ひむか蹴球雑録Vol.1-2022年シーズンのテゲバジャーロ宮崎を振り返る

こん○○は。
ほとんどの人、はじめまして。今回から、テゲツーに参加するmarioと申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。

まずは、2022年10月21日に逝去された工藤 壮人選手のご冥福を改めてお祈りいたします。

テゲツー!の「中の人」から、
「サッカーに詳しくない人にも、テゲバジャーロ宮崎(以下、テゲバ)の頑張りが伝わる記事を書いてください」
というお題をいただき、
「わかりました!」
と二つ返事でお答えしたのが8月の終わり。もう3か月以上前のことです(戦き!)

ここまでひっぱって、本当にごめんなさい。これからがんばって書いていこうと思います。

ワールドカップで注目のサッカー

サッカーW杯カタール大会、ご覧になっていますか?
現地で観戦って人もいるでしょうけど、ほとんどの人はTVやネットの中継で、試合を追っかけてますよね。

この間、某スーパーでレジに並んでいたら、前に並んでいた高齢のお客さんとレジの方が、
「ドイツ戦最後まで観たら寝不足で」
「わたしもですよ」
などと会話していました。

「サッカー」「W杯」と言ったキーワード抜き。いきなり、「ドイツ戦」という言葉で会話が成立していることに、軽く衝撃を受けました。もしかしたらおふたりとも、むちゃくちゃサッカーに詳しい方だったのかもしれませんけどね。

優勝経験のあるドイツ、スペインと同じ組になり、下馬評(古い?)では悲観的な意見が多かった日本代表ですが、まさかの(失礼!)1位通過。スペイン戦後も、上記のような会話が、あちこちで交わされたんじゃないかなー。

その後、残念ながらベスト8を賭けたラウンド16で敗退でしたね。残念だけど、良くがんばった!!

それにしてもサッカーに注目が集まるのは、一サッカーファンとしてもうれしいこと。
スペイン戦での三笘 薫選手のアシストはミリ単位で判定するクセに、スローインやフリーキックの位置はけっこうアバウトだったりというところもあるサッカーという競技、なんかおもしろいじゃんと思いませんか。

地元チームにも目を向けて!

日本代表の応援が盛り上がり、サッカーという競技への関心が高まっている時期だからこそ、宮崎県内のサッカーチームにも是非、注目してほしいな。

その中でもまずは、Jリーグに所属しているクラブであるテゲバジャーロ宮崎(略称:テゲバ)。
プロリーグであるJリーグは、トップのJ1(18チーム)から、J2(22チーム)、J3(18チーム)まで3段階に分かれており、テゲバは2021年シーズンからJ3に所属しています。

テゲツー読者さんの中にも。同じ「テゲ」がついた存在として気になってるよーって方もいらっしゃるのでは?
おっと、「足しげくユニスタに通ってますよ。なんならアウェイにも」というコアサポ(“推しチーム”の応援に熱心なサポーター)さんも、もちろんいらっしゃることでしょうね。

僕自身はコアサポではありませんが、テゲバのJFL(日本フットボールリーグ)時代には、ちょくちょく“ゴール裏”(ゴールの後方にある応援団席)におじゃまして、一緒にチャント(応援歌)を歌ったりしていました。
なお、J3リーグに昇格した2021年シーズンからは記者席に座らせていただいてますのでゴール裏には行けてませんが、上からうらやましく眺めています。

ここでは、サッカーのことを良く知らない人にも、できるだけ知ってもらいたいなという意味を込めて書いていくので、コアサポさんには物足りないかもしれません。あらかじめ、ご了承いただけるとありがたいと同時に、愛のあるツッコミもお待ちしてます。

なお、テゲバの記事がほとんどになるけど、それ以外のサッカー情報、例えば、JFL所属のホンダロックSC(来季から名称が変わりそう)、なでしこ2部リーグに昇格するヴィアマテラス宮崎、九州リーグからJリーグ入りをめざすFC延岡AGATAやヴェロスクロノス都農なんかの話題も、機会があれば取り上げたいなと画策中です。情報もお待ちしてますよー。

今季のテゲバを振り返る

前置きが長くなりました。原稿をさぼっている間にシーズンも終わってしまいましたが、まずは今季のテゲバを振り返っておきましょう。

最終成績は、J3の18チーム中9位。極端にドベでもないし、優勝争いに食い込んでいる訳でもない。ぱっと見、地味な順位です。

昨季なんかJリーグ1年生だったのに、最終節まで優勝争いに絡むという躍進を遂げ、3位になったのに、今季はもう息切れなのか?

まー選手の大半が入れ替わったし監督も交代したことで、チームは一からのスタートとなったのは否めません。
でも、キャプテンの代 健司(だい けんじ)選手や攻守の要、千布 一輝(ちぶ かずき)選手、今季から10番を背負う徳永 裕大選手、W守護神(ゴールキーパー)の石井 健太選手と植田 峻佑(うえだ しゅんすけ)選手など、核となる選手は残りました。
チームスローガンとして掲げている“真摯”は、新加入の選手たちにもしっかりと受け継がれていたはず。

監督に就任したのは、髙﨑 康嗣(たかさき やすし)さん。
Jクラブの指揮は初めてだったけど、J1リーグで今、最も強いチームのひとつ、川崎フロンターレの育成世代(小学生から高校生まで)の指導に長く携わられていて、ワールドカップカタール大会の日本代表に選ばれた、田中 碧選手、板倉 滉選手、三笘 薫選手、久保 健英選手を育てた人でもあるのです。

理論派・戦術家であり、かつ「止める・蹴る」というサッカーの基礎の基礎にも一家言あり。

そんな指揮官が繰り広げる髙﨑サッカー、ワクワク感はありました。
“超攻撃サッカー”を標榜し、選手たちも「初めて経験するサッカー。頭も使うけどプレーするのが楽しい」と言ってましたしね。

初めは好調だったんですよね。第12節まではトップハーフである7位。首位との勝点差も9と、優勝も十分狙える位置にいました。

監督の唱えるコンセプトが、だんだんハマってくるかと思っていた矢先、選手たちのケガや新型コロナ感染が相次いで発生。監督ご自身も感染し、コーチの米田(めた)兼一郎さんが指揮を執った試合もありました。

そして、第12節のカターレ富山戦からは、7連敗を含む10戦勝ち星なしという泥沼も体験。

さらに、シーズンも終盤にさしかかった10月21日、今季新加入の元日本代表で、チームのエースとして活躍していた工藤 壮人(くどう まさと)選手の訃報がもたらされます。

上位チームの藤枝MYSC(今季2位となりJ2リーグ昇格)との対戦前夜、そのことを知らされたテゲバイレブン。気持ちとしては試合どころではなかったと思いますが、強豪相手に1-1と善戦。

代キャプテンも試合後、
「(工藤選手が)残してくれたものを、精一杯引き継いでやっていかないと」(Jリーグ公式サイトより引用)
と、決意を新たにします。

実は、10月に入って勢いを取り戻しつつあったテゲバ。
鹿児島ユナイテッド、いわきFC、FC岐阜、松本山雅といった優勝・昇格争いをしていたチームを次々に撃破し、昇格争いを最後まで盛り上げる立役者となったのでした。
10月9日の第28節から8戦負けなし、最後は4連勝でシーズンを終えます。最後まで良くがんばった(真摯!)

目標としていた3位以内には及ばなかったけど、テゲバというチームの存在を、J3リーグの他クラブやファン・サポーターたちに強く印象づけたシーズンでした。

来季のテゲバはどうなるの?

シーズンオフの現在、多くのファン・サポーターの関心事は来季がどんなチームになるのか。すでに髙﨑監督をはじめ、何人かの選手の退団も発表されました。

せっかく根付きはじめた“髙﨑サッカー”が未完成のまま終わるのは、とてもとても残念ですが、クラブにもクラブなりの事情があるのかなー(困惑)。

そこは、外からはなかなか見えない部分なのです。でも、監督はじめ、退団した選手のみなさんの今後の活躍も、しっかり見届けたいですね。

一方で、順天堂大学の青木 心(こころ)選手、福岡大学の永田 一真(かずま)選手、日章学園高校の金川 羅彌(きんかわ らいや)選手の入団と、U-18所属の新城 暖基(しんじょう はるき)選手のトップチーム昇格が内定しています(2022年12月5日現在)。

また、12月7日には松田 浩氏の新監督就任が発表されました。

これからも、契約更新や他チームへの移籍、新規加入などの発表が続くことでしょう。
ファン・サポーターだけではなく、メディアや、タイミングを見ながらリリースを出すクラブ広報さんのやきもきする日々が、春先まで続きそうです。

おわりに

今回は以上。ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

シーズンオフではありますが、テゲバを中心とした宮崎のサッカー情報を少しずつ書いていければなと思います。次回は、テゲバのホームであるユニリーバスタジアム新富(ユニスタ)について書こうかしらん。

あっ、どこかで見た人だ!

寄稿者:mario
鹿児島県生まれ宮崎県育ち。山口県で10年超を過ごし再び宮崎へ。
テゲバジャーロ宮崎のファン兼番記者 / フリーランスライター
人生に欠かせないものは音楽とお酒と活字と睡眠 / そしてお城めぐりは永遠のテーマ(最近、御城印・御朱印帳買いました) / 東日本大震災による広域避難者支援(きわめて微力ながら)

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宮崎てげてげ通信ライター(寄稿)

県内各地に散らばる寄稿者用の統一アカウントです。 宮崎県内の地元の人だからこそ知っているおすすめの「グルメ」「観光」情報を軸に、地域の安全安心につながる情報の提供にも取り組んでいきます。