普段は、一日に2杯のコーヒーは欠かさない、珈琲党のDiceです。
先日の夜、イオンモールから青葉町方面に自転車を走らせていたら、何やら新しいお店がオープンしているのを発見したので、改めて訪ねてきました。
店の前の看板には「The Brilliant Coffee」の文字。珈琲店のようです。
早速中に入ってみました。
コンクリート打ちっ放しの躯体に、カウンターや棚など木製の調度品を配し、やや暗めながらも暖かみのあるライティングで、落ち着いた空間が広がっています。
入口を入って正面に高めの受付用カウンターがあり、そのすぐ左に販売用の豆が置かれています。
豆は量り売りで、この日は8種類がラインナップされていました。
ボードに書かれたお値段は、100g単位で税抜き。
豆のままはもちろん、お願いすればお好みのサイズで粉にも挽いていただけます。
その左側には、ウエイティング用のテーブル席。
豆を待っている間に、ここでコーヒーを飲むことも可能です。
入口のフロアから一段上がった奥にカウンターがあり、椅子が5脚置かれています。
隣との幅は割とゆったりめです。
カウンターには、電源用のコンセントも仕込まれていましたので、携帯の充電なんかも可能です。
混んでない時には、ノマドワークもできるかな?
カウンターの一番奥にある椅子に座わると、まずはお冷やが供されました。
口に含むと、かすかに柑橘系の風味があります。聞いてみたら、生のレモンを使ったレモン水とのこと。
こういう細かな気配りが嬉しいです。
一番奥の席の目の前には、ピカピカのローストマシンが鎮座しています。
結構大きな焙煎機で、店主の意気込みを感じさせます。
最近、宮崎でも自家焙煎のコーヒー店が増えてきましたね。
サードウェーブの流れは着実に来ています。
オーダーは、カウンターの前に置かれたメニュー板の中から選びます。
この日は、ブレンドが3種類に、選べる豆が5種類、うち2種類はオーガニックの豆です。
メニューには書かれていませんが、ラテにすることもできますということでした。
お子様連れにも配慮して、コーヒー以外にオレンジジュースとアップルジュースもあります。
それにしても、一番高いメニューでも380円(税抜)。安い!。嬉しいけど、採算取れるのかどうか心配になるくらいの安さですね。
私は、酸味が少なく苦みが立っているの特徴のマンデリン好きなので、迷わず「オーガニック・マンデリン」をお願いしました。
こちらは、オーダーしてから豆を挽き、ペーパーフィルターで1杯ずつハンドドリップするスタイルです。
真白い陶器のやや腰高な器にたっぷりめに注がれたマンデリン。
こちらのマンデリンは、スムースな質感、すっきりした味わいの中に、マンデリン本来の苦みが感じられ、フィニッシュでかすかな甘みとともに消えていく感じがして、非常に美味しくいただくことができました。
もう30年以上もマンデリンを飲み続けていますが、これまでのベストと言ってもいい味わいでした。素晴らしい。
店主の佐々木澄さんは、宮崎市内にある珈琲豆専門店で2年間修行した後、独立。
オーガニックフェスタなどイベントでの販売を経て、自分の店を持つことに。
縁があって、現在の場所に昨年12月11日に開店されたということで、開店から2ヶ月経過したばかりです。
お冷やにもコストかかっているし、コーヒー1杯の値段は安いしで、
「失礼ながら、この値段でやっていくのは大変ではありませんか?」
と伺ったところ、
「確かに大変ですが、毎日飲んでいただけるように、美味しいコーヒーをリーズナブルな値段で提供したいんです。」
と思いを語っていただきました。
お店を開くに当たって、カフェではなく喫茶店にしたい、人と人との繋がりを大事にしたいのでカウンター席は必ず用意しようと考えられたのだそうです。
初の訪問だったのに、コーヒーの馥郁たる香りに包まれながら、
「オーガニックの豆はばらつきがあるので、焙煎時に一粒ずつ選別をしているのですが、選別しすぎるとすっきりしすぎて面白くない味になるので、バランス取るのが難しいですよ。」
なんていう佐々木さんの奥深い話を伺いつつ、ゆったりと過ごすことがました。
わが家からも近いし、また美味しいコーヒー飲みに伺います!
。
【The Brilliant Coffee】
住所：宮崎市吉村町平塚甲1877-7 ⇨ マップ
TEL: 0985-72-9894
FAX: 0985-72-8939
営業時間：11時～20時
定休日：今のところ不定休
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