１１月上旬から色づきはじめた木々は、例年１１月下旬にかけて見頃をむかえます。宮崎には、日本の滝百選に選ばれた滝が４カ所あり、紅葉と滝が見事に調和した風情ある景色が望めます。
日本を代表する宮崎の滝の名所を紹介します。
宮崎紅葉ランキング１位！高千穂峡のなか「真名井の滝」
高い場所で約１００メートル、平均して８０ｍの断崖が約７キロメートルにわたって続く五箇瀬川峡谷「高千穂峡」は、国の名勝・天然記念物に指定されています。この断崖は、阿蘇山の火山活動によって噴き出た溶岩がかたまり浸食されてできたもの。
断崖はモミジやカエデなどで秋には赤く染まります。断崖の間を流れる透き通るような川の色とのコントラストが楽しめるため、写真家の間でも人気のスポットとなっています。
遊歩道に遊覧ボート！どちらも押さえたい
遊歩道の一部がバリアフリーになり車いすを利用しても「真名井の滝展望台」までスムーズに行けます。一方、遊覧ボートから見上げる滝は、迫力があり、１７ｍの高さから落ちる滝を近距離で体感できます。
遊歩道から眺める滝と、遊覧ボートで眺める滝、２つの楽しみがあります。紅葉と滝の神秘的な景観は、宮崎の秋の風物詩となっています。
概要
住所 高千穂町大字三田井御塩井
ボート受付時間 8：30～16：30(料金や運行時間は要問合せ。高千穂町観光協会0982-73-1213)
アクセス電車 JR延岡駅から車約50分 車 九州道松橋ICから国道218号経由約1時間30分 その他 宮交バスセンターから車約5分
天然記念物に指定 「関之尾滝」
幅４０ｍ、高さ１８ｍに及ぶ大滝と男滝女滝、３つの滝からなります。岩が小石で削られてできた関之尾の甌穴は最大の幅が８０ｍ、長さ６００ｍと世界的にも珍しく国の天然記念物に指定されています。
「関之尾滝」周辺も、秋になると色づきます。滝といえば、夏にライトアップされた滝が幻想的ですが、秋の滝も風情があります。
概要
住所 宮崎県都城市関之尾町6843-20
アクセス 滝のえき せきのおから歩いて約３０分
ダイナミックな自然を感じる 「むかばきの滝」
険しい登山道をのぼること３０分の位置にある幅３０㎝、高さ７７ｍのダイナミックな滝。一枚岩のような行縢山から流れる滝は迫力満点で、さらに登ると滝の下に行くことができ、水の量が多いときには、水飛沫が風にあおられ降りかかってくることもあります。
秋を目で楽しみながら、鶴見橋を渡るとむかばきの滝を遠望できます。
概要
住所宮崎県延岡市行縢町
アクセスJR日豊本線延岡駅から宮崎交通バス行縢山行きで27分、行縢山登山口下車、徒歩30分
世界でここにしかない花が咲く 「矢研の滝」
尾鈴山腹大小30余の滝群の中でも有名な滝として知られています。高さは７３ｍ、幅は３０ｍ。秋になると滝の両壁に「キバナノツキヌケホトトギス」が咲きます。
この花は、世界でここだけにしか存在しない名花です。珍しい花をはじめ秋の色彩と見事に調和した矢研の滝。滝の音に耳を傾けていると、心が洗われる思いがします。
概要
住所宮崎県児湯郡都農町川北
アクセスJR日豊本線都農駅からタクシーで1時間
よみがえる宮崎 日本の滝100選
全国の滝の数は、５００カ所を超えますが、宮崎には、日本の滝百選に登録されている滝が４カ所もあります。「紅葉と滝」それは、秋にしか感じることができません。目をとじれば、色鮮やかな秋の風景と、滝の音がきこえてくるような気がします。
「秋が訪れるたびに宮崎が恋しくなる。」神聖な場所の多い宮崎だからこそ、何度も足を運びたくなる不思議な魅力があるのかもしれません。
参考にさせていただいた記事、画像など
＠ニフティ旅行
ウォーカープラス
観光案内サイト きゃんよ
MAPPLE
日本の滝100選
画像引用１
画像引用２
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