こんにちは!みやざきブランドアンバサダーの牛島奈津子です。
宮崎県の初夏といえば、完熟マンゴーやゴーヤ、メヒカリなどが有名ですが、今最も熱い注目を集めているのが「生ライチ」です。
実は、国内で流通するライチの約99%が、海外産の冷凍品。
国内産の生ライチはわずか1%未満と言われていて、そのうち宮崎県産は約4割。
収穫期間も驚くほど短く、めったに出会えない、まさに〝幻のフルーツ〟なんです。
今回は、そんな希少な宮崎県産生ライチを主役にして、宮崎の旬の食材をふんだんに取り入れた「1日限りの特別なイタリアンブランチ」が開催されるというので、出かけてきました。
東京初開催ということもあって、行く前からワクワク胸が高鳴ります。
開催された場所は、東京・丸の内ビルディング(通称:丸ビル)の5階にあるイタリアンレストラン『ISOLA SMERALDA(イゾラスメラルダ)』。
当日は、プレミアムな味を求めて38人の熱気あるファンが集まりました。
まずは、入口で受け取った、爽やかな「ライチリキュール炭酸割り」のウェルカムドリンクで喉を潤しながら、主催者のご挨拶でスタート。
続いて、宮崎県の河野俊嗣知事が「宮崎県ライチ研究会」会長・森哲也さんの農園を訪れる動画も上映されました。
皮をむいた瞬間にしたたる果汁や、プルンとした乳白色の果肉が画面に映るたび、会場からは感嘆の声が上がっていました。
知事のチャーミングな被り物姿も、会場を大いに沸かせていました。
宮崎県産生ライチは、マンゴーに続く有望な果樹として、約20年前から栽培がスタート。
現在は、新富町や綾町、宮崎市など24戸の農家さんが育てていて、なんと生産量は日本一!
美味しく美しいライチの栽培にかける生産者さんの情熱が、短い動画からも伝わってきます。
生だからこそ堪能できる、溢れんばかりの果汁と華やかな香り、そんな旬のおいしさをギュッと詰め込んだ特別なコースがスタートします。
まずは、『五ヶ瀬ワイナリー』のスパークリングワイン「樹樹」(写真左)で乾杯!
生食用の「ナイアガラ」をつかって仕込まれたワインは、甘口のすっきりとした飲み口。
前菜には、上品な甘みの「宮崎ライチとモッツァレラのカプレーゼ」が登場しました。
カプレーゼのほかに、「みやざき地頭鶏(じとっこ)の自家製生ハム」や、宮崎特産の柑橘〝へべす〟をキュッと搾っていただく「スモークチョウザメのカルパッチョ」など、宮崎のおいしい食材がこれでもかと一皿に凝縮されています。
前菜のペアリングは、都城市にある『柳田酒造』の本格芋焼酎「千本桜」をベースにへべすと砕いたライチ、ブルーキュラソーを合わせた一杯。
すっきりとした味わいの中に、ライチのつぶつぶ感が弾け、鼻から抜ける香りがたまりません。
さらに今回のイベントでは、宮崎が誇るお酒とのペアリングも贅沢に楽しめました。
続いて運ばれてきたのは、「宮崎ライチとフレッシュトマトソースの冷製カッペリーニ」。
こちらは、『香月ワインズ』の白ワイン「綾トピア」とともにいただきます。
以前、宮崎野菜のプロデューサーの〝ライチ姫〟こと黒木さゆみさんから、「ライチとチーズは相性抜群」と伺っていましたが、まさにその通り!
ライチのみずみずしい甘さと生ハムの塩気が絶妙に絡み合う〝甘じょっぱさ〟は、一度食べたら忘れられない癖になるおいしさです。
生ライチのプルンとした食感も最高。
ピザは贅沢に「マルゲリータ」と「クワトロフォルマッジ」の2種類を『小林生駒高原葡萄工房』の白ワイン「IKOMA PLATEAU Premium 」と合わせて。
なんと「クワトロフォルマッジ」には贅沢にもライチがゴロゴロとトッピングされています。
驚いたのは、ピザ窯で焼き上げられた〝温かいライチ〟だったこと!
温めることで甘みがさらに引き立ち、濃厚なチーズや、宮崎の青島に移住したイタリア人養蜂家が作っているというハチミツのコクと見事に調和します。
大口で思い切りかぶりつく瞬間は、まさに至福のひとときでした。
そして、いよいよメインディッシュの「有田牛の炭火焼」。
ここではなんと、ライチをホワイトバルサミコソース仕立てにし、肉厚な有田牛ステーキと合わせるという初体験のスタイル。
ジューシーな有田牛を、ライチの爽やかな酸味と甘みでさっぱりと味わう絶品の一皿。
『都城ワイナリー』のカベルネソーヴィニヨン、山葡萄交配種、マスカットベーリーAで作られた深い味わいの赤ワイン「KUMASOTAKERU」が、お肉の旨味をさらに引き立てます。
添えられた焼きナスやカラーピーマン、ゴーヤときくらげのピクルスなど、宮崎の豊かな大地の恵みを五感で堪能し、「宮崎は本当に食材の宝庫だな」と改めて感動しました。
締めくくりを飾るデザートは、「マンゴーアイス」と「宮崎プレミアムライチとビアンコマンジャーレ」。
驚いたのは、ビアンコマンジャーレの上にトッピングされた具材。
なんとこれ、お砂糖で1時間半もじっくり煮詰めて作ったライチの“皮”なんです!
独特の食感とほのかな渋みが、ミルクの優しい甘さと絶妙にマッチしていました。
この感動的なコースを手掛けたのは、三股町出身の『ISOLA SMERALDA』の大田勇樹シェフ。
最初は「生のライチはそのまま食べるのが一番おいしのでは?」と思ったそうですが、「〝テロワール九州〟代表の八田淳シェフのアドバイスも受けながら、何度も試行錯誤を重ねて今日のお皿が完成した」と話していました。
大田シェフがハニカミながら「お味はいかがでしたか?」と客席に問いかけると、「最高でした!」という声とともに拍手が沸きおこりました。
「皮をむくなどしたら水分が出てしまうため、直前にしか仕込みができなかったり、味わいが繊細なため、塩味が中心の味付けでライチの味をなくさないようにしたりすることに苦労した」とのこと。
また、「色が白いため目立たないと思い、初めはライチに色を付けようと試行錯誤しました」とも話していました。
「ここ日本の中心・丸の内で初めての全国に向けてのPRができたことは嬉しかった」とも。
そして、今回の食材の手配に一役買った八田淳シェフは、延岡市出身で、現在は宮崎市にある「Bistro食堂マルハチ」のオーナーシェフでもあります。
この前日に、東京の料理人やメディア向けの生ライチ試食会が開かれたそうなのですが、その場で取り扱いたいというシェフ達が何人もいて、確かな手応えを感じたのだそうです。
生ライチに限らず、宮崎産の食材のポテンシャルは高いので、そのクオリティに応じた価格で売れるように、〝テロワール九州〟としても頑張って行きたいと話されていました。
今の季節、そして日本の一握りの場所でしか味わえない、宮崎県産プレミアム生ライチ。皆さんも見かけた際はぜひ手にとって、あのみずみずしい“感動体験”を味わってみてくださいね!