画像引用元:みやざきブランド推進本部
宮崎県が日本一のものっていろいろありますが、きゅうりの生産量もそのうちのひとつ。温暖で日射量に恵まれた宮崎では、年間を通してきゅうりが生産されており、特に冬春期の生産量は、全国シェアの20%程度を占めるほどなのだそうです。
みやざきブランド推進本部では、収穫時に1度だけしかきゅうりに触れない「みやざきワンタッチきゅうり」をブランド認定して、他産地のきゅうりとの差別化を図り、全国に売り込んでいます。
しかし、皆さんはきゅうりをどのようにして食べていますか?
サラダ?、漬け物?、宮崎だと冷や汁?、意外と思いつくレシピは少ないのではないでしょうか?
そこで、日本一の宮崎のきゅうりをもっと食べていただくために、こんなメニューがあるよと披露するパーティー、通称「きゅりパー」が開催されたので、潜入取材してきました。
「きゅりパー」の会場になったのは、コンフォートダイナー・グループの旗艦店「みやざき晴夜」。
まずは、(株)コンフォートダイナーの副社長・竹井倫世さんがご挨拶。先日のインナービューティーランチの時もお世話になりました。
今回は、きゅうりの被り物をつけての登場という力の入れよう。さすがです。
レシピのコーディネートは、カテナ株式会社の代表取締役で、みやざきブランドマーケティングアドバイザーを務める宮田理恵さん。
この半年きゅうりを食べ続け、一生分のきゅうりを食べてのではないかと言うほど、メニュー開発に打ち込んで来られたそうです。
そして、宮崎県農業連携推進課ブランド・流通対策室の深田直彦さん。
この日も裏方でしっかりと仕事をしていましたが、みやざきブランドの推進のために、公私を問わず情報発信に努めています。
この3人を中心に、他にもたくさんの方がプロジェクトに参加して、様々なメニューができあがったのだとか。楽しみです。
席についてまず驚いたのが、テーブルの上に置かれたお冷やの入ったピッチャー。
ピーラーで縦に薄切りにしたきゅうりと、スライスしたレモンが入れられています。
きゅうりは、ミネラルやビタミン類がバランス良く含まれているヘルシー野菜で、体内から塩分を排出するなどデトックス効果もあるとのことで、この「きゅうりデトックスウォーター」が用意されたのでした。
その「きゅうりデトックスウォーター」で乾杯して、宴がスタートしました。
それにしても、女子率高い。
ここから、提供されたきゅうり料理の数々をご紹介していきましょう。
大皿に盛られたオードブルは、手前が「きゅうりロール」、左と右が「きゅうりピンチョス」、奥が「きゅうりボート」。
「きゅうりロール」
ピーラーで薄切りにしたきゅうりで、モッツァレラチーズと栗山ノーサンの生ジャーキーがロール状に巻かれていました。
これは、巻く具材を変えるとバリエーションが出ます。スモークサーモンとかスライスチーズなども合いそうですね。
「きゅうりピンチョス」
1.5cmくらいの輪切りにしたきゅうりとピーラーで薄切りにしたきゅうりが、うずらの卵やミニトマト、茹でエビなどとともに美しく串に刺されていました。
基本のきゅうりはそのままで、具材を変えるといろいろ楽しめそうです。
「きゅうりボート」
縦半分に切ったきゅうりの種の部分を小さめのスプーンでくり抜き、そこにアボカド、ミニトマト、茹でエビ、モッツァレラチーズなどの具材がのせられ、バジルソースがかかっています。
これも、具材の変化が可能ですが、1本の長いままだと少し食べ辛かったので、食べやすい長さに切った方がいいかもしれません。
本来は、専用のスライサーできゅうりをヌードル状に細長く切り、パスタの代わりに皿に盛って、冷たくしたトマトソースをかける低糖質メニューなのですが、この時は、パスタがメインで、ヌードル状のきゅうりが少し混ぜてあるだけでしたので、普通の冷製パスタとあまり変わりがなかったのがちょっと残念。
完全糖質オフだったら、斬新だったのに。
続いては、「きゅうりピザ」。
ピーラーで薄切りにしたきゅうりを縦横に編むようにしたものを、焼きたてのピザの上にのせ、オリーブオイルを回しかけ、ピザカッターでカット。
もっちりかつクリスピーなピザ生地ときゅうりのシャキッとした食感、チーズの塩気がベストマッチです。
ピザではなく、バターたっぷりのトーストの上にのせ、黒胡椒をピリッと効かせるのも良いそうです。
次は、火を通したきゅうりの料理として、「きゅうりと豚の中華炒め」。
縦半分に切って8mmほどの厚めに斜め切りしたきゅうりに一度塩を軽くまぶして水出しし、豚肉と玉ネギをごま油で炒めて塩・胡椒・鶏がらスープの素、醤油、酒で味付けしたところに、カシューナッツとともに加えて更に炒めてできあがり。
しゃっきりしたきゅうりの食感と豚肉の甘みのある脂、カシューナッツのこくがよく合ってます。
炒め物が来たら次は揚げ物で、「きゅうりの唐揚げ」。
一口大の乱切りにしたきゅうりに塩少々を振ってしばらく置き、出てきた水分をよく切って片栗粉とをまぶし、170度くらいの温度でカラッと揚げたらできあがり。
今回のものは、衣にカレー粉も加えてありました。
きゅうりはには火がとおって少し柔らかくなっていますが、歯応えは残っており、甘みが立って、なかなか行けます。ビールのつまみにも良さそう。
最後のデザートして出されたのは、「きゅうりアイス」。
きゅうりを3mm角ほどのみじん切りにして塩少々をふり、5分ほど置いてキッチンペーパー等で水気を切り、バニラアイスと混ぜて凍らせたものです。
仕上げにオリーブオイルをかけるとまた美味とか。
これもまた、シャリシャリした食感が面白い。
以上の8品を食べ終えて、参加者による人気投票が行われました。
結果は、「きゅうりピザ」の圧勝!
続いて、「きゅうりロール」、「きゅうりと豚肉の中華炒め」の順になりました。
生だけではなく、炒めたり、揚げたり、凍らせたりと、様々な手法で料理できることがわかったので、これを参考に、参加者の皆さんも、いろんなアレンジを思いつかれたのではないでしょうか。
画像引用元:Cubic!
みやざきブランド推進本部では、みやざきブランド推進本部が、YouTubeチャンネルとFacebookページ「Cubic!」で、きゅうりを使った料理のレシピを、一品ずつ短い動画で公開しています。
今回ご紹介した料理の作り方も見ることができますので、是非参考にしていただき、きゅうりをたくさん食べて、ますます健康になってくださいね!