宮崎人は日本一ウォーキングが好き!なのか?


ウォーキングをするシニア夫婦の後ろ姿
イメージ画像:Photo AC

このところ運動不足気味なので、ちょっとの距離ならなるべく歩くようにしているDiceです。
皆さんは日常的に運動してますか?

先日、「人間の無意識を、行動データで見える化する」事業を展開するレイ・フロンティア株式会社(本社:東京都)から、同社のライフログアプリ「SilentLog(サイレントログ)」で収集された歩行に関するデータが公表されたのですが、その中に気になる事実があったのでご紹介したいと思います。

目次

年代・地域別歩行速度調査

歩行速度調査
画像提供:レイ・フロンティア株式会社

調査は、2022年1月1日から12月31日までの1年間、47都道府県を対象に、日々の歩数や移動などの位置情報と写真を自動的に記録するアプリ「SilentLog」より収集されたデータを匿名化処理したもので、移動時間が30分以上のものを「ウォーキング」、30分未満のものを「歩行」として集計し、年代別、地域別の集計結果が公表されています。

宮崎県はウォーキングの距離と時間でW日本一!

ウォーキングの平均距離
画像:レイ・フロンティア株式会社提供データを著者加工

この調査結果によると、都道府県別のウォーキングの平均距離は、宮崎県が第1位、大分県が第2位で、ともに4km超え。
3位に佐賀県と、九州が上位を占める結果に。

歩行の平均距離
画像:レイ・フロンティア株式会社提供データを著者加工

一方、30分未満の「歩行」では、宮崎県は下から9番目。
上位は、東京を筆頭に公共交通機関の発達した都会が占める結果となっています。

平均ウォーキング時間
画像:レイ・フロンティア株式会社提供データを著者加工

ウォーキングの平均歩行時間でも、宮崎県は50分超えでナンバーワン!

宮崎は気候が温暖で晴天日数も多いし、自然の中で歩きたくなる遊歩道などもたくさんありますから、歩く環境としては恵まれていることは確かです。

宮崎は公共交通機関が発達していないので、必然的に長い距離を時間をかけて歩かざるを得ないという可能性もありますが、調査対象がスマホにライフログアプリを入れている人なので、やはり普段から歩くことを意識している人の中では、宮崎県人が最も長く歩いているということに間違いは無さそうです。

でも、本当に宮崎の人はみんな歩いてるの?

生活習慣病の原因となる行動
国民健康・栄養調査(平成28年)から筆者作成

以前、食べものと健康について調べていた時のデータを改めて引っ張り出してみたら、上のようなグラフが出てきました。
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」の2016(平成28)年の調査結果に、「歩数の平均値(20-64歳、性・地域ブロック別、年齢調整)」というのがあって、右端の赤丸で囲った部分は、その歩数を全国と宮崎県で比較したものなのですが、それによると、宮崎県は男女とも1日平均の歩数が全国平均よりかなり低いという結果になっています。

7年前のデータですから、この後改善されているかもしれませんが、歩く人は歩くけど、歩かない人は歩かないという構図は変わっていないのかもしれません。

そう言えば、4年前には宮崎には太っている人が多いという記事もありました。

健康でいるためには、食生活の改善と適度な運動が必要で、普段の生活の中で意識して長く歩くことは大切なんです。
皆さん、しっかり歩きましょうね。

宮崎オリジナルのウォーキングアプリ

SALKO
画像:SALKO公式サイトよりキャプチャ

宮崎県には、オリジナルのウォーキングアプリ「SALKO」があります。

iPhoneでもAndroidでも利用できるスマホアプリですが、毎年このアプリを使って、一定期間の合計歩数に応じて記念品がもらえる「SALKOチャレンジ」も行われていますので、まだ使ったことが無いという方は、是非このアプリを使って、毎日の歩数を記録してみてください。
記録すると、歩数を意識するようになって、歩行距離が自然と伸びてきますよ。

目標は、今より10分、約1,000歩多く歩くこと。
真のウオーキング日本一を目指して、みんなで歩きましょう!

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この記事を書いた人

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。
趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。
2020年4月に宮崎での7年間の単身赴任生活を終え、2022年3月まで東京・新宿にある宮崎県のアンテナショップを統括した後、さいころ株式会社を設立、同社代表取締役。
テゲツー!のアドバイザーで後見人的な人で、玄人受けするその記事にはファンも多い。

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