宮崎産のマヒマヒ缶を備蓄して一石三鳥!? - 備蓄缶プロジェクト宮崎


備蓄缶プロジェクトへの展開

備蓄缶プロジェクトのスキーム
画像提供:(株)器

この「宮崎マヒマヒフレーク」缶を、そのままただ売るだけではなく、12個入りの箱にして、災害に備えた備蓄用の食品として販売するという「備蓄缶プロジェクト宮崎」としてまとめたのが、(株)器の素晴らしいところ。

「備蓄缶プロジェクト宮崎」は、上の図のようなスキームで、プロジェクトに賛同する企業に缶詰を買って非常用に備蓄してもらい、万が一災害が発生した場合は、(株)器が回収して、被災地に支援物資として送るというもの。

備蓄缶プロジェクトの箱
画像提供:(株)器

賛同企業については、「備蓄缶プロジェクト」のFacebookページWebサイトの両方に掲載されるほか、缶詰の入った箱には、賛同企業の名前が書けるようになっていて、企業のイメージアップにも一役。

もちろん、2年間の賞味期限内に災害が起こらなければ、そのまま企業の中で配布するなどして、美味しく食べていただければOK。

災害対策として食品の備蓄ができて、災害が他の地域で起これば社会貢献の一環として備蓄品の供出ができる。
しかも、回収に来てくれるので、賛同企業側としても負担が少なくて済む。
なかなかよく考えられたスキームです。

西立野社長と甫木元営業部長

(株)器としても、大手企業が作る缶詰には価格面ではとうてい太刀打ちできませんが、こうして付加価値をつけることでまとめて買っていただけるようになり、ばら売りするよりも効率が上がる上、2年ごとに繰り返し購入していただける固定客を作ることになります。

そして、たくさん売れることによって宮崎産のシイラ(マヒマヒ)の消費量が増えれば、漁師さんたちの収入も増え、宮崎の水産業の発展に貢献できるという、良いことづくめ。

開発に参加した高校生達も、食品の製造から販売に至る仕組みがリアルな場で勉強できた上に、それが様々な社会貢献につながるという成功体験が得られたので、大きな自信になったことでしょう。
学校としても、こうした企業とのコラボに前向きに取り組むきっかけができたのではないでしょうか。

 

非常時にはオイルランプにもなるって

この宮崎マヒマヒフレーク缶、非常時にはオイルランプにもなるらしいってことで、実際に試してみた方の動画がYouTubeに上がっていました。

点火してから2時間10分燃え続けて明かりを供給し、消えた後は食べることもできるんだそうです。
詳しくは、動画をご覧ください。

 

申し込みは、備蓄缶プロジェクト宮崎のWebサイトで

備蓄缶プロジェクト

いかがですか?
1箱2,400円の缶詰の購入が、いろんなところにプラスの効果をもたらす「備蓄缶プロジェクト」
あなたも職場に備蓄してみたくなったのではありませんか?

そんな方は、是非とも「備蓄缶プロジェクト宮崎」のWebサイトから、申し込んでみてください。

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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