばかりで、まだメニューもできてないんですよ」とおっしゃるスタッフに伺って、昼間から白ワインもいただいてみました。
グラスワインは1杯500円(税別)。
ランチメニューでは、ソフトドリンクだけではなく、ワインもセレクトできるようにしていただけると嬉しいです。
その他のピッツァは
たまたま知り合いも店内にいて、マルゲリータ以外のメニューをオーダーしていたので、ピッツァの撮影だけさせてもらいました。
こちらは、「オルトラーナ(色々野菜のトマト煮)」。
ortolanaは、イタリア語で「菜園風の」という意味になります。その名のとおり、いろんな野菜が載っていますね。
もう一つ、「4種チーズ」。
どんなチーズが使われているのか聞くのを忘れましたが、察するに、モッツァレラ、ゴーダ、パルミジャーノ、ゴルゴンゾーラあたりでしょうか。
緑っぽい部分は、間違いなく青カビ系のチーズですね。
う~ん、全種類制覇するためにはしばらく通わないといけないかな。
2~4人のグループで行って、シェアするのが良いのかもしれません。
夜はアラカルトでも楽しめます
ランチタイムは、11時30分から14時30分まで(ラストオーダー13時30分)。
今のところ、上記のセットメニューのみになっています。
ディナータイムは、18時から22時まで(ラストオーダー21時)。
トラットリア(trattoria)の名のとおり、ピッツァを中心としていろんなメニューをワインなどのお酒とともに楽しめるそうです。
アラカルトだけではなく、予算次第でコースも組めることでしたので、予約の際にご相談ください。
私も次回は夜にお邪魔してみようかな。
【pizzeria e trattoria a cappella ピッツェリア×トラットリア アッカペッラ】
住所:宮崎市橘通り東3丁目5-33 1F → MAP
電話:0985-23-4385
営業時間:ランチ 11:30~14:30(L.O. 13:30)
ディナー 18:00~22:00 (L.O. 21:00)
定休日:月曜日、第3日曜日