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ゆる薬膳+燻製セミナー+豚足王子と盛りだくさんな「薬膳ナイト! @宮崎」

燻製ニストによる「100均燻製セミナー」

続いて登場したのは、一般社団法人日本燻製協会代表で燻製ニスト佐藤暁子さん。
佐藤さんは、燻製好きが高じてOLから燻製バーを開業するに至り、その傍らで「燻製教室」など、燻製料理を社会に広める活動を行っていらっしゃいます。

この日は、カセットコンロと、100均ショップで手に入るボウルと金網を使って家庭で簡単にできる熱燻の作り方を実演していただきました。

作るのは、6Pチーズの燻製。
ボウルの底にアルミホイルを敷いて燻製用のチップをひとつかみのせ、網を入れてチーズを並べ、もうひとつのボウルで蓋をしたら、中火にかけます。

この状態でボウルとボウルの隙間からうっすらと煙が出てくるようになったら、弱火にして7分間燻煙し、火を止めて5~6分放置して完成!

出来上がりの画がありませんが、ほんのりと薫香のついたチーズは、ワインやウィスキーのおつまみに合いそうな仕上がりでした。

この熱燻に使うチーズは、カマンベールとかが入っているタイプは、熱で溶けやすくなるので、ごく普通のプロセスチーズが良いようです。

佐藤さんの指導のもと、この日Vin de Tableに用意されたのが、みやざきブランド推進本部の提供によるサツマイモ「宮崎紅」の燻製。
これがまた、意外な美味さ。燻製って、なかなか奥が深い。

燻製の作り方については、会場でも販売されていた、佐藤さんの近著『俺の燻製料理』(宝島社、1,400円+税)に詳しく記されています。

アウトドアだけではなく、特別な道具を使わずに家庭でも簡単に作ることができて、いつもの食材がちょっとした御馳走に変身する燻製。

そうそう、100均のボウル2個と金網、燻製用のチップ(2回分)のセットが、この日の参加者全員にプレゼントされたので、私もいただいて帰りました。

佐藤さんの本も購入したので、そのうちに本格的な燻製料理にも挑戦してみたいと思います。

 

豚足王子も参戦!

佐藤さんの燻製セミナーに続いて登場したのは、テゲツー!の記事にも何度か登場している、栗山ノーサン池田吉啓さん。

1年間に360tもの豚足を処理するという栗山ノーサンは、現在、新工場の整備中で、池田さんはそのプロジェクトの中心として大忙しの毎日みたいです。

この日も、池田さんが持ってきていただいた豚足や豚ハラミが、料理して供されましたが、人間の身体を構成するタンパク質(全体の16%)のうち3割がコラーゲンで、コラーゲンをたっぷり含む豚足を食べると本当に肌がつやつやになるのか、その信憑性が気になるところ。

池田さんはこれについて、
「これまでは、豚足のコラーゲンが一度分解されて人間の身体のために再生されるのはウソだと言われてきましたが、最新のドイツの研究では、加水分解コラーゲンの長期経口摂取は、皮膚の健康に有益な影響をもたらし、特に50歳以上の女性に効果が長続きするという成果も得られているんです。
ただし、コラーゲンの経口摂取の効果は1日しかないので、肌再生されるとされる28日程度の期間に毎日続ける必要があります。
毎日、コラーゲンにして5g摂るのが効果的です。」
という説明もしてくれました。

そして最後には、いつもながらの「豚足王子 いけっち」に変身して、ウクレレ片手に、オリジナルソングを疲労していただきました。

こうして、盛りだくさんな内容の「薬膳ナイト@宮崎」が閉幕を迎えましたが、有益な話を聞いて、美味しくかつ身体のためになる料理を食べ、最後に燻製キットのお土産までいただくという、超お得なイベントでした。

池田陽子さん、佐藤暁子さん、池田吉啓さん、それにVin de Tableと関係者の皆さん、ありがとうございました。

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Dice

2014年4月からテゲツー!ライターに参加。 2020年8月からテゲツー!のWebサイトの管理運営を引き受け、ライター兼編集長としてテゲツー!全般の面倒を看ています。 趣味は料理で、2016年からフードアナリスト、2018年からは冷や汁エバンジェリストとしても活動中。