「季楽 飫肥」の通りをはさんだ向かい側にある旧伊東家の利活用事業については、オーナーの本田清大さんが急用で参加できなくなったため、プロジェクトに関わっているパークデザイン株式会社の鬼束準三さんと、イーナプリンの森山忍さんの二人がプレゼン。
鬼束準三さんは、油津商店街を始め、日南市内のオシャレな店舗やオフィスのデザインを多く手掛けている、日南の今を作っているデザイナーのお一人。
旧伊東家は、建っていた古民家の傷みが激しかったため、いったん全部取り壊して、新しい部材を用いて再建築されるそうです。
鬼束さんとしては、元々の茅葺屋根の再現にチャレンジしたかったとのことですが、建築基準法による制限があって難しく、とりあえずは元の形を模した金属製の屋根になるとのこと。
元の家を解体して整地する工事が終わり、11月下旬から建築工事が始まりました。
そして、もう一人の森山忍さん。
日南市のご出身で、宮崎市でイーナプリンを経営されていますが、数年前から飫肥で出展のための物件を探されていて見つからず、2年前に油津商店街のコンテナハウスに出店。
1年前に(有)大清の本田清大さんから、飫肥の再生プロジェクトへの参加要請があり、最初は断わりましたが、再度の要請を受けて決意したとのこと。
「地元日南に一人でも多く雇用を増やしたい。
新しい価値を創造していくための店を作りたいと考えていますが、そのためには、地元のみなさんの協力が必要です。
具体的な内容については、これから作り上げていきますが、オープンしたら是非足を運んでください。」
と森山さん。
画像提供:パークデザイン株式会社
新しい伊東邸のオープンは、2018年春の予定ということですが、どんな飲食店になるのか楽しみですね。
後日、この日不在だった本田さんに追加取材したところ、伊東邸プロジェクトは、全体の運営を本田さんが自ら行い、森山さんがパティシエとしてバックアップする体制となったとのこと。
鬼束さんも含め三人のタッグで、どのような飲食店ができあがるのか、今後の動きについては改めて取材を行ってお伝えできればと思います。
続いては、旧小鹿倉家の利活用計画について。
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