(画像引用:NASA HPより photo by NASA / JPL-Caltech)
小林生まれ宮崎育ち、国富在住の36歳。
もっぱらバルバカフェが提供するスペシャルティコーヒーの銘柄を当てることに夢中。座右の銘は「一燈照隅」。国富のローカルネタにスポットを当て発信中。
NASAが「地球によく似た太陽系外惑星を7つ同時に発見した」と話題になっていますね!
宮崎は都会と違って、夜空を見上げると、数えきれないほど無数の星が見えます。
「あの光の一つ一つが太陽と同じ恒星(自ら光り輝く星)なんだから、あの中に1つくらいは地球のような奇跡の惑星がぜったいにある!=宇宙人ってぜったいにいるよね!」
と、ずっと前から予言していたやのび~です。
さて、そんな宇宙好きの私が大興奮してしまったイベントが、昨年の12月に2回もあったんです!
それは、、、
種子島宇宙センターから打ち上げられるロケット!
皆さんも一度は聞いたことがあるのでは?
「でも、種子島って船に乗って行かないと行けないし、、、」
「ロケットの打上げなんて、そんな簡単に見れないっしょ?」
うん、その気持ち、分かります。
私もそう思っていました。
が、、、
しかーし!実は、見えるんです!!宮崎でも!!
夜の打上げなら!
昼は、太陽の強烈な明かりにかき消されて見えないロケットのエンジンが放つ光の軌跡が、夜なら誰でも簡単に見ることができるんです!
実際に、こちらが国富町から見えた「ロケットの軌跡」です。
しかも、種子島まで行かなくても、串間市の目と鼻の先、鹿児島県の肝付町からもロケットは発射されるのです!
一生に一度は、間近でロケットが轟音とともに宇宙へ旅立つ姿を、この目で見てみたいですよね!
JAXA(=ジャクサ、宇宙航空研究開発機構)が平成29年度以降に予定しているロケット打上げは、18回にも及びますが(平成28年12月20日現在)、中でも私がとくに注目しているのは、気候変動観測衛星「GCOM-C(ジーコムシー)」の打上げ。
なぜかって?
実は、宮崎市出身の研究者が、この衛星の開発に携わっているんです!
(しかも、この記事を書く途中で気づいたのですが、なんと私の小学校時代の同級生でした。)
JAXA 宇宙技術部門GCOMプロジェクトチーム 占部智之さん
JAXAより取材許可を受けて、電話で占部さんを取材させていただきました。
やのび~ 「占部くん、久しぶり!小学校が同じだった矢野ですけど、覚えてる?」
占部さん 「えーっと、矢野くんって2人いたよね~」
やのぴ〜 「そうそう、やのBの方ね。」
占部さん 「あー・・・」
同じクラスではなく、一緒に遊んだ記憶もなかったため、戸惑い気味の同級生2人。
共通の友人の近況などを話題に、なんとか四半世紀のブランクを埋め、ようやく本題へ。。。
占部さんが宇宙に興味をもったきっかけは?
実は理科が苦手だったという占部さん。
「北の星はどう動く?」の授業の前の日、北の窓にOHPフィルムを貼って、星の動きを観察して持っていったときのこと。
自分で観察したことを、先生にすごく褒められて以来、理科好きになったのだそう。
(かなり内輪ネタだけど、その時の理科の先生は梅木先生です。)
それから占部さんは、時間を見つけては、自転車で友達と科学技術館に通いつめるようになり、どんどんと科学の道に引き込まれていきました。
自分の大好きな分野で仕事を始めた占部さんですが、大変なことにもぶつかります。
これまで占部さんが「もっとも大変だったこと」は?
これまでの仕事で一番大変だったことは、JAXAに入社して間もない頃、-20度という極寒のカナダ、ケベックにある人工衛星関連部品の製造メーカーへ単身で送り込まれたこと。
日常の英語は話せたものの、そこは、主にフランス語が飛び交う職場。
さらに、専門外のことまでやらなければならず、とても気が滅入ったそうです。
しかし、夜を徹して専門外の部分も調べ上げ、スカイプで家族に励まされながら、なんとかこの山場を乗り越えたことは、今でも心の支えになっていると話してくれました。
そんな占部さんの「最高の瞬間」もきいてみました。
続きは、後半で!
→JAXA宇宙技術部門GCOMプロジェクトチーム 占部智之さん(宮崎出身)が贈るワケモンへの言葉