崎田市長による総括

「JR九州の唐池会長は、観光列車の『海幸山幸』も手がけた方で、全国で引っ張りだこなのですが、毎回のように講演の1/3~1/4は飫肥の話をされます。
住んでいると気づかない、素晴らしいものがこの町にはあります。

『季楽』は、稼働率が徐々に上がり今では5〜6割の月も多いという話がありました。九州の旅館の平均が3割弱です。
食事無しで1泊1万5,000円なのですが、稼働率3割からのスタートで、次第に上がってきています。来てみると良さを感じてもらえるんです。

徳永君が飫肥に来て、小田切君が来て、プラスディーの小松君が来て、地元の若者達も感化されています。
彼らは、市の金は使っていません。使っているのは文化庁の金、予算を持ってきてやってくれています。そこが有り難いところです。

夜の過ごし方の話しもありましたが、この1~2年が勝負時。ここをしっかり乗り越えて行きたいと思っています。

これまで、保存している施設の庭の木の維持費に百数十万円かかっていましたが、利活用ができれば、これがいらなくなって、逆に市にお金が落ちるようになります。
市の税金は、福祉とか子どもの貧困対策とかに使わないといけないんです。
誤解されている方もいらっしゃるようですが、『季楽』の宿泊施設やプラスディーのオフィス、旧伊東邸の4棟の整備に、市の金は2,500万しか使っていません。投入された2億以上の事業費の1/10以下です。
日南市は、飫肥には10年で2億も使っていないんですが、彼らは2年で2億円を投下してくれまた。

飫肥の地域の皆さんが、これまで景観を守ってきていただいたからこそ、今の価値があります。保存会、泰平踊り、人力車を引いていただいている皆さんの力です。
これに民間の力を合わせることでさらに良くなります。

この事業で、若者が飫肥に住むようになることが目標です。飫肥で家族を養える給料を稼げるようにしたいと思っています。是非とも応援していただきたいです。」

 
以上、これでもかなり端折りましたが、報告会の全容をお届けしました。
徐々にその姿が見えつつある飫肥のまちなみ再生も、着実に進んでいるようで、今後のプロジェクトの進行が楽しみです。
テゲツー!でも、それぞれの施設やイベントについて、引き続きウオッチして、適宜レポートしたいと考えていますので、お楽しみに!!

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Dice

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。 2020年8月からテゲツー!のWebサイトの管理運営を引き受け、ライター兼編集長としてテゲツー!全般の面倒を看ています。 趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。