かま源:無化調でかつお節の香る絶品醤油らーめん-宮崎市/ラーメン


かま源外観(夜)

先日、長友代表が開店情報をお伝えしたラーメン店の「かま源」宮崎店、4月21日(火)11時に開店したので、早速出かけてきました。

残業した後の仕事帰りに寄ったので夜になってしまいましたが、両隣の店の明かりが消えていて、ライティングされた「かま源」の赤い看板と店内から漏れる明かりでぽっかりと浮かび上がっておりました。

店の前には、「高橋花かつお店」から贈られた開店祝いの豪勢なフラワースタンドが。
なるほど。かつお節は宮崎市内の「高橋花かつお店」さんから仕入れられているのですね。

 

素材にこだわる

メニュー表

店内は、厨房を囲むL字のカウンター(10席程度、ちゃんと数えなかった)と、2人がけのテーブルが2つ(だったはず)。

カウンターに座って、まずはメニュー表をじっくりと眺めましたよ。
基本は「中華そば」(600円)のようですね。「塩らーめん」(750円)、「かま源」スペシャル(大950円、並850円)と来て、二段目は「ねぎ」、「もやし」、「チャーシュー」、「ねぎチャーシュー」と基本の中華そばにトッピング違いでバリエーション出してます。
そして三段目「ニラ」と来て、最後は「つけ麺」(800円)。

どれも美味そうですね。
悩む。

さあ、何を頼むかって?

普通なら、スタンダードに「中華そば」なんでしょうが、メニューの写真が一番大きいのは「かま源スペシャル」。お店が一番自信を持っているメニューはこれなんですね。
さあ食え、食ってみろと「スペシャル」が呼んでいる。
お店の挑戦を正面から受け止めるのが私のポリシー。
声高らかに頼みましょう。
「スペシャルひとつ!」

かま源のこだわり

待っている間に、目の前に置かれた「かま源」のこだわりを読みます。
「化学調味料を使用せず、天然素材にこだわった優しい味わいのらーめんです。」
とあります。
「ラーメン」ではなく、ひらがなの「らーめん」としている所に和風のテイストを感じます。
化学調味料を使っていないことを通は「無化調(むかちょう)」と言いますが、これは素材の味わいがストレートに出るので、私の中ではかなりポイント高いです。
だしは、枕崎産かつお節、国内昆布、県産鶏がらに数種類の野菜から取られているようです。
醤油は、数種類の醤油のブレンドですか。
麺は、国内産小麦粉をオリジナルブレンドした自家製麺ですか。半端ではないこだわりを感じさせますね。
チャーシューは宮崎県産豚肉を使用、その他の具材も厳選されているようです。
これは、期待をかき立てられます。

 

これが「かま源スペシャル」だ!

かま源スペシャル

そうこうしているうちに、やってきました「かま源スペシャル」
写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、半分に切られた味付け玉子、チャーシュー、メンマ、白髪ねぎ、ほうれん草、のりがトッピングされています。
中央に盛られた白髪ねぎ、茶色くなっていますが、これはかつお節の粉がまぶされております。これが良い仕事している。

スープ

早速スープをいただいてみます。
色は薄からず濃からず透き通っていて、口に含むと鶏と昆布ののグルタミン酸、かつお節のイノシン酸、のバランスの取れた旨味が広がり、そこから馥郁としたかつお節の香りが立ち上る。醤油の塩分と野菜の甘みのバランスも良く、とげの無い優しい味わいながら、粗挽きの黒胡椒がぴりりと味を引き締めています。

写真はありませんが、麺はストレートの中細麺。
スープと良く絡み、もっちりした歯ごたえで小麦の旨味を感じる麺です。醤油らーめんに合うように調合されているようです。

チャーシューは薄切りですが、トロトロと柔らかく、玉子も半熟具合が見事で、スープの味を邪魔しない程度に味付けされていて美味し。

完食!

あっという間に完食!
カロリーや塩分気にしてスープ残す人も多いようですが、ラーメン屋が心血注いで作っているスープを残すなんて私にはできません。ラーメンの値段の大半は、スープに費やされているのですからね。
しかも、この「かま源」のスープ、無化調でとげとげしさが後に残らないので、飲み干すのに抵抗ありません。
ごちそうさまでした!

 

2日連続で取材したよ

中華そば

一日では全容をお伝えできないので、翌日は麺を語らせると止まらない我が麺師匠とともに再訪して、違うメニューをいただきました。
見事なまでの取材根性だ(自画自賛(^-^;)。

こちらは、「中華そば」(600円)。
これが基本なので、店の特徴が良く出る一杯。
スペシャルに比べてかつお節まぶしの白髪ねぎが無い分、かつおの香りは薄くなりますが、飲んだ後に食べるには最適な一杯と言えましょう。

我が師匠も、「これはいい!」と言っておりました。
ただ、「漬物が欲しい」という一言も。
何でも、都城の本店では自家製の漬物出しているらしいのですが、宮崎店はまだ漬物まで手が回らないので、出していないとのこと。今後に期待ですね。

塩らーめん

そして、私が食べた「塩ラーメン」(750円)。
ベースのスープと麺は醤油ラーメンと同じですが、塩だれなので色が醤油より薄く黄金色になっています。
焦がしねぎで風味と香りを加え、味付け玉子、チャーシュー、のり、水菜がトッピングされています。
醤油とはまた違った味わいで、これはこれで美味い。

 

若い店主が親父の味を受け継ぐ

店主の野口新伍さん

こちらが店主の野口新伍さん。
都城本店のご主人の息子さんです。宮崎店は、新伍さんご夫婦が切り盛りするということで、しばらくは様子をみながらの営業となるそうです。
開店は11時ですが、閉店時間、店休日とも今のところ未定。閉店は、だいたい20時から21時の間くらいかなということでした。

てげつーステッカーを貰っていただいたので、お店のどこかに貼ってあるかも。
もしこのステッカー見つけたら、写真付きでレポートしてね。

ともかく、豚骨系の多かった宮崎市内に、都城から満を持してやってきた本格醤油らーめん。
個人的にはリピート確定!
皆さんも是非どうぞ。
【かま源】
住所:宮崎市広島1-3-8
TEL/FAX:0985-73-8377
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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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